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バイクで走るべき! 日本の絶景道・5選

バイクで走るべき! 日本の絶景道・5選


バイクって走ってるだけで楽しい! 目的地があればなおさら楽しい!! その目的地に最適な絶景道・選りすぐりの5つを、大プッシュします。



北海道 知床横断道路「最果てへ続くワインディングロード」

北海道では果てしなく続くストレートのイメージが強いかもしれませんが、知床横断道路は珍しくカーブが連続することからも走り好きのライダーに好まれています
 出典  Funmee!!編集部
北海道では果てしなく続くストレートのイメージが強いかもしれませんが、知床横断道路は珍しくカーブが連続することからも走り好きのライダーに好まれています


ライダーの誰もが憧れるツーリングスポットの定番中の定番、北海道。なかでも眼前に広がる大自然と、ワインディング、オホーツク海を臨む絶景を味わえることから、年々注目度を増しているのが知床横断道路です。

 

おすすめコースは知床斜里からスタートし、知床半島のウトロを経由して羅臼を結ぶ全長27kmの山岳道路で、左右に広がるのは世界自然遺産にも選ばれている手付かずの大自然! 雄大な風景を眺められる展望台や温泉などもあるため、ゆっくりと知床の大自然を満喫でき、運が良ければエゾシカに出会うこともあるでしょう。

 

ウトロ側は緩やかなカーブが多く、オホーツク海を眺めながら気持ち良く走れるワインディングが続き、知床五湖への道を越えてからは徐々にカーブがきつくなり、山道を登りきれば知床峠にたどり着きます。知床峠からは正面に羅臼岳、下を覗き込めば真夏の深い緑の樹海が広がり、遠くに根室海峡と国後島が浮かぶ広大な風景を楽しむことができます。

 

冬になると知床峠は数mもの雪が積もるため、例年11月上旬から翌年4月下旬までの5カ月半、人もクルマも通行できなくなります。じつはこの峠、通行できる期間がもっとも短い国道で、貴重な大自然を味わうならいまが絶好のチャンスなのです。



岩手県 八幡平アスピーテライン「雲上の非日常を愉しむ」

八幡平は岩手県と秋田県にまたがる台地状火山(アスピーテ)。頂上は標高1613m、十和田八幡平国立公園に指定されています
 出典  Funmee!!編集部
八幡平は岩手県と秋田県にまたがる台地状火山(アスピーテ)。頂上は標高1613m、十和田八幡平国立公園に指定されています


八幡平(はちまんたい)アスピーテラインは岩手県の八幡平御在所から秋田県のトロコ温泉まで続く東西約35kmを横断する山岳道路。緩やかな傾斜の山道を辿り、ブナの林を走り抜ける東北屈指の絶景ルートとして知られています。

 

八幡平は火口から溶岩が遠くまで流れていき出来上がった火山のため、盾を伏せたような形をしています。そのため、緩やかなカーブからタイトなカーブまで、多彩な走りを楽しめるのも魅力のひとつです。

 

高原地帯に入ると山肌に沿って大小のゆったりしたカーブが続き、茶臼岳、黒谷地、源太岩を抜けた先に辿り着く見返り峠は、広い駐車場やレストハウスなどがあるため、ライダーだけでなくトレッキングを楽しむ人や観光客も多く訪れるスポットです。

 

県境にあたる見返峠付近の標高は約1,500mで、下層雲とほぼ同じ高さにあたるため、雲の上を走る非日常的なライディングを楽しめることも。沿道には温泉もあるので、寄り道しながらゆっくり遊べます。

 

八幡平の緩やかな稜線と樹林、南にそびえる岩手山、そして常に広く抜けた空のもとライディングできるこのコース。ここでしか味わえない走りと面白さがあります。



静岡県 西伊豆スカイライン「富士と駿河湾を一望できる稜線」

アップダウンとカーブが連続する多彩なワインディングと、富士山や駿河湾が一望できる景色が魅力。夕日で染まった富士山に感動しないはずがない!
 出典  Funmee!!編集部
アップダウンとカーブが連続する多彩なワインディングと、富士山や駿河湾が一望できる景色が魅力。夕日で染まった富士山に感動しないはずがない!


