定番柄を知り、集めて楽しむヴィンテージバンダナの魅力


コレクターは昔からいたが、ここ数年で一気に急増。価格も高騰し、古着シーンでも注目される存在となったヴィンテージバンダナ。


コレクター歴は25年、その第一人者にして自身も600枚以上のヴィンテージバンダナを所有している西脇哲さん。


初心者でも分かるヴィンテージバンダナの基礎知識とその魅力、さらにはご自慢のコレクションを披露していただきました。




一般的にヴィンテージバンダナと称されているのは'30~'60年代のものです。年代の見分け方は諸説ありますが、表記方法や生地(耳あり、なし)、素材や色、柄などが挙げられます。


なかでも近年は、柄によってコレクターが存在するほど、柄へのこだわりが強いです。

特に人気が高く、ビギナーが押さえておくべき定番柄が、「動物」、「ドット」、「クッキー」、「フラワー」の4つではないでしょうか。



アメリカを代表するブランドがつくる「動物柄」

エレファントブランドに代表される動物マーク

エレファントブランドに代表される動物マーク

 出典  Funmee!!編集部


動物柄を語る上で欠かせないのが「エレファントブランド」。1910年頃~1980年頃に渡り、アメリカ東海岸で生産されていたアメリカを代表するバンダナブランドです。


その名の通り、象のマークが入っているのですが、他のブランドもさまざまな動物マークを採用していました。


左上から、トンボ、エレファント、ラクダ、トラで、右上が稀少なデッドストック、右下がジャガーになります。


このなかではラクダが珍しいですね。



シンプルだけど奥深い「ドット柄」

年代によって素材やデザインなどの仕様が異なるドット柄

年代によって素材やデザインなどの仕様が異なるドット柄

 出典  Funmee!!編集部


超定番でタマ数も多いのですが、需要も多いので、古着屋さんなどの供給が追いつかずに価格が上がっている柄ですね。


色はネイビーかレッドが基本。他の柄のヴィンテージバンダナはネイビーの方が高価ですが、ドット柄に関してはレッドの方が数が少ないので価格も高いです。


また、ドット柄もエレファントブランドのものがあり、象が下を向いているモデルは希少な’40~’50年代のものになります。


シンプルで使いやすく、大人から支持されているのも特徴ですね。



カラフルで豊富なバリエーションをもつ「クッキー柄」

小さな四角の模様が散りばめられたクッキー柄

小さな四角の模様が散りばめられたクッキー柄

 出典  Funmee!!編集部


とある古着屋さんが名付けたとされるクッキー柄。


多くのコレクターがヴィンテージバンダナを集めるキッカケとなったのが、このクッキー柄だと聞いています。


ネイビーとレッドが基本だったドット柄とは異なり、カラフルなのが特徴です。なので、若い人や女性なども集めやすいと、人気が高くなっていますね。


ただ、その豊富なカラバリや種類、コレクターの多さから、僕はこの柄を集めるのをやめています(笑)。写真右下のグレーなど稀少な配色が多数存在するのも魅力です。



’60~’70年代のアメリカンカルチャーを感じる「花柄」

文字通り、フラワーを基調した花柄

文字通り、フラワーを基調した花柄

 出典  Funmee!!編集部


ドット柄のように古い年代のモデルもありますが、個人的にはクッキー柄同様に、'60~'70年代が主流のカラフルなものをコレクションしています。


実際にカラフルな花柄はヴィンテージ市場でも人気です。


デニムのヒップポケットにサラッと入れているだけでもさり気ないアクセントになるので重宝しますね。



'40~'80年代のワーク&アウトドアブランドのバンダナ

'40~'80年代のワーク&アウトドアブランドのバンダナ

 出典  Funmee!!編集部


ワーク&アウトドアブランドのバンダナはいわゆるメーカーが販促用に配っていたモデルが中心です。言わずと知れたデニムブランドのリーバイスやリーをはじめ、オシュコシュやL.L.ビーンといったおなじみの銘柄を揃えています。


ただ、先に紹介した定番柄のバンダナよりも比較的新しいものが多いので、コレクションしている人はまだ少ないですね。



バンダナへの深い愛を教えてくれた西脇さん

バンダナへの深い愛を教えてくれた西脇さん

 出典  Funmee!!編集部


このように、ヴィンテージバンダナを簡単に分類しながら紹介するなら、王道色の動物柄&ドット柄、カラフルなクッキー柄&花柄といった感じでしょうか。


それに対して男心をくすぐる「メーカーもの」と思って、それぞれ楽しみながら収集しています。



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■プロフィール

西脇哲さん


ヴィンテージバンダナコレクター、ビームス ゴルフ バイヤー。お馴染みのセレクトショップ「ビームス」が、ファッション性と機能性を両立させたゴルフスタイルを提案するオリジナルブランド、ビームス ゴルフのキーマン。バイヤーとして海外で直接買い付け、日本ではビームス ゴルフでしか手に入らないアイテムも展開。古着やヴィンテージにも造詣が深い。



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企画・編集協力:枻(エイ)出版社

文:大内康行 (Yasuyuki Ouchi)

写真:片山貴博 (Takahiro Katayama)



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Funmee!!編集部

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