#45 鉄フレームで野山を走りつくす! マウンテンバイク「SAMURAI」
自転車
【ザ・使い込んでる部】︎

#45 鉄フレームで野山を走りつくす! マウンテンバイク「SAMURAI」


使い続けるのには理由がある。愛し続けられるのには想いがある。そんな趣味にまつわるこだわりの“私物”を紹介する「ザ・使い込んでる部」。

 

今回ご登場いただくのは、南アルプス北部にある山小屋「北沢峠こもれび山荘」の支配人をつとめる竹元直亮さん。10年来の相棒であるマウンテンバイク、chromag(クロマグ)SAMURAI」をご紹介いただきました。



フィールドは自宅のすぐ裏の山

頑丈で安定感のある愛車サムライで、ダウンヒルを楽しむ竹元さん。登山者がいない里山のコースでマウンテンバイクを思いきり走らせています
 出典  Funmee!!編集部
頑丈で安定感のある愛車サムライで、ダウンヒルを楽しむ竹元さん。登山者がいない里山のコースでマウンテンバイクを思いきり走らせています


2007年、南アルプス北部の玄関口である北沢峠の山小屋「こもれび山荘(当時の名前は『長衛荘』、2015年に改名)」の支配人になりました。それ以来、5月末から10月末までの夏山シーズンはほぼ南アルプスの山のなかで過ごし、11月から5月までは麓の街で過ごす、という生活を続けています。マウンテンバイクを楽しんでいるのは、おもにそのシーズンオフの間です。



自宅周辺にて。すぐ背後に見えるのは南アルプスの山。とくにトレイルライドに熱中していた1996年ころには、この周辺のコースの開拓に力を注いでいました
 出典  Funmee!!編集部
自宅周辺にて。すぐ背後に見えるのは南アルプスの山。とくにトレイルライドに熱中していた1996年ころには、この周辺のコースの開拓に力を注いでいました


長野県伊那市にある僕の自宅は、地元の人にも「伊那のチベット」と呼ばれているほど山深い地域にありまして、家のすぐ裏に山があります。思い立ったらすぐガレージからバイクを引っ張り出して、30分のショートコースから標高差500mほどあるロングコースまで自在に遊べてしまう。マウンテンバイクライダーとしては、このうえなく恵まれた環境ですよね。



決め手は頑丈かつ、しなやかなフレーム

chromagならではのクロモリ製フレーム。リアサスペンションのないリジッドフレームとロングトラベルフォークというシンプルな設計
 出典  Funmee!!編集部
chromagならではのクロモリ製フレーム。リアサスペンションのないリジッドフレームとロングトラベルフォークというシンプルな設計


マウンテンバイクは全部で5台ほど持っているんですけど、なかでも一番使い込んでいるのはこのchromagのサムライです。10年前、知り合いのライダーに借りて乗ってみたら、僕が当時持っていたバイクより速く走れて欲しくなりました。マウンテンバイクの本場であるカナダのウィスラーで誕生したブランド、という点も気に入って購入。

 

実際に使ってみてわかったchromagフレームの利点は、下りだけでなく登りの走破性にも優れること、リジッドフレームなのでメンテナンスが楽なこと、クロモリ製でカーボンやアルミに比べて頑丈かつしなやかなことです。



世界でもっともマウンテンバイクが盛んな国、カナダのウィスラーで誕生したブランド「chromag」。ローカルライダーがテストを繰り返し、そのフィードバックがものづくりに反映されています
 出典  Funmee!!編集部
世界でもっともマウンテンバイクが盛んな国、カナダのウィスラーで誕生したブランド「chromag」。ローカルライダーがテストを繰り返し、そのフィードバックがものづくりに反映されています
手作りのサイクルラックには、sunn(写真左)と、クレイジーシープ(写真右)のマウンテンバイク、キャノンデール(写真中)のシクロクロスが。竹元家のガレージには、chromagを含む計7台の自転車が収納されていました
 出典  Funmee!!編集部
手作りのサイクルラックには、sunn(写真左)と、クレイジーシープ(写真右)のマウンテンバイク、キャノンデール(写真中)のシクロクロスが。竹元家のガレージには、chromagを含む計7台の自転車が収納されていました

 

必要なパーツで組み上げたカスタマイズバイク


完成品として売られているものもありますが、僕はパーツをそれぞれ選んで購入しました。このマウンテンバイクの乗り心地を決めるフレームは、もちろんchromag製。そのほか、ハンドルやステム、サドル、ペダルもchromag製で、フロントサスペンションやギア、タイヤは別ブランドのものを組み合わせています。



ハンドルバーとステムもChromag製。デザインの細部にまで遊び心を感じられます
 出典  Funmee!!編集部
ハンドルバーとステムもChromag製。デザインの細部にまで遊び心を感じられます


たとえばシートクランプは素材が真鍮なので、やわらかいけれど締め込んだときにしっかり食い込んで使いやすい。サドルは前側に引っかかりがあるため、楽に登ることができる。ウィスラーのハードコア系ローカルライダーが立ち上げたブランドだからこそ、パーツ一つひとつが「登って、下る」ことを最大限に考慮したデザインに仕上げられています。

 

10年経ったいまでも全然古くないし、むしろ無駄をそぎ落とした機能美には、新しささえ感じます。これからも、相棒として長く乗り続けていきたいですね。



クロマグのロゴマークがあしらわれたサドル。一度乗ってみれば、いかにライダーの使い勝手を考えて設計されているかがわかります
 出典  Funmee!!編集部
クロマグのロゴマークがあしらわれたサドル。一度乗ってみれば、いかにライダーの使い勝手を考えて設計されているかがわかります
自分で揃えたバイクに囲まれて楽しそうな竹元さん。「50才になったら電動アシストマウンテンバイクを買います」と、いま気になっているモデルをこっそり教えてくれました
 出典  Funmee!!編集部
自分で揃えたバイクに囲まれて楽しそうな竹元さん。「50才になったら電動アシストマウンテンバイクを買います」と、いま気になっているモデルをこっそり教えてくれました

完成車やフレームから、各種パーツまで、最新のカタログがずらり! いま話題のE-MTBやキッズバイクも網羅したMTBを楽しむ人たち必携の書です。


■プロフィール

竹元直亮さん

 

長崎県出身。北沢峠 こもれび山荘支配人。大学時代に山岳部へ所属し、ハードな山登りに明け暮れていたが、ケガをきっかけにマウンテンバイクに出合う。大学卒業後も、長野県伊那市を拠点にマウンテンバイクのコース開拓に力を注いでいた。現在は、山小屋勤務のオフシーズンに、週に3回ほどマウンテンバイクで山を走っている。



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文:松元麻希(Maki Matsumoto)

写真:TaQ Inoue (Happy Dayz Prd.) 



登山
スポーツ
2018年7月9日
Funmee!!編集部
Funmee!!編集部

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