#22日産 パルサーセリエ・オーテックVer.(スペック編)
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【ヘンアイ国産自動車の会】︎

#22日産 パルサーセリエ・オーテックVer.(スペック編)


最近は路上で見かける機会も少なくなった、でも鮮烈に記憶に残る、少し変わった日本発のクルマたち。そんなクルマとの毎日を楽しんでいるオーナーさんに愛車の魅力を語ってもらう「ヘンアイ国産自動車の会」。 日産 パルサーセリエ・オーテックVer.は、メーカーが販売するチューニングモデルという変わった1台です。



派手な外装なのにディーラー販売モデル


今回紹介するクルマの正式名称は、1996年式日産 パルサーセリエ・オーテックバージョンという長い名前です。国内ではパルサーの名前を冠する最後のモデルとなるN15型をベースに、オーテックが製造した特別車両です。N15パルサーは4ドアセダンと3ドアハッチバックがラインナップされ、のちに5ドアハッチバックが追加されます。この3ドアモデルが「パルサーセリエ」と呼ばれました。一方、オーテックは、特装車などの生産を行なっている日産の子会社で、最近ではNISMOの各車両の生産も担当しています。



巨大なリアウイングですが、これも標準装備です
 出典  Funmee!!編集部
巨大なリアウイングですが、これも標準装備です


大きなフォグランプを備えた専用フロントバンパーと、リアルーフスポイラー、そしてサイドプロテクターなどがオーテックVer.の外観の大きな特徴です。まるでカスタムしたようですが、この状態のままディーラーで注文ができるれっきとしたカタログモデルです。ちなみに通常のパルサーセリエはクリアレンズですが、このオーテックVer.はオレンジのウインカーレンズを装着するもの大きな特徴です。




巨大フォグランプを備えたバンパーは、このクルマのアイコンにもなっています
 出典  Funmee!!編集部
巨大フォグランプを備えたバンパーは、このクルマのアイコンにもなっています

意外と地味なインテリア


派手な外観とは裏腹に、内装は驚くほどシンプルです。もともとパルサーは日産のミドルレンジを担うコンパクトカーです。そのためインテリアは奇をてらうことなく非常に実用的な作りです。これまでこの時代の日産車に乗った経験がある人なら、スイッチの配置などに迷うことはないでしょう。



メーター文字盤が白いのはオーテックVer.のみの専用品となります
 出典  Funmee!!編集部
メーター文字盤が白いのはオーテックVer.のみの専用品となります


シートやドアパネルは専用の柄でこちらもオーテックVer.のみの装備です。別段バケットシートを装備しているわけではなく、通常のシートが装着されています。おそらく競技参加者はシート交換が前提となるため、このような装備になったと思われます。




90年代の欧州車に良くあるパターンのファブリックシート柄はオーテックVer.専用装備です
 出典  Funmee!!編集部
90年代の欧州車に良くあるパターンのファブリックシート柄はオーテックVer.専用装備です

国内に設定のない2ℓエンジンを搭載


エンジンは国内に設定のない2ℓのSR20DE型直列4気筒ユニットが搭載されます。このエンジンは専用カムシャフトやエキゾーストマニフォールドなどを使ってチューニングされています。NAながら175馬力を発生し5速マニュアルとの組み合わせでキビキビ走ることが可能です。




エンジンはSR20DEを専用カムシャフトでさらにチューニングされています
 出典  Funmee!!編集部
エンジンはSR20DEを専用カムシャフトでさらにチューニングされています


驚くべきことは、マフラーも極太のフジツボ社製が標準装備である点です。フジツボといえばアフターマーケット製マフラーのメーカーとして有名です。これほどのカスタムとエンジンのチューニングが行われた状態で、ディーラーで注文できるこのクルマは、まさに異端児だったのです。



ステンレス製のこんな極太マフラーも標準装備です
 出典  Funmee!!編集部
ステンレス製のこんな極太マフラーも標準装備です


■プロフィール

奥山遼平さん

大学卒業前にこのクルマと出合い、以来5年間このレアモデルを通勤のアシとして愛用している奥山さん。教習車以来、最初のクルマがこれなので、マニュアルシフトも全く苦にならないという26歳。

 


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文&写真:勝村大輔(Daisuke Katsumura)



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2018年7月6日
Funmee!!編集部
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