大型バイク免許、どう取る?どれくらいかかる?(価格と期間)
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大型バイク免許、どう取る?どれくらいかかる?(価格と期間)


憧れのバイクライフ。せっかく乗るならゆったりと大型バイクにライドして、憧れの絶景を目指してツーリングしたいものです。でも、そのためには「大型二輪免許」が必要になります。

 

そこで、ここでは費用や時間を含め、大型二輪免許を取得するまでの大まかな流れを説明します。



バイクライフの視野が広がる「大型二輪免許」

めざせ! 大型二輪免許取得。種類の欄に「大自二」の文字が載ります
 出典  Funmee!!編集部
めざせ! 大型二輪免許取得。種類の欄に「大自二」の文字が載ります


すでに普通二輪免許を所有しバイクに乗っている人なら、バイクと出会ったことで行動範囲や趣味など「人生が変わった」という経験があるのではないでしょうか。しかし、普通二輪免許では世の中に乗ることができないバイクがまだまだたくさんあります。とくにハーレーダビッドソンやトライアンフなど、海外のメーカーのなかには現在、普通二輪免許では運転できない大きなバイクしかラインナップしていないところもあります。



トライアンフ「Bonneville Speedmaster」。1,200ccの高トルクエンジンを備えます。大型二輪免許があればこのバイクでゆったりとツーリングできるというわけです
 提供  トライアンフ
トライアンフ「Bonneville Speedmaster」。1,200ccの高トルクエンジンを備えます。大型二輪免許があればこのバイクでゆったりとツーリングできるというわけです


大型バイクとはエンジンの排気量が400ccを超えるバイクを指します。中型バイクに比べ、車格やパワーが大きくなるので、より高いスペックを求めたり、余裕を持ってツーリングを楽しみたい方には向いているでしょう。

 

大型二輪免許を取得すれば、その名の通り排気量の大きなバイクにも乗れます。日本でも海外でも主要な二輪メーカーは大型排気量(400cc超)モデルをフラッグシップとして位置付けています。もちろん、すべての点において中型バイクより大型バイクが優れているわけではありませんが、大型バイクを選択肢の中に入れれば、普通二輪免許だけの状態よりはるかに広い視野で、バイクライフの相棒を見つけられるのです。



そもそも二輪免許には、どんなものがある?

大型免許で運転できるバイクの種類

大型二輪免許があれば公道走行可能なすべてのバイクに乗れます(AT限定大型二輪免許は650ccまで)
 出典  Funmee!!編集部
大型二輪免許があれば公道走行可能なすべてのバイクに乗れます(AT限定大型二輪免許は650ccまで)


大型二輪免許のなかには、排気量の制限がなくすべてのバイクを運転できるものと、AT限定の二種類があります。AT限定大型二輪免許では構造の限定だけでなく、排気量も650ccまでに絞られてしまいます。大型二輪免許を取得すれば、公道走行可能なすべてのバイクに乗ることが許可されます。



大型二輪免許取得の条件と流れ


大型二輪免許を取得するにはいくつかの条件があります。普通二輪免許や原付免許が16歳から取得できるのに対して、大型免許は18歳から取得可能になります。また、試験場で視力検査を行い両目で0.7以上の視力(メガネやコンタクトは使用可能)が必要です。それ以外にも、バイクを運転するのに適切なレベルの運動能力や色彩識別能力、聴力があるかが試験場で検査されます。



大型自動二輪免許取得までの流れ

大型二輪免許を取得するには、教習所で学び卒業したうえで試験場で受験する場合と、直接試験場で受験する場合があります
 出典  Funmee!!編集部
大型二輪免許を取得するには、教習所で学び卒業したうえで試験場で受験する場合と、直接試験場で受験する場合があります


免許を取得するには試験場での受験が必要になりますが、教習所で技能・学科教習を受ける場合(上図の[A])と、教習所に通わずに直接試験場で受験する場合(上図の[B])の2パターンがあります。

 

試験場で直接受験する場合、よほど中型バイクで運転に慣れている人や、かつて大型バイクに乗っていた経験があって特別な理由で免許を失ってしまった人など、運転に相当慣れているライダーでなければ難易度が高いです。中型バイクに長年乗っている人でも、直接受験で合格するまでに10回以上の試験を受けたという例も少なくありません。直接受験1回の金額よりも、教習所に通う場合の方が当然費用は高くなりますが、技術や交通ルールを正しく身につけるためにも教習所を利用して免許を取得するのが無難です。

 

教習所に通って免許を取得する場合、教習所の卒業検定に受かれば試験場での技能試験を免除されるため、教習所で着実に技能を身につけた方が免許取得のハードルは明らかに低くなります。



代表的な大型バイクのサイズと排気量

大型バイクというだけあって、大排気量のバイクは重量も大きくなります。そのため免許取得する前に取り回しなど慣れておく必要があります
 出典  Funmee!!編集部
大型バイクというだけあって、大排気量のバイクは重量も大きくなります。そのため免許取得する前に取り回しなど慣れておく必要があります


