『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、集めずにはいられない!グッズのトリコ。


青春時代に出会った映画にハマり続けている人を通して、あの頃の熱狂と、いまなお楽しい理由を伺い、その映画が持つ魅力に迫ります。


映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』コレクターとして知られるBassey(バッシー)さんに、秘蔵のコレクションを見せていただきながら、映画の面白さについても語っていただきました。



デロリアンをはじめとしたオモチャや映画に出てきたアイテム、関連書籍、ファンが作ったクッションなど多彩なアイテムをコレクション

デロリアンをはじめとしたオモチャや映画に出てきたアイテム、関連書籍、ファンが作ったクッションなど多彩なアイテムをコレクション

 出典  Funmee!!編集部


―― すごい、これ全部がコレクションなんですか?


はい、そうです。デロリアンが好きなので、デロリアングッズが多いです。海外のオークションサイトをよく利用します。競り落として手元に届いても、基本は箱を空けず未開封のまま。集めること自体が楽しいんですよ。


最近はパート1でドクが履いていたナイキの「バンダル」というオレンジ色のスニーカーの復刻版を、保存用を含めて2足買いましたが、結局履いていません(笑)。ツイッターなどでスニーカーの再販を知ってコレクター魂が刺激されまして……。「自分が知らない物がまだあるんだ」という発見が日々あって楽しいです。


情報源はツイッターとフェイスブックがメインかな。



対面の壁にもグッズがところ狭しと飾られている

対面の壁にもグッズがところ狭しと飾られている

 出典  Funmee!!編集部


―― 映画との出会いはいつでしたか


『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を見たのは中学1年、13歳のとき。三宅裕司さんがドク、織田裕二さんがマーティの吹き替えをして、いまでは“Wユージ版”と呼ばれている放送をテレビで見たんです。デロリアンが青い閃光を放ちながら時空を超えるシーンに、それはもう痺れました!


興奮して、映画を見た翌日の学校で、クラスの女子に「昨日の映画観た?」と聞きました。でも反応が薄かったので、「自分だけ盛り上がったのかな?」と切ない温度差を感じたことをよく覚えています(笑)。




―― 最初に入手したアイテムは


ネコの時計「キットキャットクロック」です。これはパート1の冒頭でドクの研究室にかかっている時計のひとつです。



キットキャットクロック。ネコの大きな瞳が左右に動く。右のイラストは知人のグッズショップの方にいただいた手作り品。パート1に登場する時計にぶら下がるドクから図案化したものなのだとか

キットキャットクロック。ネコの大きな瞳が左右に動く。右のイラストは知人のグッズショップの方にいただいた手作り品。パート1に登場する時計にぶら下がるドクから図案化したものなのだとか

 出典  Funmee!!編集部


高校生のときに、初めてもらったバイト代で買いました。といっても買えたのは復刻版です。映画に登場する当時の物はkit catの文字がなくて、ヒゲなどの線が細いんですよ。


時計を皮切りに一つひとつ集めていき、気付けば数え切れないほどになっていました。いま住んでいる部屋だけでは置き切れず、パート1の最初の方でマーティが弾いていたギターといった大きい物は実家に保管しています。



『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンはパート1、2、3で特徴が異なり、さらに複数のオモチャメーカーから発売されている。そのなかでもお気に入りなのがコレ

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンはパート1、2、3で特徴が異なり、さらに複数のオモチャメーカーから発売されている。そのなかでもお気に入りなのがコレ

 出典  Funmee!!編集部


―― タイムマシーンとなったデロリアンがこんなにたくさん!


