自然に向き合い、一部になる。フライフィッシングで本当の自分を取り戻しに行ってきた

こんにちは、のっちです。先日世界17カ国の旅から戻ってきました! Funmee!!さんでは「世界パン旅」という旅の様子をその国のパンを通じて紹介する、という企画をやらせていただいていました。


帰国後、せっせと荷ほどきをする最中、Funmme!!の編集部から一通の連絡が。



Funmme編集部「のっちさん、おかえりなさい。帰ってきてさっそくなんですけど、また取材に行ってもらませんか?」


のっち「わーい!やったー! もしかして今度は国内のパン旅ですか?(ワクワク)」


Funmme編集部「いいえ、釣りです。のっちさんにはフライフィッシングの取材に行ってほしくて。いつも忙しそうで、せっかちなのっちさんには釣りで、本当の自分を取り戻してきてほしい!


……えっ。


固まるわたしに何事もなかったかのように日程と行き先を告げる編集部。


……なるほど。もしかしたら私は、自分でも気づかないうちに「偽りの自分」を演じてしまっていた。そういうことなのか。


これは何としても、釣りを通じて本来の私を取り戻さなくてはなるまい。

 出典  Funmee!!編集部


はじめての釣りですが、エサで虫を使わないフライフィッシングを体験することになりました。


今回自分を取り戻すためのお手伝いをしてくれるのは、農園コンサルタントの宮原さんです。

 出典  Funmee!!編集部


宮原 悠

農園コンサルタント、醗酵クリエイター。農業の楽しさや食の大切さを伝えるため、さまざまな貸し農園や観光農園をプロデュースする農園クリエイター。外遊びにも精通し、キャンプ、自転車、釣りやハンティングまで、自然を楽しむオールラウンダー。



1.道具を揃える

 出典  Funmee!!編集部


宮原さん「まず道具を紹介するね。フライフィッシングに使用する道具は、ロッド、リール、バッキングライン、ライン、リーダー、ティペット……といろいろあるんだけど、大きな特徴は、フライ(毛ばり)を使用することです」


 出典  Funmee!!編集部


宮原さん「このケースに入ってるのがフライね」


のっち「え、めっちゃ可愛いですね。はじめてでも、こんな感じのエサなら触れる! しかも、ピアス入れにしたいレベルで可愛い。買おう(テンションが上がる)」


 出典  Funmee!!編集部


この可愛らしいフライを、こんな風に釣り糸の先っぽにつけて使用します。


フライにはドライタイプとウェットタイプがあり、そのときの魚の状況や季節などで使い分けます。


今回は水に沈むウェットタイプで、やってみることにしました!

2.キャスト(投げる)の練習をしよう

 出典  Funmee!!編集部


宮原さん「フライがついたら、今度は実際に投げる練習をしていくよ。”投げる” は釣りの用語でキャストと言って、こうして実際に投げることを”フライキャスティング” と呼びます」


のっち「メモメモ」


宮原さん「ちょっと説明しながら一旦やってみるので見ててね。まずは真っ直ぐ飛ばしてみよう」



のっち「わかりました(食い入るように見つめる)」



 出典  Funmee!!編集部


宮原さん「基本的にフライキャスティングは、ロッドを前後に振って距離を伸ばしていくんだ。まずはまっすぐ飛ばす練習をしよう。ロッドとフライラインの重さを使わないと前に飛んでいかないんだ。ロッドを握らない方の手は、ラインを軽く握って脇を締める感じで構えてね。次にロッドを真上より少し後ろに跳ね上げて、遠方に振り下ろす。そうすると反発力を得てラインが思い通りの方向に飛ぶよ。このとき一番気を付けたいのは手首を返さないこと。手首を返しちゃうとラインは思うように飛ばないから気をつけてね。……ほら! あの水のライン見える? あそこらへんに落として、こういうラインで流れていくと……めっちゃ良い感じでしょ? ああこれは……絶対食いつくなぁ……」


 出典  Funmee!!編集部


なるほど。


つまり百聞は一見にしかず 、習うより馴れろ。ということですね。



 出典  Funmee!!編集部


そうこうしているうちに、あっさりと釣れる宮原さん。


「あの流れはよかったなあ」と笑顔で釣れたばかりのブルックトラウトを見せてくれました。さすが先生です。



3.実際に体験してみる

 出典  Funmee!!編集部


宮原さんが温かい目で見守る中、たくさんの不安を胸にわたしもまずは第1投。


のっち:「そーれい!(びよよよ〜ん)」



 出典  Funmee!!編集部


前に投げたはずの糸は後ろの岩を見事ダイレクトに捉え、ぐちゃぐちゃに絡まりました。


のっち「え……まず水にすら届かないんですけど(笑)」


宮原さん「大丈夫大丈夫。最初はみんなそんな感じ。何度かやってるあいだに投げられるようになるから」


 出典  Funmee!!編集部


その後格闘すること約30分ほど。宮原さんのおかげでやっと前に飛ぶようになりました。


のっち「うう……これだけやってもやっと前に飛ぶようになっただけだなんて……。釣りってただ投げて立ってるだけで良いんでしょって思ってました……。正直なめてました。狙ったところに投げるのも大変だし、意外に体力も使うし、こりゃ大変だ……!」



