5分でわかるデジタル・ライカの魅力&最新バイヤーズガイド
カメラ
【カッコいい写真・カメラと撮影のキホン】︎

5分でわかるデジタル・ライカの魅力&最新バイヤーズガイド


創業100年を超えるドイツの光学機器メーカー「ライカ」。そのカメラは小型かつ堅牢なことで知られ、家庭から報道までさまざまなシーンで活躍してきました。

 

多くの写真ファンたちが憧れるライカの最新機種を紹介します。



憧れのライカ、その魅力は徹底的なコダワリ

すべてのライカの始まりとなる一台「ウル・ライカ」
 提供  ライカカメラジャパン
すべてのライカの始まりとなる一台「ウル・ライカ」


1914年にオスカー・バルナックが「ウル・ライカ」をこの世に送り出して以来、100年以上に渡ってカメラの王様として君臨するライカ。

 

35mm映画用フィルムを使った36×24mmの“ライカ判”と呼ばれるいわゆる35mmフォーマットは、カメラがデジタルになった現代でもスタンダードとして変わりません。

 

正面から見て極めてスクエアなシンプルなフォルム。ボディの左右の丸みはフィルムのパトローネ(缶)を包むギリギリのサイズ。このシンプルで計算され尽くしたボディは一つひとつ人の手で組み立てられ、機械式ライカはオーバーホールをしながら永く使い続けることができます。



フィルムカメラの道しるべとなった「ライカM3」
 提供  ライカカメラジャパン
フィルムカメラの道しるべとなった「ライカM3」


そんなボディにマウントされるのは、描写力に優れたライカレンズ。堅牢性にも優れ、M型ライカが誕生した当時のレンズでも、いまなお十分実用に耐えうるほど、ドイツ工業製品の鑑と言える存在がライカなのです。



オールラウンドに撮影できるデジタルカメラ「ライカM10」

「ライカM10」。M型ライカの特長を受け継ぐ一台です
 提供  ライカカメラジャパン
「ライカM10」。M型ライカの特長を受け継ぐ一台です


ライカM3から始まるM型ライカの最新モデルが「ライカM10」です。1954年に登場したライカM3以来、デジタルカメラとなった今でも、レンジファインダー(距離計連動式ファインダー)にMマウントのレンズが使えるなど、60年に渡るMシリーズの伝統と資産を受け継ぐデジタルカメラです。

 

背面に液晶モニターがあることから厚くなりがちなデジタルカメラのボディですが、ライカM10はフィルムカメラの「ライカM3」や「ライカM6」などとほとんど変わらず、オリジナルのM型ライカのフォルムを端正に表現しています。



'50年代に作り上げたMバヨネットマウントを備えているので、それ以来製造されたほぼすべてのMレンズを装着して撮影できます
 提供  ライカカメラジャパン
'50年代に作り上げたMバヨネットマウントを備えているので、それ以来製造されたほぼすべてのMレンズを装着して撮影できます


撮像素子(センサー)はもちろんライカ判の約36×24mmで、有効画素数は2,400万画素のCMOSセンサーを採用。レンズに付いた絞りとピントのリング、そしてボディのシャッタースピードとISO感度ダイヤルを使うことで、電源オフの状態でもこれらのパラメーターが設定できるなど、マニュアル操作にこだわったM型ライカの正統を自認するモデルです。




ライカM10

サイズ(幅×高さ×奥行き):約139 × 80 × 38.5 mm

重量:約660g(バッテリーを含む)



小さなボディで一緒に撮り歩く「ライカCL」、「ライカTL2」

「ライカCL」。気軽に持ち運び、簡単な操作で、優れた描写力を発揮する
 提供  ライカカメラジャパン
「ライカCL」。気軽に持ち運び、簡単な操作で、優れた描写力を発揮する


ライカLマウントを採用した、APS-Cミラーレスカメラが「ライカCL」と「ライカTL2」です。ライカCLはミラーがないミラーレスの特徴を生かし、M型ライカの前にあったバルナックライカにも通じるデザインが特徴。フラットな天面にシャッターボタンやダイヤルが並ぶ様は、まさにバルナックライカのようです。



