釣り
#29 遊びゴコロがおもしろい!ルアーフィッシングの「ソフトルアー」
【ザ・使い込んでる部】︎

#29 遊びゴコロがおもしろい!ルアーフィッシングの「ソフトルアー」


使い続けるのには理由がある。愛し続けられるのには想いがある。そんな趣味にまつわるこだわりの“私物”を紹介する「ザ・使い込んでる部」。

 

今回ご登場いただくのは、モバイルアプリのエンジニア、ユーザビリティコンサルタントの久松慎一さん。いまハマっている「マゴチのルアーフィッシング」で使うソフトルアーについて聞きました。



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海底に潜むマゴチとの駆け引きがおもしろい!

これがマゴチだ! 海底に平たい体を潜め、体の上についた目で通過する獲物を狙っている
 提供  久松慎一さん
これがマゴチだ! 海底に平たい体を潜め、体の上についた目で通過する獲物を狙っている


マゴチは普通エサで釣る魚なんですが、最近ルアーで釣る人も増えてきています。ルアーのマゴチ釣りはエサ釣りよりもダイレクトな駆け引きを楽しめるので、僕もここ数年、すっかりハマってしまっています。

 

この魚は水温の高い季節を除けば、ほぼ水深の深い海底に潜んでいて、たいてい船に乗って釣ります(夏なら浅場にやってくるマゴチもいるので堤防からも狙っています)。



オモリを手にして針にソフトルアーをセット。ソフトルアーの色や形は、海や天候の状況に合わせてセレクト
 出典  Funmee!!編集部
オモリを手にして針にソフトルアーをセット。ソフトルアーの色や形は、海や天候の状況に合わせてセレクト


そこで僕が使うのはソフトルアー(上の写真に写っている茶色いルアー)です。「テンヤ釣り」という江戸時代から日本に伝わる釣りのアレンジで、オモリと一体化した針にソフトルアーを装着します。

 

この仕掛けを海底近くまで沈め、泳ぐように移動させることでマゴチが釣れるのです。



自分流の改良を加えて、釣果アップ!


海釣りのシーバス、淡水のブラックバスといったルアーフィッシングは、すでによく研究されていて、完成度も高いです。多少自分でチューンアップできても、重心など大抵は設計されたまま使うものなんです。



マゴチを誘惑するためにソフトルアーと組み合わせる飾りのパーツに何を選ぶかも楽しみのひとつ
 出典  Funmee!!編集部
マゴチを誘惑するためにソフトルアーと組み合わせる飾りのパーツに何を選ぶかも楽しみのひとつ


その点、マゴチのルアーフィッシングはまだまだ始まったばかり。だからルアーも他の魚用を使っています。そこで僕は、ソフトルアーをハサミで切ってサイズを変えてみたり、ライターの火で少し炙って変形させて泳ぎのアクションに変化を加えてみたり……いろいろ工夫をしています。

 

実際にマゴチがどう反応するか。うまくいかない日もありますが、うまく行くことを想像しながらアレコレ試す時間もまた楽しいものなんです。



マゴチは焼けぼっくい!? 一時期離れていた釣り


子どもの頃から釣りが大好きで、学生時代は学校へ行く前に竿を持って野池でブラックバス、学校が終わればシーバスを釣りに河口へ向かう。さらにバイト先はルアー屋さんという暮らしを送っていて、まさに釣り一色でした。

 

ところが成長とともにアトピー性皮膚炎がひどくなってしまって。日焼けすると症状が悪化してしまい、ケアが大変だったんです。また、16歳で起業したことや大学の学業で忙しくなったことも重なり、一時期釣りから遠ざかっていました。



いまでは日焼けも気にせず釣りに出てしまうという久松さん
 出典  Funmee!!編集部
いまでは日焼けも気にせず釣りに出てしまうという久松さん


ところが数年前、仕事で一緒になった仲間のひとりが釣り好きとわかり、久々に釣りの話をしているうちに、どうしてもまた釣りがしたくなって、ふたりで堤防に通うようになりました。

 

初めはふたりでシーバスを狙っていましたが、より難易度の高いマゴチがおもしろそうと感じて転身。気づけばマゴチのルアーフィッシングにハマってしまいました。



「スリル」を求めて、よりエクストリームな釣りへ

使うのは極細のライン。強引な動きをすれば切れてしまう。細かな駆け引きが楽しくなるのだとか
 出典  Funmee!!編集部
使うのは極細のライン。強引な動きをすれば切れてしまう。細かな駆け引きが楽しくなるのだとか


僕はいろいろ試すのがおもしろいんです。だからルアーだけでなくラインを限りなく細くすることでよりスリリングに、また、ラインを巻くリールをやや小型のものを選ぶことでよりパワフルな駆け引きを楽しんでいます。

 

魚に針をかける「フッキング」にもおもしろさがあります。手応えがあった直後にフッキングするとマゴチにはかからず、かといってあまり喰わせてしまうとラインを歯で切られたりします。マゴチの喰い方は独特なので、そうしたタイミングを計る楽しみもありますね。



仕事のスキルを活かして、釣りをさらに楽しく


仕事でも使っていた3Dプリンタで、ルアーに組み合わせる飾りのパーツを自作したこともあります。まずは、3Dプリンタで使う材質が海水に耐えられるか実験して、問題なかったのでモデリング。これをフィールドで試したものの、結果は市販のものと特に変わりはなく、パーツを自作するのはやめました(笑)

 

そして本業のプログラミングスキルを活かして、釣果を左右する潮汐をiPhoneやApple Watchで見られるアプリ「TidalWatch」も作っちゃいました。釣れにくくなってきたなと思ってアプリを見ると、魚の食いが少なくなる潮が動いてない時間帯に入ってたといった具合です。



得意とするプログラミング技術を活かし、潮汐を手元で見られるようなiOSアプリを制作。釣りながらApple Watchでの確認もできる
 出典  Funmee!!編集部
得意とするプログラミング技術を活かし、潮汐を手元で見られるようなiOSアプリを制作。釣りながらApple Watchでの確認もできる


マゴチのルアーフィッシングって、海の上で楽しいのはもちろん、その結果を持ち帰っていろいろ想像して、準備して、そしてまた海へ向かうという研究も楽しんです。さらに、なんといってもとてもおいしい。持ち帰ったマゴチは捌いて、刺身、またはシンプルに塩焼きでいただきます。

 

研究しがいがあって、フィールドでも楽しめる、さらに食べておいしい! まだまだマゴチのルアーフィッシングは続いていきます。



マゴチだけでなく、タイやヒラメなど釣り上げた魚は軽量かつ保冷力も高いクーラーボックスへ。日帰りから1泊釣行まで対応。


■プロフィール

久松慎一さん

 

神奈川県出身。Web・モバイルアプリのエンジニア、ユーザビリティの設計などを行うコンサルタント。Webやアプリの制作のほか、そのスキルを活かした自著多数。

 

 

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文:井上綾乃(Ayano Inoue)

写真:内田年泰(Toshiyasu Uchida)



ロードバイク
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2018年3月12日
Funmee!!編集部
Funmee!!編集部

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