【ヘンアイ国産自動車の会】#22日産 パルサーセリエ・オーテックVer.(邂逅編)


最近は路上で見かける機会も少なくなった、でも鮮烈に記憶に残る、少し変わった日本発のクルマたち。そんなクルマとの毎日を楽しんでいるオーナーさんに愛車の魅力を語ってもらう「ヘンアイ国産自動車の会」。

 

今回は、とある偶然から日産 パルサーセリエ・オーテックVer.という、とってもレアな1台を手に入れた奥山さんを紹介します。




「就職が決まって、何かクルマを買おうと思った時に、たまたまこのクルマと出合ったんです。当初はスカイラインやシルビアなどのスポーツカーを探してたんですが、このクルマは走行距離も少なくって、安かったんで」

 

調べてみるとオーテックが開発した珍しいモデルであることも判明。早速つぎの土曜日に実車を見に行って購入しました。いまから4年前、当時22歳だった奥山さんは、偶然からこの珍しい車両のオーナーとなったのです。



巨大なリアウイングが特徴的なですが、これも純正装着品です

巨大なリアウイングが特徴的なですが、これも純正装着品です

 出典  Funmee!!編集部


大学生だった奥山さんは当初知りませんでしたが、このクルマは、日産 パルサーをベースに、日産の特別モデルの架装などを行なっているオーテックがリリースした特別装備車でした。

 

今回紹介するN15型パルサーの最上級グレード、GTIは1.8ℓエンジンを搭載していますが、このクルマはシルビアなどに搭載されていた2ℓのSR20DE型エンジンをさらにチューニングして搭載しています。大きなフォグランプが目立つフロントバンパーや大きなリアウイングも全て純正、こんなにイカツイのにノーマルなのです。



当初は希少なモデルとは知らずにこのクルマと出合ったという奥山さん

当初は希少なモデルとは知らずにこのクルマと出合ったという奥山さん

 出典  Funmee!!編集部


N15型パルサーが登場する1990年代半ば、日産は経営難から先代N14パルサーGTI-Rで参戦していたWRCラリーへのワークス参戦から撤退してしまいます。その後ホットモデル不在だったN15パルサーの欧州仕様であるアルメーラに、国内にはなかった2ℓのSR20DEエンジンを搭載した「アルメーラGTI」が1996年にラインナップされます。そしてオーテックVer.が発売されたのも1996年。つまりこのアルメーラGTIを国内向けに販売したのが、オーテックバージョンというわけです。ちなみにこのアルメーラGTIは1998年には下位クラスながらWRCでも活躍します。



欧州仕様のアルメーラGTIは1998年にWRCに参戦します。同じようなリアウイングが装着されていることに注目

欧州仕様のアルメーラGTIは1998年にWRCに参戦します。同じようなリアウイングが装着されていることに注目

 提供  NISSAN


オーテックバージョンは、このアルメーラGTIと同じSR20DEエンジンをベースに、チューニングを施しただけでなく、専用のサスペンションや専用マフラーまで装着されています。またあくまで競技車両のベースという考えから、オーディオレスで販売されました。



奥山さんが入手し、大事に保管してあるリリース当時のカタログ

奥山さんが入手し、大事に保管してあるリリース当時のカタログ

 出典  Funmee!!編集部


「買った当初は走行距離もたった35,000kmだったんですが、いまは毎日通勤に使っているので、70,000kmになっちゃいました。バンパーとかサイドステップなどのボディ関係はパーツの供給もかなり厳しいですが、エンジンはSR20なので、部品はなんとかなります、街中では十分早いし、いいクルマですよ」と奥山さん。毎日乗っているのも調子よく維持する秘訣なのかもしれませんね。




日々の通勤に使っているため、いまでも走行距離は徐々に伸びているそうです

日々の通勤に使っているため、いまでも走行距離は徐々に伸びているそうです

 出典  Funmee!!編集部


■プロフィール

奥山遼平さん

大学卒業前にこのクルマと出合い、以来5年間このレアモデルを通勤のアシとして愛用している奥山さん。教習車以来、最初のクルマがこれなので、マニュアルシフトも全く苦にならないという26歳。

 


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文&写真:勝村大輔(Daisuke Katsumura)

 

 

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Funmee!!編集部

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