「ライカTL2」。"Made In Germany"のクラフトマンシップが実現したデザイン
 提供  ライカカメラジャパン
「ライカTL2」。"Made In Germany"のクラフトマンシップが実現したデザイン


一方ライカTL2は同じマウントシステムを持つミラーレスでも、アルミの塊から削り出されたモノフォルムのボディや、背面全面を覆う大きなタッチパネルディスプレイなど、ヨーロッパのモダンデザインが個性的なカメラとなっています。

 

撮像素子はAPS-Cサイズで有効画素数2,424万画素のCMOSセンサーを搭載。マウントはライカLバヨネットマウントで、専用のTLレンズに加えて35mmフルサイズ用のSLレンズも使えるほか、L用アダプターを使うことでM型ライカのレンズ群を取り付けることもできます。




ライカCL

サイズ(幅×高さ×奥行き):約131 × 78 × 45 mm

重量:約403g(バッテリーを含む)

 

 

ライカTL2

サイズ(幅×高さ×奥行き):約134 × 69 × 33 mm

重量:約399g(バッテリーを含む)



プロユースの機材として作られた「ライカSL」

「ライカSL」。電子ビューファインダーと電子シャッターを搭載
 提供  ライカカメラジャパン
「ライカSL」。電子ビューファインダーと電子シャッターを搭載


「ライカSL」はプロのためのミラーレスカメラ。2,400万画素の35mmフルサイズ、つまりライカ判のCMOSセンサーを搭載し、EVF(電子ビューファインダー)をのぞきながら撮影するスタイル。この「EyeResファインダー」と呼ばれる440万ドットの高解像EVFは、“世界初のプロ仕様EVF”を標榜するほど自然でクリアな見えを実現しています。

 

アルミ削り出しのカメラボディは防塵防滴仕様で高い堅牢性を誇り、シンプルながらも大きなグリップやペンタ部といったデザインはまさにプロの道具という佇まいです。レンズはLマウントのSLレンズで、明るい単焦点レンズや大口径のズームレンズがラインナップされています。



440万ドットの高解像で、処理能力も極めて高い電子ビューファインダーを備えます
 提供  ライカカメラジャパン
440万ドットの高解像で、処理能力も極めて高い電子ビューファインダーを備えます


「デュアルシンクロドライブ」という高精度のAFを搭載することもあって、同じ35mm判フルサイズセンサーを持つライカM10に対して、スポーツをはじめとした素早し動きの被写体に最適なカメラです。




ライカSL

サイズ(幅×高さ×奥行き):約147 × 104 × 39 mm

重量:約847g(バッテリーを含む)



フルサイズ撮像素子とコンパクトを両立させた「ライカQ」

「ライカQ」。35mmフルサイズセンサーと、高品質レンズを搭載
 提供  ライカカメラジャパン
「ライカQ」。35mmフルサイズセンサーと、高品質レンズを搭載


35mmフルサイズセンサーを搭載しながらも、コンパクトなボディサイズで扱いやすいレンズ一体型カメラが「ライカQ」。28mmの単焦点広角レンズを搭載し、ストリートスナップや風景など、日常を切り取る速写性に優れたカメラです。「ズミルックスf1.7/28mm ASPH.」という大口径レンズと35mmフルサイズというフォーマットは強い背景ボケを生み出し、柔らかい雰囲気の写真を生み出すことができるでしょう。



液晶モニターをタッチすることでその場所へAFフレームを移動できます
 提供  ライカカメラジャパン
液晶モニターをタッチすることでその場所へAFフレームを移動できます


タッチパネルの液晶モニターに加えてEVFを装備しており、M型ライカに近いサイズ感も相まって、レンジファインダーを覗くのと同じスタイルの撮影も楽しめます。さらにフルHD画質の動画撮影機能や、スマートフォンなどにワイヤレスで写真や動画を転送できるWi-Fi機能も搭載。こうした最新のカメラとしての操作性を備えながらも、ライカ伝統の佇まいや所作を持ち合わせたのがライカQだと言えます。




