【ザ・使い込んでる部】#11 17年間いつも側にいるマックパックのバックパック


使い続けるのには理由がある。愛し続けられるのには想いがある。そんな趣味にまつわるこだわりの“私物”を紹介する「ザ・使い込んでる部」。

 

連載第11回目にご紹介するのは、ウェブデザイナーの横田茂さんが愛用し続けるマックパックのバックパックです。

 

購入したのは17年ほど前。当初は仕事道具を入れる通勤用のバッグでしたが、横田さんのライフスタイルの変化に合わせ、バックパックの使われるシーンもその都度変わっていきました。現在は、登山の際のパートナーとして活躍しているそう。そんなバックパックにまつわるお話をお伺いしていきます。



購入理由はヘルメットも収納できる仕事用バッグとして

横田さんのマックパックのバックパックは35Lの中型パック

 出典  Funmee!!編集部


僕、20代から12年間くらい、ビルの窓拭きの仕事をしていたんですよ。けっこう長いでしょ。このバックパックはその当時、買ったものなんです。

 

というのも、仕事はだいたい直行直帰。毎日道具をたくさん持ち運ばないといけなくて、他にもいろんなバッグを試したんですけど、荷物が重いからどれもすぐに壊れてしまったんです。それで登山道具だったら丈夫なのかなと思って、四谷の現場の近くのアウトドアショップで購入しました。

 

マックパックはニュージーランド生まれのブランドなのですが、そういうのはね、全然意識していなかった。とにかく丈夫で、たくさん入るバックパックがいいと。ヘルメット、安全ベルト、靴、つなぎ、弁当も入れてましたしね。バイク通勤をしていたので、背負えるタイプがよかったんです。

 


蹴られても、雨風に打たれても、壊れない優れた耐久性

2012年に修理してもらった背面パッド。17年経ったとは思えないほど、経年劣化がみられません

 出典  Funmee!!編集部


このバックパックは、本当に丈夫なんですよ。生地は耐久性を持つポリエステルにコットンをブレンドしたAZTEC®というマックパック独自の素材らしいんですけど、窓拭きの仕事をしている時はほぼ毎日使っていましたし、現場でも放っぽり投げていたし、邪魔だったら蹴られたりもしていましたしね(笑)。それでも全然、壊れなかった。防水性が高いから、雨の日でも中の荷物が濡れてしまうこともなかったんです。

 

2000年に購入して、今年で17年目。ほつれたり、破れたりも一切していない。やっぱりつくりがいいんでしょうね。これまで2回、修理に出していて、2011年にベルトとゴムを替えてもらい、2012年に背面パッドのウレタンを交換してもらいました。ウレタンはニュージーランド本社で修理してもらったんですけど、5,000円プラス送料500円とかだったかな。フカフカになって戻ってきましたよ。



焙煎したコーヒー豆もパンパンになるまで詰め込んでいた

1999年まで使用されていたマックパックのロゴマーク。ニュージーランドの最高峰、マウント・クックがモチーフのデザイン

 出典  Funmee!!編集部


いずれ好きだったコーヒーを扱う仕事をしたいなぁと考えていましたから、窓拭きの仕事の後、飲食専門のマーケティング会社でウェブマガジンの編集と制作をして、その後デザイン事務所で働き始めたんです。その頃からコーヒー豆の焙煎をするようになったんですね。

 

知り合いのコーヒー店などで焙煎機をお借りしながら豆を焙煎していて、そこでまたこのバックパックが登場するんです。

 

焙煎した大量の豆を詰め込むのに大活躍。料理家さんとチームを組んで、コーヒー担当としてケータリングもしてましたから、その時もコーヒー関連道具一式を入れるバッグとして使っていましたね。



現在は山登りのパートナーとして大活躍

登山に持っていっていたカリタのポットとKONOの名門フィルター。横田さんはコーヒーも提供するケーキと焼き菓子の店『Afterhours』を奥様と営んでいます

 出典  Funmee!!編集部


現在は趣味の登山バッグとして愛用しています。関東近郊の山が多いので、35Lのサイズは1泊2日の行程にちょうどいい。富士山や八ヶ岳もこのバッグで登りました。

 

最初は「コーヒーを扱う者として、山にもちゃんとした道具をもっていくべきだ」って思っていましたから、ミルやポット、ドリッパーなんかも持っていっていたんです(笑)。でもさすがに重くって、いまはだいぶコンパクト。ドリッパーは登山用の折り畳み式、豆は挽いたものを袋に入れ、小鍋でも美味しくドリップできる技術を習得しました。

 


使わないものはすぐに処分してしまうそうですが、このバックパックはずっと一緒です

 出典  Funmee!!編集部


最近のバックパックって、軽いし、収納も多いし、背負いながらものの出し入れができるじゃないですか。僕のバックパックは昔のデザインだから、ポケットも3つくらいしかないし、何かを出す時は絶対に下ろさないといけない。正直、面倒臭いんです(笑)。でもなぜか使っちゃうんですよね。新しいバックパックもいくつか持っていますけど、山登りの半分くらいはコレ。

 

どうしてなんでしょうね。図らずしもずっと一緒ですから、愛着なのかな。僕にとって特別な存在であることに、間違いはありませんよね。




■プロフィール

横田 茂さん

 1969年東京都生まれ。駒沢大学文学部歴史学科を卒業。飲食専門のマーケティング会社でのウェブマガジン編集長を務めた後、デザイン事務所を経て、2009年に独立。コーヒーの焙煎もするウェブデザイナーとして活動中。東京・代々木公園の近くにて、奥様とケーキと焼き菓子の店『Afterhours』を営む。『Afterhours』オリジナルブレンドのコーヒーも。

 


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文:大森菜央 (Nao Ohmori)

写真:六本木泰彦(Yasuhiko Roppongi)

 


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Funmee!!編集部

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