はい。やっぱりカッコいいですよね、デロリアン。最初に買ったのはコレ、Sun Starの物です。映画のなかでもセリフにありますが、デロリアンはステンレスボディが特徴のクルマで、コレのボディは照り方が金属っぽいでしょう? そこが気に入っています。


デロリアンのグッズはミニカーや、パート1、2、3それぞれのモデルカーといった具合に、本当にたくさん発売されていますが、このSun Star製が一番好きですね。




パート1、2、3はどれも同じくらい好きです。でも強いて一番をいうなら2。


当初パート1のみ制作され、大ヒットしたことから製作された作品にもかかわらず、作品としてのクオリティは上がっています。ぜひ観て欲しいのは、パート1の映像をうまく使っているシーン。作り手たちが創意工夫したところに惹かれます。




―― タイムトラベルの物語だからか、時計のグッズも多いようですね。


これはドクがパート1で右手につけている腕時計SEIKO「トレーニングタイマー A826」。日本製ですね。2015年に入手しました。



パート1のタイムマシーンをテストするシーンでドクの右手に。本体から伸びる線はストップウォッチのスイッチ

パート1のタイムマシーンをテストするシーンでドクの右手に。本体から伸びる線はストップウォッチのスイッチ

 出典  Funmee!!編集部


2015年はファンにとってのメモリアルイヤーで盛り上がった年だったんですよ。何せ1985年のマーティが飛んだ30年後の未来の年でしたから。


いままで世に出回らなかったグッズが、大量にオークションサイトに出回りました。「この機会を逃したらもう手に入らない!」と思ったんでついいろいろと……。金欠になってカップラーメンだけでしのぐ月もありました(笑)。



パート1でマーティの部屋にあるパナソニックの目覚まし時計。知り合いのグッズショップにあった物を譲ってもらった

パート1でマーティの部屋にあるパナソニックの目覚まし時計。知り合いのグッズショップにあった物を譲ってもらった

 出典  Funmee!!編集部

左の置時計はパート1の冒頭でドクの研究室にあるもの。真ん中の腕時計2本はマーティが愛用していたCASIO「CA-50」の1985年頃の物と現行品。右はドクが使っていたストップウォッチ

左の置時計はパート1の冒頭でドクの研究室にあるもの。真ん中の腕時計2本はマーティが愛用していたCASIO「CA-50」の1985年頃の物と現行品。右はドクが使っていたストップウォッチ

 出典  Funmee!!編集部


―― 最後に教えてください。なぜ、ずっと好きでいられるのでしょうか?


うーん、僕はかなり飽きっぽい性格なんです。昔はゲームにはまったこともあったんですが、やりすぎて飽きたと思ってからは、ほとんどやっていません。でもなぜか『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はどんなにのめり込んで、時間をかけても飽きないんですよ。


もしかしたら飽きないのは、終わりがないからかもしれませんね。グッズだっていまだに新しい商品が出続けているし、ファンも熱い人ばかりですし、まだ本物のデロリアンも手に入れてない(笑)。



壁に貼られたミニカーたちも掘り出し物。左にあるのはマーティが憧れたトヨタのピックアップトラック

壁に貼られたミニカーたちも掘り出し物。左にあるのはマーティが憧れたトヨタのピックアップトラック

 出典  Funmee!!編集部


映画の本編だって何度観ても、見落としているところがあって、公開から30年以上たちましたが、まだ発見がありますから。


パート1は当初、別の俳優で撮影され、途中からマイケル・J・フォックスに交代したことは、割とよく知られている話です。よく観ると所々で前の俳優で撮影したシーンがそのまま使われていたりするんです。カフェでビフを殴る瞬間とか。


小ネタが眠っていることを考えては見返します。何度も、何度も。どこで終わりにすればいいのか分からない(笑)。たぶんこれからもずっと。




→後編にto be continued




■プロフィール

Bassey(バッシー)さん


映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』コレクター。映画にまつわるオモチャや登場するアイテム、関連書籍やサインなどを収集。自身のインスタで集めたアイテムの紹介や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にまつわる情報発信も行なっている。



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文:本山光(Hikaru Motoyama)

写真:山平敦史(Atsushi Yamahira)



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Funmee!!編集部

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