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ワンランク上の写真には、三脚を武器にする!
【カッコいい写真・カメラと撮影のキホン】︎

ワンランク上の写真には、三脚を武器にする!


レンズキットの一眼レフカメラやミラーレスカメラを手にすれば、すぐに写真を撮ることは可能です。


さらにワンランク上の写真を求めれば、次に手にするのはレンズでしょうか。


もちろん望遠や広角といったレンズを使えば、写真の表現は格段に広がりますが、”失敗しない撮影”という視点に軸を置くならば、揃えたいのは「三脚」です。



三脚の必要性とは?

 提供 ヴァイテックイメージング

三脚の役割として頭に浮かぶのは「カメラを安定させる」ということでしょう。そして、安定という意味では、カメラを両手でしっかりと構えれば三脚は必要ないと考える人もいるかもしれません。


また、最近のデジタルカメラは「手ぶれ補正」を備えているため、「カメラを安定させる」ことへの不安が軽減された印象を受けることでしょう。「高感度センサー」や「手持ち夜景」、「高速シャッター」、「軽量コンパクトボディ」といったキーワードも”三脚いらず”を想起させます。


しかし、画素数が高くなればなるほどに、カメラは微細なブレも表現できるようになります。つまり技術が進化し、エントリーモデルでも画素数の高いカメラが揃う現在だからこそ、初心者であってもブレを防ぐ三脚は必要なのです。

三脚は望遠レンズを構える時に本領を発揮する

三脚が活躍する、つまりブレが起こりやすいのは望遠レンズでの撮影です。特に超望遠と呼ばれるレンズは、それ自体に重みがあるため、手持ちで支え続けることは困難。そんな時に三脚を使えば、負担が軽減され、さらには安定したカメラワークを実現することができるのです。


例えばこんなシチュエーションでは三脚が頼りになることでしょう。

運動会

 出典  Funmee!!編集部

今時の運動会では三脚を構える父兄が多いことに驚かされます。その三脚にはプロ顔負けの一眼レフカメラが設置され、”長玉”と呼ばれる超望遠レンズを装着していることも決して珍しくはありません。


長時間に及ぶ撮影であり、重量のある望遠レンズで我が子を追いかける運動会は、三脚が必須のシチュエーションと言えます。

野鳥撮影

 出典  Funmee!!編集部

器用に枝に乗り、花をついばむ野鳥。


このようなシチュエーションでは、被写体である鳥も動いていますし、風で枝が細かに揺れていることもあります。そのような状況で望遠レンズを構えて、被写体を追うことは難しいものです。この場合にも、三脚を使えば、シビアなピントをキープしつつ、一瞬のシャッターチャンスを逃すことなく撮影が可能となるのです。


また、風景写真で厳密に構図を定めたり、ライティングを調整しながら撮影を繰り返すブツ撮り(静止物の撮影)にも三脚は欠かせません。

三脚はクリエイティブな撮影も可能にする

ここまでは三脚による「安定」、そしてブレの軽減について解説してきましたが、ここでは三脚を使うことで撮影することができる画風に触れていきます。


この2枚の写真をご覧ください。

 出典  Funmee!!編集部
 出典  Funmee!!編集部

車のヘッドライトやテールランプがカラフルなラインを描く幻想的な写真や、勢いよく落ちる水の流れが印象的な滝の写真。


これらの写真は、三脚でカメラを固定しスローシャッターで撮影したものです。


このようなクリエイティブな写真は、三脚があってこそ撮影することができるのです。

三脚の基礎知識を学ぼう

三脚を購入、とその前に三脚の基礎知識をおさえておきましょう。

三脚各部の名称

 出典  Funmee!!編集部

三脚はその名の通り、3本の「脚」によりカメラを安定させる道具です。脚は長さを調整することができ、伸縮させる際に固定するパーツが「脚ロック」、脚が地面に設置する箇所が「石突」です。石突はゴム製のものが多く、劣化した場合にはメーカーなどで交換が可能です。


そして、三脚とカメラを繋ぐのが「雲台」と呼ばれるパーツです。雲台とカメラをネジで固定し、雲台の「パン棒(ハンドル)」で上下左右にカメラを動かすことができます。


「三脚」と「雲台」を最適な組み合わせで「三脚セット」として販売されていることもあります。

 出典  Funmee!!編集部

脚ロックは、作業が簡便な「レバー式」と強固に締め付けることができる「ツイストロック式」があることも覚えておきましょう。

三脚選びのポイント

<強度>

 提供 ヴァイテックイメージング

三脚選びで重視したいのは、なんといっても強度です。ブレのない写真を撮影するためにも、脚が太く、三脚本体や脚ロックの作りがしっかりとしているものを選びましょう。

<高さ>

 提供 ヴァイテックイメージング

三脚には様々な高さのモデルが用意されています。撮影者が屈まなくても撮影できるものが最適とされていますので、実際に自身の目線とのバランスを試して選ぶと良いでしょう。


