【完全保存版】これであなたも焚き火マスター!上手な焚き火のおこし方


春が近づいてきたといえど、夜はまだまだ冬の気配。キャンプでは焚き火が重宝します。

澄み切った夜空のもと、暖かいお酒にオレンジ色の焚き火の灯り。想像しただけで安らぎますよね。

その一方で、「いざ焚き火にチャレンジしてみたら、なかなか火がつかずに苦労した」なんていう経験がある方も多いのではないでしょうか? 

そこで今回は、今さら聞けない火起こしの仕組みと技術をみなさんに紹介したいと思います。

持っておくべき道具はこれ!

 出典  Funmee!!編集部

焚き火を楽しむために、下記の道具を持参しましょう!


・焚き火台

・火ばさみ

・革手袋

・薪

・ライターやマッチなどの着火道具


キャンプ場によって直火OKな場所もありますが、地面へのダメージを考えて焚き火台を使いましょう。


私が普段愛用しているのはロゴスのピラミッドグリル。焚き火台は地面で使う道具、手荒に扱っても簡単に壊れない耐久性と、たたむとそこそこコンパクトになるところが気に入ってます。


火種となる枯れ草、小枝を見つけよう!


焚き火台をセットしたら、まずはじめに火種の枯れ草や小枝を拾いましょう。

いきなり薪を燃やそうとしても思うように火はつきません。まずは小さな枯れ枝を燃やして、火を育てる必要があります。

着火剤を使う場合も、まずは小さい枯れ枝を集めないと薪に火をつけられません。

私の場合は枯れ葉を着火剤代わりにして、火をつけ、そのあとに枯れ枝に火をうつしていきます。枯れ葉や枯れ枝を探すのも、とても楽しいですよ!

 出典  Funmee!!編集部


火種に最適なのは燃えやすい新聞紙、細い小枝、枯れ草ですが、今回訪れた場所は針葉樹が多く、杉の葉がたくさん落ちていました。


細い火種はすぐ燃え尽きてしまうので、両手いっぱいに拾っておきましょう。


また、松ぼっくりが落ちていたらラッキー! 松ぼっくりは油分を特に多く含むので、火種を育てるのに最適です。


燃えやすい枝、燃えにくい枝の区別って?

燃えやすい枝と、燃えにくい枝の区別をするポイントは2つあります。フィールドで実際に試してみましょう。


1.水分を含んでいるものはNG!

水分は蒸発の際に水分を奪い、焚き火の温度を下げてしまいます。折ったときに、パキッと音がするものを使いましょう。


2.種の最初は針葉樹、次のステップで広葉樹の枝に火を移す

枯れた枝でも針葉樹の枝は軽く燃えやすく、広葉樹の枝は重く火がつきにくいものの長持ちします。火種の最初は針葉樹、次のステップで広葉樹の枝に火を移す、といったように、そこにある枝でどうやって火を育てていくか、考えながら拾っていきます。細い枝から太い枝まで、バランスよく集めましょう。


さあ、火種をセットしていきましょう!

今回手に入ったのは、杉の葉、杉の小枝、松ぼっくり。針葉樹ばっかりですね(笑)

これらは空気と油分を含み燃えやすい反面、長持ちしない火種です。


火の成長を想像しながらセットしていきますが、ここで火起こしの極意。それは段取り八分


火がついてからはいじらずに、事前に納得のいくセッティングをしていきましょう。


 出典  Funmee!!編集部

それでは実際に火種を組んでいきます。


まずは杉の葉を10cmほどにちぎり、軽く手で握ってから台に置きます。火種の積み方は状況次第。


今回は軽く燃えやすい材料が多かったため、ぎゅっとまとめて並べています。こうすることで空気の流れが緩くなり、一気に燃え尽きないようにします。


気温が低く空気の乾燥した冬は火種を小さくまとめ、気温は高いが湿度も高い夏の時期は火種を広げ気味にセッティングするのが私流です。

 出典  Funmee!!編集部


次に小枝を同じようにちぎり、今度は角度をずらして上に並べて置きます。これもすぐに燃え尽きないよう配慮しました。

 出典  Funmee!!編集部

さらに今回は松ぼっくりが手に入ったので、その上に乗せてみました。


松ぼっくりは油分が多いので、他の火種より火持ちが期待できます。


この火種は密度のある枝だったり、太い枝しかない場合は格子状に組んで空気の流れを良くする場合もあります。


火種は絶対にこれ! という積み方はありません。


「火の温度を下げない」「空気の流れを確保する。この2つのバランスを考えながら、自分なりの工夫で臨みましょう。

いよいよ着火!火を育てていきましょう

 出典  Funmee!!編集部


ここまで積んだら、いよいよ一火をつけます。

マッチをすり、杉の葉に触れたらすぐに火が広がり始めました。成功です! 