静岡県が誇る絶景道、西伊豆スカイラインは伊豆半島の修善寺と戸田(へだ)を結び、戸田峠と船原峠を繋ぐ約10kmのワインディングロード。かつては有料道路でしたが、現在は県道127号の一部区間として扱われるため、無料で走行できます。

 

背の高い木々や土手に囲まれたエリアが少ないため見晴らしが良く、遠くに富士山や駿河湾を望みながら稜線を走れることが魅力的。全線2車線で道路の状態が良く、比較的交通量が少ないため、ベテランライダーだけでなく、女性ライダーや乗り始めたばかりのライダーにとっても安心して気持ち良く走れるツーリングロードと言えるでしょう。

 

道中には、だるま山高原レストハウスや戸田駐車場など、目を見張るほどの美しい景色を展望できるスポットがいくつかあることもポイントです。都内から日帰りで楽しめるエリアですが、だるま山高原をはじめ、いくつものキャンプ場もあるので、キャンプツーリングを楽しむこともできます。また伊豆エリアらしい海鮮も食べられます。

 

海に近い山並みを走れるだけでなく、バリエーションに富んだ大自然のワインディングとアップダウン、海の幸や自然のなかでのひとときなど、多彩な魅力をゆっくり楽しめるコースです。



山口県 角島大橋「海の上を疾走するような快感」

本州と角島を繋ぐ角島大橋は海の上を走り抜ける爽快感が魅力。渡った先の角島には美しいビーチや自然に囲まれた公園も
 出典  Funmee!!編集部
本州と角島を繋ぐ角島大橋は海の上を走り抜ける爽快感が魅力。渡った先の角島には美しいビーチや自然に囲まれた公園も


本州と山口県角島を結ぶ角島大橋は、全長約1,780mの大きな橋で、橋上からは左右に広がる青緑色の海の上を疾走しているかのような気分を味わえます。

 

日本の絶景道の多くは山岳のワインディングロード。角島大橋の上を走っている時間は約2分ほどですが、何もない海の上を走り抜ける爽快感は、ワインディングロードとは異なる滅多に味わえない特別な体験となるでしょう。絶景道を好むライダーなら一度は目に焼き付けておきたいスポットです。

 

角島大橋でのツーリングは、楽しみ方にひと工夫をするとさらに違ったものになります。じつは角島大橋の全景を眺められるのは、本州側の海士ヶ瀬公園と角島の瀬崎陽の公園の2カ所だけなのです。そこで、橋を渡る前に、公園の展望台を訪れ、透きとおった美しい海とまっすぐ伸びる橋、緑深い島の全景をしっかり味わっておくことをおすすめします。

 

角島には白砂とコバルトブルーの海が眩しいしおかぜコバルトブルービーチや、明治9年に建てられ、花崗岩の白い姿から「日本一美しい灯台」と評される角島灯台といった観光地もあります。



熊本県 阿蘇パノラマライン「九州の力強い自然を体感」

2016年、熊本地震の影響で部分的に通行止めになっていましたが、2018年の春に全線復旧しました。日本でも数少ないカルデラの景色の迫力は圧巻です
 出典  Funmee!!編集部
2016年、熊本地震の影響で部分的に通行止めになっていましたが、2018年の春に全線復旧しました。日本でも数少ないカルデラの景色の迫力は圧巻です


九州が誇る阿蘇山の広大な景色をバイクで走りながら堪能できる阿蘇パノラマラインは、阿蘇カルデラの内側を走る山岳道路です。カルデラの中央に聳える阿蘇五岳へ近づくほどに一面牧草地や草原が広がり、放牧された牛や馬が見られるなど、力強い自然を感じられるツーリングスポットで、九州トップクラスの人気を誇ります。

 

カルデラの北側から阿蘇吉田線、南側から吉田線南登山道、西側から阿蘇公園下野線という3ルートが阿蘇五岳へと続きます。阿蘇吉田線と吉田線南登山道は阿蘇登山道とも呼ばれる県道111号にあたります。

 

タイトなカーブは少なく、日本有数のカルデラ地形と外輪山を一望でき、空と山の境界線がはっきりと浮き出た開けた眺望を存分に味わいながらゆったりと走りを楽しめます。また、南側は北に比べて、自然豊かな木々に囲まれたワインディングが続く山岳エリアの特色が色濃くなっています。

 

景観地、草千里ヶ浜は阿蘇五岳のひとつ烏帽子岳の北麓に広がる火口跡。直径約1kmの火口のなかに、約400mの火口跡がもうひとつあり、緑鮮やかな大草原と池が広がっています。阿蘇パノラマラインに沿って展望所もあり、必ず訪れたい絶景スポットです。



バイク雑誌「BikeJIN」の名物企画「絶景ロード」を一冊にまとめた完全保存版。全国選りすぐりの絶景道を100カ所集め、美しい写真とともにどんな道なのかを紹介! 冬季閉鎖、紅葉シーズンといったロードインフォメーションも掲載しています。


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文:原 雄二(Yuji Hara)

写真:stock.adobe.com

メイン写真提供:カワサキモータースジャパン



2018年7月24日
Funmee!!編集部
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