家の中でも外でも、家族みんなで楽しめる鉄道模型の始め方


奥深いイメージの鉄道模型ですが、海外旅行で「かわいい!」と感じたものをお土産として買ってくる人も多いそう。


「もう少し本格的に始めてみたいけど、どうしたらいいの?」という人のために、『箱根模型工房クラフト』の坂本敬洋さんに、鉄道模型の始め方を聞いてきました!



鉄道模型を始めるなら、知っておきたいゲージの基礎知識


鉄道模型といっても、いろいろな大きさがあります。縮尺とゲージ(レールの幅)によって、用意するジオラマのサイズも変化するのです。


今回は目的別におすすめの大きさを教えてもらいました!



①最少の世界を創りだす『Zゲージ』

坂本さんも大好きな『Zゲージ』の世界

 出典  Funmee!!編集部


こちらは坂本さんがオリジナルで制作しているZゲージの路面電車です。なんと最小規格! 実際に私も手に持ってみたのですが、本当に小さくてかわいいんです。ドイツのメーカーであるメルクリンが開発したサイズと同じ、220分の1なんです。


坂本さんも「僕自身がZゲージで海外の風景を作るのが好き」とおっしゃっています。メンテナンスは大変ですが、このサイズの電車が動くのは感動!



坂本さんがオリジナルで制作している鉄道模型

 出典  Funmee!!編集部

②日本の電車が好きなから、『Nゲージ』からスタートすべし

『Nゲージ』の鉄道模型

 出典  Funmee!!編集部


日本でポピュラーなのはNゲージで、レールの間隔が9mmのもの。日本でお馴染みの新幹線、JRや私鉄の電車、特急電車、ディーゼル機関車など、たくさんの種類があります。家電量販店やショッピングモールでも入手可能です。



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坂本さんご自身は最小規格のZゲージが好きだそうですが、「電車をきちんと走らせて楽しみたいならNゲージの方が安定感がある」とのこと。なんでも電車を走らせるときはレールから電気をとるため、Zゲージだと電車とレールの接地面が小さく圧力も小さいことから接触不良が起こりやすいのだそうです。


ジオラマを作るのに必要な風景(山や川、建物や人など)もNゲージであれば豊富なので、住み慣れた街や故郷の風景を作ることもできますね。



③お庭やベランダ、屋外で『Gゲージ』を走らせて贅沢を味わう!

 出典  Funmee!!編集部


坂本さんのお店の庭で走っているのがGゲージ。これはもう大人でも感動するし興奮します! 私も別の国に迷い込んだ気分になりました。とはいえ、私たち一般人が作るのは正直大変で坂本さんも「オススメしない」と笑っていましたが(笑)



でも、お庭のガーデニングの間を走らせたりするくらいなら、私たちでもできますね。メーカーにはスターターキットが用意されているので、そこからスタートするのがよさそうです。レールとコントローラー、電車が3両くらいセットになっています。屋外用として販売されているのはGゲージだけだそうで、「メルクリンのものがいいよ」とおっしゃっていました。作りが頑丈でメンテナンス性にも優れているのだとか。



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少ない道具でOK!アナタも思い出の街を作ってみませんか?

 出典  Funmee!!編集部


坂本さんの模型作り愛用道具を拝見したのですが、意外と少なくてびっくり。カッター、ハサミ、ピンセット、ヤスリ、ルーペの5つがメインだそうです。ピンセットには磁石のつかないものや、定番のタミヤのピンセットも!



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やっぱり坂本さんは海外の電車がお好きなようで「内装もデザインもかっこいいんだよね、海外のは」と熱く語ってくれました。実際にお客様の中にも、「海外で見た電車がかわいくて旅行のお土産に電車の模型を買ってきた」「新婚旅行で訪れた思い出の場所を作りたい」という人も多いんだとか。



 出典  Funmee!!編集部

大切なのは「観察すること」


初心者が模型作りを始めるにあたって大事なことをお尋ねすると、「観察することです」と即答してくれた坂本さん。実際に箱根のお店の庭に鉄道庭園を作ったことで、模型作りの視野も広がったそうです。



 出典  Funmee!!編集部


「模型やミニチュアって主に合成樹脂を使って、いかに模していくかの戦いですよね。一方で、庭は自然と対話する要素があるんですよ。それが模型作りに戻ると生きてきます。いままではイメージで作っていた箇所が、実際の自然の中ではこんな感じになっていたよなって。作る気持ちが優しくなった……という感じかな?」


なるほど、深いですね。自然だけでなく、街の景色や人をしっかりと観察することで、坂本さんの作品のように時の流れを感じる模型ができるのだなと、妙に納得してしまいました。


置き物としてもかわいいし、走らせればもっと楽しい鉄道模型と庭園鉄道。模型やパーツを改造して、光らせたり動いたりさせることで、作る楽しみも見る楽しみも倍増します。大人の趣味にはうってつけかもしれません。




■プロフィール

坂本敬洋さん

有限会社クラフトサカモト企画

箱根模型工房クラフト、ガーデンレイルウェイ・カフェ主宰


広告制作会社をへて、模型制作を開始。現在は箱根で模型の企画・制作・販売を行う箱根模型工房クラフトを運営。オリジナルの模型も作成している。敷地内のお庭にはヨーロッパの景色の中に電車が走る庭園鉄道がある。カフェが併設されており、子供から大人までが楽しめる場所。



箱根模型工房クラフト

ガーデンレイルウェイ・カフェ

神奈川県足柄下郡箱根町仙石原567-23

TEL:0460-83-8881

営業:10:30~16:30

休み:平日(土日祝日のみ営業/HP営業カレンダーを要確認)



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文:荒木翔子(Shoko Araki)

写真:澤田聖司(Seiji Sawada)



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Funmee!!編集部

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