4. 自分がまるごと自然の一部になる

 出典  Funmee!!編集部


肉眼ではニジマスをこんなにたくさん捉えることができるのに、この1時間全く釣れる様子がありません。



のっち「ところで宮原さん、全然釣れる様子がないです。魚、ちらりともこちらを見ません」


宮原さん「のっち、もしかして魚を釣ろう釣ろうってそればっかり考えてない?」


のっち「え、あ、はい。だって釣れなきゃ面白くないじゃないですか」



 出典  Funmee!!編集部


宮原さん「違うよ〜! 釣りは、釣れないその時間もまるごと楽しまないと!


のっち「釣れない時間も楽しむ……」


宮原さん「そうそう。普段日常生活で心が空っぽになることってなかなかないでしょ? 釣りはそれができる貴重な瞬間なんだよ。釣ろう釣ろうとしないで、心を無心にする。いかに自分が自然の一部になるか。余計なことをぐちゃぐちゃ考えてると、そういう邪念みたいなものが魚にも伝わっちゃうんだよ」



 出典  Funmee!!編集部


のっち「うえええ難しい……。釣ろうとせずに待ち構えて、でも釣る……んですね?」


宮原さん「まあ、とりあえず何も考えず力を抜いてやってごらん」

 出典  Funmee!!編集部


そんなアドバイスを受けつつ、もう一度魚と向き合うわたし。


そう改めて意識してみると、水のサラサラ流れる音や、鳥の鳴き声が聞こえてきます。


ゆっくり自分と向き合うための時間。そうか、釣りって「魚を釣ること」だけが目的ではないのかもしれない。




バシャバシャバシャ!



 出典  Funmee!!編集部


のっち:「はっ!?」



 出典  Funmee!!編集部


キタキタキタキタァ〜!!!!!



 出典  Funmee!!編集部


待つこと約1時間半、ぐんっと重くなる釣り竿についに!



 出典  Funmee!!編集部


わたしのもとに! ニジマスが!



 出典  Funmee!!編集部


やってきましたあああああ〜!!!



のっち「やったあああああ! 無心になれたかどうかはわからないけど、やったああああああ〜! めっちゃ嬉しい!!!」


宮原さん「まじか。本当に釣れた(笑)」


ついにニジマスをGETしてしまいました。



5.釣ったニジマスはその場でホイル焼きに

 出典  Funmee!!編集部


釣ったニジマスにプラスするのは、彩り豊かな野菜たちとバター、そして宮原さん自家製の塩こうじ! おいしいものをぎゅーっと詰めて、こんがり焼き上げます。



 出典  Funmee!!編集部


約30分後、こんがり焼きあがった「塩麹焼き」ができあがりました! バターのにおいがふわーんと広がります。



 出典  Funmee!!編集部


のっち「ふおおお!!!! 激 ウ マ ー ! ! ! 」



 出典  Funmee!!編集部


のっち「塩こうじが! ふわーっと旨味がにじみ出る感じが! たまらない〜〜〜」


宮原さん「自分で釣ったものをその場で食べるって、僕らは命をいただいて生きているんだなって改めて感じるよね。自然と同じ気持ちになって、自然から命をちょうだいして、いただく。最高だよね」


のっち「はい! めっちゃ良い体験になりました。……ところでわたし、これで本来の自分を取り戻せたんでしょうか・・・」



フライフィッシングの醍醐味は「自然の一部になれること」

 出典  Funmee!!編集部


穏やかな気持ちで、ただひたすら、自然と向き合う。


本当のわたしを取り戻せたか定かではありませんが、旅で疲れきっていたわたしを優しく癒してくれました。


それでは〜! 良きアウトドアライフを!



「自分を変えたい人こそアウトドアを始めてほしい」農園コンサルタント宮原悠さんに聞く自然の魅力

撮影協力 リヴァースポット早戸(http://www.hayatogawa.com/)

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Funmee!!ライター
古性 のっち

予算100万円で世界一周中のフリーライター / バックパッカー。
無類の牛乳好き。各国の牛乳パックを収集してはバックパックに詰め込む日々。
世界中の美味しいパンを求めてさまよっています。朝はごはん派です。
Twitter - @nocci_84

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