蕎麦と音楽は似ている!?“オソバイオリニスト”ゆささんに聞く、蕎麦打ちの魅力


キュートな笑顔に小柄な身体、手に持つのはバイオリンと……蕎麦包丁?!


蕎麦をこよなく愛し、自分でも蕎麦を打ち、ライブでは自分で打ったウェルカム蕎麦を振る舞う“オソバイオリニスト”

として活動しているゆささん。どうしてバイオリンと蕎麦? 今回はゆささんの蕎麦打ちへの愛や思いを教えてもらいました。



お蕎麦屋さんの食べ歩きからはじまった、オソバイオリニストの道

オソバイオリニスト/ゆさ 「そばにいて」 Music Video

蕎麦をテーマにした曲「そばにいて」を歌うゆささん


ゆささんがお蕎麦に夢中になったきっかけは、街中で気軽にそばが食べれるチェーン店、まさかの「富士そば」。


元々はバイオリニストとして活動をしていたゆささんは、バイオリンを背負って移動中によく富士そばを食べていたそうです。「早い、安い、うまいというファーストフード感覚でした」と笑っていました。


ゆささんのブログにはおいしそうな蕎麦の画像がたくさん! こちらは栃木県足利市にある蕎麦屋「山」の玄蕎麦。お昼過ぎには完売してしまうことも!

 提供 ゆさそば日記


お蕎麦にハマってから、食べたお蕎麦をSNSにアップしていたところ、“女性バイオリニスト×蕎麦”というギャップがよかったのか、幅広い年齢層の方から反応をいただくようになったのだとか。ライブに来てくれるみんなにも美味しい蕎麦を食べてもらいたいという気持ちから、蕎麦打ちへと広がっていったそう。

蕎麦打ちはバイオリンと似てる……修行みたいな時間です


ゆささんにとっては、蕎麦打ちはバイオリンに似ているのだそうで「どっちも修行みたい」と話します。


決して簡単ではない蕎麦打ちですが、キレイに打てると嬉しいし、それを「美味しい」と食べてくれる人の顔をみるとさらに嬉しい。だから次はもっと上手に打ちたいと思う。音楽も同じで、上手に弾きたい、誰かに聞いてもらえるようになりたいから頑張れる。言われてみると、本質的な部分は似ているかもしれません。

ライブでバイオリンを弾くゆささん

 出典  Funmee!!編集部


「蕎麦打ちは、楽しむというよりストイックに技を磨いていく感じです。打ち手の性格がでるので、自分を試されているような気分になります。自分を知れるツールです」と語ってくれました。

大切なのはリズム感。EDMを聴きながらの蕎麦打ちがおすすめ!


毎回苦労されるのは「水まわし」。そば粉と小麦粉と水を混ぜる工程のことですが、そば粉の種類やその日の天候、湿度、気温によっても最適な水の分量が変わるんだそう。たったひと振りの水を足してしまったがために失敗することもあるそうで、「まだまだです」と苦笑い。


水を足すかどうかは、おもに手で触ったときに感覚や湿り気具合などから判断するそうで、ゆささんは「蕎麦との対話」と表現していました。想像するだけでも繊細な作業なのがわかります。



ライブ時は蕎麦打ちのパフォーマンスも! できあがった蕎麦はファンに振舞う

 出典  Funmee!!編集部


すごく小柄な女性なのでお会いしたときから「蕎麦打ちをする力はどこから出てくるの?」と不思議だったのですが、蕎麦打ちは力ではなく身体の使い方が大事なのだそう。


「水まわしにも一定のリズムがあって、手だけではなく足腰も使うんです。切るのも同じで、蕎麦打ちではリズム感が大事だと思っています」と、ゆささん。音楽で培ったリズム感がいかされているんでしょうね。EDM系の音楽をかけながら打つと上手にできるそうです。



蕎麦に恩返しがしたい! 日本の蕎麦文化を海外へ

大好きなお蕎麦を見て、うっとり……

 出典  Funmee!!編集部


知れば知るほど奥深い蕎麦の世界。ゆささんも「やってみたいことがどんどん増えていく」んだそうですが、まっさきに話してくれた夢は「海外に蕎麦を広めること」。


蕎麦のおかげで色々な人に出会えた。自分の音楽を聞いてくれ人も増えた。たくさんの新しい発見があった。なによりも自分が変われた。


ゆささんにとって、蕎麦そして蕎麦打ちはかけがえのないもの。だからこそ、応援団のような立ち位置でお蕎麦屋さんや日本の蕎麦文化のために何かしたいと強く思うのだそう。「私は蕎麦に感謝しているんです。だから恩返しをできればいいなって思います」と笑顔で語っていました。




■プロフィール

ゆささん

麺タメ!そば打ち講師/蕎麦ソムリエ/麦鑑定士2級/素人そば打ち二段位

バイオリンバンド「ゆさそば」のメンバー。「蕎麦+音楽」という異色の組み合わせで活動する“オソバイオリニスト”。ライブでは音楽にあわせた蕎麦打ちのパフォーマンスや、そばをイメージしたオリジナル曲の演奏を披露。音楽ファンだけでなく、蕎麦好きからも注目される。



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文:荒木翔子(Shoko Araki)

写真:鳥居健次郎(Kenjiro Torii)



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Funmee!!編集部

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