普通二輪免許を所有していない状態で、いきなり大型二輪免許を取ることもできますが、教習所に通う場合は、普通二輪免許から取ることを勧められるのが一般的です。というのも大型バイクは中型以下のバイクに比べ、車格(車重)が大きく、エンジンパワーも強いので、取り回しや運転の難易度が高くなります。扱いきれないパワフルなバイクは、転んだり事故を起こしたりすれば怪我をする可能性も高くなってしまうので、バイクの取り回しやクラッチ操作(AT限定でない場合)など、中型バイクで扱い方に慣れてからの方が安全に確かな技術を身につけやすいのです。



教習所に通って、免許を取得するために必要な時間と費用


教習所では免許を取得するまでに必要な授業数が決められています。技能教習は授業ごとに課題をクリアできなければ、再受講が必要となり授業数は増えていきます。意外に思う人もいるかもしれませんが、何も免許を持たない状態から大型二輪免許を取る場合に比べ、普通二輪免許を経て大型二輪免許を取る方が技能教習の合計時間は短くなります。



取得したい免許の種類と教習に必要な時限

普通二輪免許を取得していると、大型二輪免許取得のための実技教習や学科教習が大幅に免除されます
 出典  Funmee!!編集部
普通二輪免許を取得していると、大型二輪免許取得のための実技教習や学科教習が大幅に免除されます


学科教習・試験は、普通二輪小型限定以上の免許、普通自動車免許を所有している場合は免除されます(普通自動車免許のみの場合はバイク特有の交通ルールやマナーを学ぶ授業を1時間受講する必要があります)。

 

また教習所への通い方には自分の都合に合わせて通う通学と、一定期間集中して受講する合宿のふたつの選択肢があります。



通学免許取得と合宿免許取得のメリット、デメリット

通学と合宿、それぞれメリット、デメリットがあるので、自身の状況に合わせてセレクトしましょう
 出典  Funmee!!編集部
通学と合宿、それぞれメリット、デメリットがあるので、自身の状況に合わせてセレクトしましょう


通学での教習所の費用は一般的に、何も免許を持っていない人が普通二輪免許を取る場合が約12万円、普通二輪免許を持っていて大型二輪免許を取る場合が約8万円、セットで約20万円前後かかります(教習所のコースや割引の有無によって異なります)。

 

合宿の費用は一般的に、何も免許がない状態から大型二輪免許を取得できるコースで25万円程度(最短約2週間程度の期間)、普通二輪免許を持っている場合は8~9万円程度(最短約1週間程度の期間)となっています。教習所に通うよりはるかに短く効率的に学べますが、この額に食費や宿代がプラスされることも多く、金額は概ね通学より高くなります。



免許取得はスタート地点!――教習所で学ぶこと

教習所で多くのスキルを身につけて、すぐれたドライバーへ
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教習所で多くのスキルを身につけて、すぐれたドライバーへ


教習所で学ぶべき目的は、免許取得がゴールではありません。公道で安全に運転できるよう、適正試験や学科教習、技能教習を通じて正しい知識、運転技術を身につけることこそ大切な目的なのです。

 

学科教習では交通法規やマナーを、技能教習では教習所の専用コースを実際に走行しながら、公道運転に必要な技術を習得します。



大型二輪免許教習の流れ(指定自動車教習所・普通二輪免許所持の場合)

第1段階はバイクの取り扱い。みきわめを通過すれば、実践的な教習の第2段階へ進みます。さらにもう一度みきわめを経て、卒業試験へ
 出典  Funmee!!編集部
第1段階はバイクの取り扱い。みきわめを通過すれば、実践的な教習の第2段階へ進みます。さらにもう一度みきわめを経て、卒業試験へ


卒業検定の技能試験では一本道と呼ばれる細い板の上をゆっくりと走行する直進狭路や、等間隔で置かれたパイロンを左右に縫うように走りぬけるスラローム、ブレーキをロックさせることなく短距離で停止する急制動など、複数の課題をクリアしなければなりません。技能教習を通して真剣に練習していれば、どれも難しい内容ではないのでそれほど心配する必要はありません。楽しいバイクライフを迎えるために必要な技術です。



卒業検定でポイントとなる課題例

実技教習を通してこれらをマスターしておけば、免許取得は目の前!
 出典  Funmee!!編集部
実技教習を通してこれらをマスターしておけば、免許取得は目の前!


教習所で真剣に学べば誰でもバイクに乗れるようにはなります。しかし、免許を取得して、いざ公道に出てバイクと付き合う以上、何より大切なのは安全です。バイクは操作を誤れば、自分や他人の命を奪う凶器になりかねません。免許を取得するということは、特定の車両に乗る許可を得るという意味合いだけでなく、安全にバイクと付き合っていくための正しい技術やマナーをしっかりと身につけることが本来の目的であることを忘れないようにしましょう。



2017年3月12日施行の道交法対応。全問解説付きで、570問もの学科試験問題を掲載しています。法改正の要点や項目別のポイント、重要交通ルールも紹介。


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文:金原悠太(Yuta Kinpara)

 


2018年4月24日
Funmee!!編集部
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