ライカQ

サイズ(幅×高さ×奥行き):約130 × 80 × 93 mm

重量:約640g(バッテリーを含む)



それぞれ異なる魅力を持つ「コンパクトデジタルカメラ」

「ライカV-LUX」。旅行やスポーツ、アウトドアなどさまざまな場面で活躍する一台です
 提供  ライカカメラジャパン
「ライカV-LUX」。旅行やスポーツ、アウトドアなどさまざまな場面で活躍する一台です


ライカの哲学をもっと気軽に楽しめるようにしたのが、ライカのコンパクトカメラシリーズです。現在のラインナップは「ライカV-LUX」、「ライカD-LUX」の2種類。

 

「ライカV-LUX」は35mm判換算で25~400mmという、16倍のズーム比を持ったいわゆる高倍率ズームカメラです。一台で極めて幅広い焦点距離をカバーしてくれるため、アウトドアなどで威力を発揮することでしょう。



「ライカD-LUX」。無駄を省いたクラシックな外観に、こだわりの描写力を表現できる機能をもっています
 提供  ライカカメラジャパン
「ライカD-LUX」。無駄を省いたクラシックな外観に、こだわりの描写力を表現できる機能をもっています


「ライカD-LUX」はフォーサーズ規格の大型センサーを搭載したコンパクトカメラで、高性能な「DCバリオ・ズミルックスf1.7-2.8/10.9-34mm ASPH.」レンズとの組み合わせにより、美しい描写を楽しむことができます。

 

レンズはライカの光学設計によるもので、優れた描写を見せてくれるだけでなく、「Leica」の赤丸バッジの存在感がちょっと他とは違う所有感をくすぐってくれます。




ライカV-LUX

サイズ(幅×高さ×奥行き):約137 × 98.5 × 130.7 mm

重量:約830g(バッテリーを含む)

 

 

ライカD-LUX

サイズ(幅×高さ×奥行き):約117.8 × 66.2 × 55 mm

重量:約405g(バッテリーを含む)



人が集まる場の空気感を撮り、プリントできる「ライカゾフォート」

「ライカゾフォート」。ライカならではのスタイリッシュなデザインのインスタントカメラ
 提供  ライカカメラジャパン
「ライカゾフォート」。ライカならではのスタイリッシュなデザインのインスタントカメラ


撮ったその場でプリントした写真を見られる「instax mini」。このインスタントカメラのフォーマットを採用したライカ初のカメラが「ライカゾフォート」です。インスタントカメラといっても、このカメラは写真に対するライカのこだわりが込められています。自動モードではなるべくフラッシュを炊かないようにプログラムされおり、被写体を自然な雰囲気で撮ることが可能。


インスタントカメラなので、フィルムの現像やプリントの必要はありません。カメラ本体の値段もライカのカメラボディとしてはリーズナブルで、気軽に写真を楽しむのにおすすめの一台です。



背面のパネルで撮影モードなどをさまざま設定して楽しめます
 提供  ライカカメラジャパン
背面のパネルで撮影モードなどをさまざま設定して楽しめます


ライカゾフォート

サイズ(幅×高さ×奥行き):約124 × 94 × 58 mm

重量:約305g



ライカ初のインスタントカメラ「ライカゾフォート」。「instax mini」フォーマットのフィルムをセットすれば、撮ったその場でプリントした写真を楽しめます。

高い光学性能と高い描写性能に加え、堅牢性も合わせ持つフルサイズミラーレス一眼「ライカSL」を中心に、レンジファインダー機「ライカM10」、「ライカTL2」、「ライカQ」などライカデジタルを堪能できる一冊です。


===

文:青山祐介(Yusuke Aoyama)



カメラ
カメラ
2018年4月6日
Funmee!!編集部
Funmee!!編集部

RANKING

ランキング