小さな火種でうまく火がまわったときは、とても気持ちいいですね!

 出典  Funmee!!編集部


この勢いが上の小枝に移り、火が大きくなって、さらに油分を含んだ松ぼっくりに移ります。

 出典  Funmee!!編集部

このタイミングで慌てずに、そっと太めの枝を上に置いていきます。


こうして小さな火種を細い枝へ、細い枝から太い枝へ、少しずつステップアップしていきます。


このとき重要なのは、この火種を崩さないこと


端の方が燃え残っているからと、崩して積み直してしまうと、中の温度が下がり、火はどんどん小さくなってしまいます。


繰り返しですが、焚き火のコツは段取り八分! 無理な修正は禁物です。

 出典  Funmee!!編集部


こうして太い枝に火が移ったところで、ついに薪に火を移していきます。ですが、市販の薪はまだ大きいものが多く、手頃な大きさに割って使用しましょう。

特にキャンプ場などで売られている薪は密度の高いナラやクヌギ材が多く、大きな薪の場合、火が移る前に火種が燃え尽きてしまうことがあります。

このときにあると便利なのが、ナタやナイフ。

薪の筋に沿って刃先を当て、上から別の薪などで叩く『バトニング』で手頃な大きさに割っていきます。今回はFunmee!!でもおなじみのA-sukeさんがプロデュースする『キャンプホリックナイフ/テンマクデザイン』を使用しました。

割った薪は火の具合を見ながら足していきますが、いつまでも小さな薪ではすぐ燃え尽きてしまいます。

 出典  Funmee!!編集部


焚き火台の底に、薪が燃えて炭火になったもの=熾(おき)ができ始めたら、大きな薪を足していきます。ただ今回入手できた薪は針葉樹の端材が多く、大きなものでもすぐ燃え尽きてしまいます。何本か並列に並べ、火の大きさをコントロールしながら楽しみました。

こうして大きな薪を何本か足していくと、熾の層が厚くなってきます。焚き火料理をするなら、このタイミングです。

燃え盛る炎は料理に最適なイメージがありますが、実際は火力が強すぎたり、火の当たり方にムラがあったりしてうまく調理ができません。

時間が許すならば十分に熾ができてから、じっくりと調理をしましょう。

焚き火を囲んで、仲間と楽しんでくださいね

 出典  Funmee!!編集部


火が安定してきたら、焚き火台の前に椅子を置いて、ゆっくりと楽しみます。

遠赤外線でじわじわと伝わる暖かさがホッとしますね。ゆらゆらと揺れる橙色の光も優しい感じがします。

普段の生活ではこうした「暖かい灯り」を感じる場面が減ってきました。街中の明かりはすっかりLEDになり、青白い色味になった気がします。

また夜の焚き火は格別で、焚き火の灯りが届くもの以外は黒く塗りつぶされて、目の前にあるものだけに集中できます。

仲間も自然と焚き火の周りに集まってくれば、さあ団らんの始まりです。楽しい話と美味しいお酒、火が落ちてきたら薪をくべて、みんなでゆったり流れる時間を味わいましょう♪

もちろん焚き火が終わったら、火の始末を忘れずに!

Funmee!!ライター
宮原 悠

農園&醗酵クリエイター。農業の楽しさや食の大切さを伝えるため、さまざまな貸し農園や観光農園をプロデュースする農園クリエイター。味噌作りなどの食農イベントもたくさん開催しています。
外遊びにも精通し、キャンプ、自転車、釣りやハンティングまで、自然を楽しむオールラウンダー。

農園&醗酵クリエイター。農業の楽しさや食の大切さを伝えるため、さまざまな貸し農園や観光農園をプロデュースする農園クリエイター。味噌作りなどの食農イベントもたくさん開催しています。
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