自動車
#041 ポルシェ・ケイマン(987)
【編集長ジャック・酔狂な‟モノ”語り】︎

#041 ポルシェ・ケイマン(987)

まいど編集長のジャックです!

クルマ・コンテンツが人気の一つとして定着している「Funmee!!」ですが、

今回はボクのマイカーについてのお話を。

最初、ぜんぜんケイマンの話が出てきませんが、ご容赦を(汗)
 出典  Funmee!!編集部
最初、ぜんぜんケイマンの話が出てきませんが、ご容赦を(汗)

いまや20代の方々の中では、“マイカー”って言葉が死語らしい平成の終わり、クルマという存在は世代によってぜんぜん捉え方が違うモノになってますよね。


趣味はエイジレスで、中学生から70代まで同じことで盛り上がれるのが醍醐味の一つですが、ことクルマに関しては、生活に近いものでもあるからこそ、道具・手段として成立してくれればいいものに成り下がりました。


が、それでもボクはクルマが愛おしいし、語れるほどの車歴もないけれど、できる限りクルマには乗っていこうと、いまのところ考えてます。

ホントに”バックシャン”って言葉ぴったり、と手前味噌の自画自賛、親バカもいいとこです(汗×2)
 出典  Funmee!!編集部
ホントに”バックシャン”って言葉ぴったり、と手前味噌の自画自賛、親バカもいいとこです(汗×2)

初めて自分のクルマを手に入れたのは、二十歳のとき、歯医者さんが大事にしていたホンダの初代プレリュードを譲ってもらってでした。値段は5万円。その5万円がなかなか出せなかったけれど、原付きスクーターを売り、授業をサボって稼いだバイト代と一緒に買いました。


それで友達や彼女と、海にもスキーにも行きました。だから社会人になって、吉祥寺の家賃3万1000円の風呂ナシに住み始めたときも、1万2000円を払って駐車場を借りてクルマを維持しました。それにまつわるエピソードは計り知れないほどあるのだけれど、それを書いていると本一冊ほどの文章量になってしまうので、今回は割愛。


いまのケイマンも嫌いではないですが、まだまだまあるい感じが残っている初期型がやはり好みです
 出典  Funmee!!編集部
いまのケイマンも嫌いではないですが、まだまだまあるい感じが残っている初期型がやはり好みです

何が言いたいのって、クルマと関わり始めてからのバックグラウンドが、現在の20代の方とは圧倒的に違うのだろうと思うのです、いまの40歳以上の人って。クルマを文化なんて大仰な捉え方も気恥ずかしいけれど、ドラえもんのタケコプターは手に入らなくても、クルマはナントカしたいと本気で考えていた思考が血肉になっていますから。


毎日三食カップラーメンを食べてでもフェラーリを買ったという人(ホントにそんなん人が30年前には、そこそこいたんです)を笑いながらも、小馬鹿になんてできない世界観は、世代という言葉で片付けられてしまうんでしょうけれど、クルマを運転しているときの高揚感・万能感は、実はいまも続いています。


ホンダ初代プレリュード

アウトビアンキY10

サーブ900

メルセデスベンツE300ワゴン4マチック

フォルクスワーゲン初代ゴルフカブリオ

メルセデスベンツW114クーペ

ジープCJ

メルセデスベンツW114セダン

リンカーンMKX


……なんか数台抜けているような気がしますが、そんなまるで統一感のない並びでクルマを乗り継いできて、いまはポルシェのケイマンに乗っています。いつも一台だけです。増車なんて余裕は、ずっとサラリーマンだったボクにはありません。

後ろ姿がスペイシーで、これに並ぶカッコよさと言ったら、いすゞの117クーペでしょうか
 出典  Funmee!!編集部
後ろ姿がスペイシーで、これに並ぶカッコよさと言ったら、いすゞの117クーペでしょうか

だけど、「おいおい、お前がポルシェかよ!」と突っ込まれそうですが、王道の911と違いまして、語弊を恐れず申せばケイマンってポルシェ好きの中では不人気な車種なので(笑)、3代前の2006年製は、総額でもプリウスの新車ぐらい。いまなら上手くいけば総額250万ぐらいで買えると思います。


ボクも走行距離3万km程度、内外装とも新車みたいなヤツと出会ってしまい(ここで受動態で言うのが昭和のオヤジの特徴です)、スーパーカー世代真っ只中なオヤジは、「ホントにこんなの乗って大丈夫か!?」と思いつつ、したり顔でハンコを押しました。


いくらカッコいいからといって、譲れない部分もありました。


いろいろ趣味はありますが、以前「EVEN」と言うゴルフ雑誌の創刊編集長を、ゴルフを一切やってない時から仰せつかって、いつの間にか自分の生活には欠かせない趣味にゴルフがなっていたので、ゴルフ場に行くときに不便なクルマはキビシイのです。


その点、ケイマンはミッドシップエンジンなので前にも後ろにも荷室があって、しっかりキャディバッグが2本積める積載能力があるのです。これはめちゃめちゃ驚かれます。二人でゴルフに行くのでも、ぜんぜん問題なし。二人でゴルフに行くことって、あまりないんですが(笑)。


でも、壊れるのでは? 壊れたら修理代も大変なのでは?? とボクもそれはすごく不安でしたが、そりゃ個体によって当たりハズレがあるのがクルマの世界なので、一概には言えませんが、2年半ほど乗ってきて、車検以外で自動車工場にお世話になったのは、高速でクギを踏んでやむなくタイヤ交換をしなければいけなくなった時ぐらい。拍子抜けするぐらいにいい子です。


なんだかこういうクルマを手に入れたときのネガディブ要素を打ち消す話ばかりしてますが、とにかく乗り初めて以来、毎回楽しいがいまも続いています。アクセルを踏むだけ、ステアリングを切るだけで楽しいって、なんなんでしょうねぇ、これは。


こんな気持ちの高揚を知らないのは損だと心底思うのだけれど、もっと高揚するものが他に&手軽にあるから、若い人は誰もクルマを持たないのでしょうか。

なんだかナンバーの数字を消したらガチャピンみたいに見えますね、どうでもいいですけれど(爆)
 出典  Funmee!!編集部
なんだかナンバーの数字を消したらガチャピンみたいに見えますね、どうでもいいですけれど(爆)

ボク的は、ヴィンテージカーとかにも興味津津ですが、エアコンが効かないのなんて論外です。カッコだけで意地を張って乗っても長くは持ちません。


でも、湯水のごとくクルマにお金をかけることなんて毛頭できないから、経済的なことを含めて、自分にフィットするクルマをどういう風に乗るかいろいろと考えつつ、カーセンサーを開きながら妄想していく。そんな過程こそ楽して、いよいよこのケイマンに行き着いた感じです。


だから、もう少しこのクルマを楽しみたいと思います。あと2、3年、いや10年かも。「でも、意外とクルマ乗り換えるよねぇ、お前って」と、自分で自分のことを思っているので、どうなるかわかりません。ただ、30年前の自分に、あの時はお風呂じゃなくて駐車場を選んで正解だったよ、とは言ってあげたいと思います。

自動車や航空機の模型を作り続けるフジミ模型のプラモデル(1/24)。リアルスポーツカーシリーズの名の通り、精巧な作りで、ケイマンとケイマンSを選んで作れます。窓枠マスキングシール付きなので、塗装作業も簡単です。

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写真:今井暖(Dan Imai)

文:ジャック・タカハシ(Jack Takahashi)


マニア
2018年8月9日
Funmee!!編集部
Funmee!!編集部

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