また、傾斜地や脚立に乗っての撮影の場合は高い三脚が適していますので、身長とのバランスのみらず、撮影シチュエーションも合わせて検討するのがオススメです。

<重量>

持ち運びにおいては、軽いほどに負担は少ないものです。細い脚、カーボンなどの軽い素材の三脚は、重量面ではアドバンテージがあります。


一方で、すでに触れた堅牢性という側面では、太い脚やアルミ製の三脚が有利と言えます。


持ち歩く頻度や頻繁に訪れる撮影地までの距離、移動手段なども鑑みてモデル選びをすると良いでしょう。

<サイズ>

 提供 ヴァイテックイメージング

サイズも持ち運びに関係する要素です。当然ながら、大きければ持ち運びづらいですし、コンパクトなほどに持ち運びのストレスは軽減されます。


高さがないほうがコンパクトになることは想像しやすいかと思います。そのうえで、段数(※)が多いほうが有利です。さらにメーカーそれぞれが工夫する収納機構によりコンパクトになります。


※脚ロックの数。3段または4段が一般的で、同じ高さであれば3段は収納作業が少なく、4段はコンパクトに収納できます。

オススメの三脚はコレだ!

三脚の重要性をお分かりいただいたところで、オススメのモデルを紹介しましょう。


国内で購入できる三脚メーカーは「GITZO(ジッツオ)」や「SLIK(スリック)」、「Velbon(ベルボン)」、「GIOTTOS(ジオットス)」など数々ありますが、今回は初心者から上級者向けまで幅広いラインナップを誇り、比較的安価なアルミ製や軽さが特徴のカーボン製まで豊富なモデルを提供する三脚ブランド「Manfrotto(マンフロット)」から、厳選したアイテムを紹介します。

COMPACTアクション三脚 フォト・ムービーキット

 提供 ヴァイテックイメージング

コンパクトさと軽さを追求したエントリーシリーズである「COMPACT」シリーズ。直感的に操作できるジョイスティック型ハンドルが特徴の雲台を搭載した軽量なアルミニウム製脚を採用した三脚です。

全伸高(センターポールを伸ばした状態):155cm/伸高:133cm/格納高:45.3cm/自重:1.2kg/メーカー希望小売価格:9,288円

befreeアドバンス アルミニウムT三脚キット

 提供 ヴァイテックイメージング

旅先での撮影が多い人には、脚が180°反転する折りたたみ機構により脚でセンターポールと雲台を包み込むように収納できる「befree(ビーフリー)」シリーズがオススメ。バッグに収まりやすいサイズになるため、旅行のパートナーとして最適なのです。このモデルは4段アルミ三脚でキャリングバッグが付属するのもうれしい限り。

全伸高:150cm/伸高:127cm/格納高:40cm/自重:1.49kg/メーカー希望小売価格:3万7130円

「一脚」という選択肢もあるのです

 出典  Funmee!!編集部

サッカーの試合やF1のサーキットで1本の脚でカメラを支え被写体を追いかけるカメラマンを目にしたことはありませんか?


三脚が使えないような混み合った場所や撮影場所を頻繁に変える必要があるスポーツの撮影で活躍するのが一脚です。


お子さんのスポーツ撮影に限定するなど、撮影シチュエーションが特定できている場合には、選択肢として一脚を検討しても良いでしょう。

XPRO monopod+ アルミニウム 一脚 4段

 提供 ヴァイテックイメージング

アルミニウム4段モデル。伸高180cmは「XPRO monopod+」シリーズのの中で最も高く、脚立に立っての撮影などで威力を発揮します。

伸高:180cm/最低高:56cm/自重:0.75kg/メーカー希望小売価格:1万6200円

三脚を携えて撮影の旅に出よう!

 提供 ヴァイテックイメージング

三脚が果たす「カメラを安定させること」の重要性はご理解いただけたでしょうか。そして、三脚はカメラを安定させるのみならず、クリエイティブな撮影も可能にするツールであることもご存知いただけたはず。


さぁ、お気に入りのカメラ道具に、新たに三脚を仲間に加え、楽しい撮影の旅に出てみては。

記事内でも紹介したエントリー層向けの軽量さと安定性を両立させ、ジョイスティック型ハンドルによる操作性に長けた三脚。

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文:諸橋 宏(Hiroshi Morohashi)

写真:stock.adobe.com

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2018年7月3日
Funmee!!ライター
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