#46 一緒に120座を踏破した! 色違いの「トレイルポール」
登山
【ザ・使い込んでる部】︎

#46 一緒に120座を踏破した! 色違いの「トレイルポール」


使い続けるには理由がある。愛し続けられるには想いがある。そんな趣味にまつわるこだわりの“私物”を紹介する「ザ・使い込んでる部」。

 

今回ご登場いただくのは、オーボエ奏者であり、アウトドアブランドのショップスタッフでもある石津谷知子さん。初めて体験した登山にハマり、3年間で120座近くの山を登頂したという石津谷さんの山の相棒であるマジックマウンテンの「トレイルポール(ストック)」を紹介します。



オーケストラ仲間との登山がきっかけで、山にハマった

南アルプス・蝙蝠岳にて。非常に行きにくいですが知る人ぞ知る名峰。両手にはまだ入手したばかりのころのピカピカのトレイルポールが
 提供  石津谷知子さん
南アルプス・蝙蝠岳にて。非常に行きにくいですが知る人ぞ知る名峰。両手にはまだ入手したばかりのころのピカピカのトレイルポールが


私は普段オーボエという楽器の演奏活動をしています。楽器を吹くのは意外と体力が必要なんです。ある日、所属しているオーケストラの仲間に登山へ誘われ、体力作りにもなるからとあまり深く考えず西穂高岳手前の丸山まで行くことになりました。登山の道具は何も持っていなかったので、ザック、登山靴、雨具とポールを購入して、日帰りで登山に行きました。

 

初めての登山は、とても楽しい体験でした。せっかく道具も揃えたことだし、人生で一度は登ってみたいと思っていた富士山へ。幼いころから音楽漬けの生活だったので、体力に不安もありましたが、富士山を登頂できたことで少し自信がついたんです。

 

この体験で、私と演奏家登山仲間はすっかり山にハマってしまいました。高山では、街で見ることのできない素晴らしい景色や、風の音や鳥の鳴声といった音など、さまざまな出合いも魅力的でした。

 


3,000m峰をすべて登り終えたら結婚しよう

新婚旅行で訪れた9日間に渡る南アルプス大縦走での1枚
 提供  石津谷知子さん
新婚旅行で訪れた9日間に渡る南アルプス大縦走での1枚


そのとき一緒に登ったオーケストラの仲間は、当時のボーイフレンドでした。山にハマった私たちは、「3,000m峰すべて登り切ったら結婚しよう」と約束をして、休みの日はせっせと山へ出かけていました。

 

すべてと言っても、3,000m峰は日本に20座ほどあるので、3〜4年くらいかかるだろうなと思っていたら、たった5カ月でウッカリその目標を達成してしまったんです(笑)

 

これはすぐに結婚しなくては、となり……、2016年に山にまつわる祝日「山の日」が制定されたこともあり、この日が自分たちらしいだろうと思って両親たちの顔合わせをバタバタとすませて無事入籍しました。



色違いのトレイルポールは、相棒のような存在

型は少し違うけど、使用感に差異はないという2本のトレイルポール
 出典  Funmee!!編集部
型は少し違うけど、使用感に差異はないという2本のトレイルポール


山道具のなかで一番愛着を持っているのは、この「マジックマウンテン」のトレイルポールです。もともと夫が青を、私が赤を購入したのですが、雪渓を下っているときに夫が転んで、1本をダメにしてしまったんです。残った1本は家に保管して、夫は新しいものを購入して使うことに。

 

また、別の登山のときに今度は、雨天だったこともあって私が転んでしまい、折れ曲がってしまいました。新しいものの購入も考えたのですが、家には青いトレイルポールが1本あることに気づいて、青と赤1本ずつで使い始めました。



山行は常に色違いのトレイルポールと共に
 出典  Funmee!!編集部
山行は常に色違いのトレイルポールと共に
購入してまだわずか3年ですが、使い込んでる様子がよく分かります
 出典  Funmee!!編集部
購入してまだわずか3年ですが、使い込んでる様子がよく分かります


山道具はブランドが限られていることもあり、皆同じようなアイテムを持っていてオリジナリティが出せないなと感じていたのですが、色違いのトレイルポールを持っている人はそういません。登山を始めて3年しか経っていないのですが、使い込みすぎて紐の縁取りがはがれてしまったり、グリップをずっと持っていると手が黒くなったりと不便もありますが、一番愛着がある道具です。



このポールにはストーリーが詰まりすぎていて、決して捨てることができないという
 出典  Funmee!!編集部
このポールにはストーリーが詰まりすぎていて、決して捨てることができないという


私の初登山から今までずっと一緒に登ってきたポールには、山登りの歴史が詰まっています。私にとっては相棒のような存在なんです。もし、この2本が曲がったり折れて使えなくなってしまっても、捨てずに大切に取っておこうと思っています。



アウトドアな旅をテーマに、山をはじめとしたさまざまなテーマで遊び尽くすアイデアを集めています。旅する自分をイメージせずにはいられない! そんな方におすすめです。


■プロフィール

石津谷知子さん


オーボエ奏者。音楽活動の傍らアウトドアメーカーで働き、山を登る日々を送る。登山を始めた2015年から2017年7月までの総山行日数は145日、登頂した山の数は120座近く。「自分にとっては未踏峰」をモットーに、山の個性をじっくり堪能している。登山以外にもクライミングや沢登り、渓流釣りを楽しむ。2018年の夏は1カ月にわたって北海道の山々を登る旅へ。

 

 

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文:千葉泰江(Yasue Chiba)

写真:岡崎健志(Kenji Okazaki)



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2018年7月23日
Funmee!!編集部
Funmee!!編集部

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