自動車
#08 日産 フィガロ(邂逅編)
【ヘンアイ国産自動車の会】︎

#08 日産 フィガロ(邂逅編)


最近は路上で見かける機会も少なくなった、でも鮮烈に記憶に残る、少し変わった魅力的な日本発のクルマたち。

 

そんなクルマとの毎日を楽しんでいるオーナーさんを取材する新連載が「ヘンアイ国産自動車の会」。第8回目は「日産 フィガロ」オーナーの濱中奈緒子さんに、フィガロの魅力を語っていただきました。



かわいらしいスタイリングにひと目惚れ!

フルオリジナルのフィガロに乗る濱中さん
 出典  Funmee!!編集部
フルオリジナルのフィガロに乗る濱中さん


日産のパイクカーシリーズの1モデルとして、'91〜’92年に生産されたフィガロ。マーチのプラットフォームを流用し、レトロな雰囲気のボディを搭載したスタイリングは、発売から25年以上経つ今でもコアなファンが存在するモデルなのです。


パイクカーシリーズは、’87年に生産されたBe-1に始まり、’89年のパオとエスカルゴ、そしてフィガロ、といずれも限定生産で、マーチのプラットフォームをベースにユニークな発想による特異なデザインが人気を得ました。’80年代後半〜’90年代初頭の日産を象徴する1台といえるでしょう。



車体がコンパクトで小回りが利くので、街中はもちろん山道の走りを楽しむこともあるそう
 出典  Funmee!!編集部
車体がコンパクトで小回りが利くので、街中はもちろん山道の走りを楽しむこともあるそう

フィガロを題材にした映画も作られたことも


フィガロは、モーツァルトとの歌劇『フィガロの結婚』を車名の由来に持ち、「満足の新しい形」をテーマに開発されました。当時の日産はBe-1を始めとしたコンパクトなパイクカーですでに成功を収めていたこともあり、強気なデザイン設計が人気の秘密でした。フィガロを題材とした恋愛オムニバス映画『フィガロストーリー』が公開されるなど、異色の広告展開でも注目を集めました。発売当時は2万台の限定生産で抽選販売されたのですが、応募開始から1ヶ月で21万件以上の応募があったという逸話からもその人気ぶりが伺えます。



うしろ姿もかわいい
 出典  Funmee!!編集部
うしろ姿もかわいい

この車両のオーナーである濱中さんは、フィガロはいつか乗りたい憧れのクルマだったと語ります。元々マツダのスポーツカー、RX-7に乗っていたと言う女性オーナーらしからぬ男前なクルマ歴の持ち主ですが、結婚を機に落ち着いた走りを楽しめるフィガロを手に入れたのだとか。濱中さんがこだわったのはフルオリジナルの装備とトパーズミストのカラーリング。前オーナーが大切に扱っていたクルマのようで、機関系も外装のコンディションも極上の車体を手に入れたのだそう。

 

「夫がキャデラックのエスカレードに乗っているので家族で出かける時や遠出はそっちで、フィガロは私が普段使いに乗るクルマ。コンパクトで扱いやすいので、街乗りや山道を走ることが多いですね。エンジンは決してパワフルではないですが、不便を感じるほどではないし、この小さな車体で非力に頑張って走っている感じもかわいいんですよ(笑)。アメリカの'50年代のクルマみたいなリアの流れるようなボディラインが特に気に入っています」



日産の「パイクカー」シリーズ第3弾、フィガロのチョロQ zeroです。レトロな外観のイメージがデフォルメされています。

221616.com【ガリバー】中古車検索プログラム


■プロフィール

濱中奈緒子さん

 

結婚前はRX-7に乗っていたこともあると言う、硬派な車歴を持つ主婦。フィガロのかわいらしいスタイリングに惚れ込み、日常使いからワインディングまで幅広くドライブを楽しんでいる。



===

文:金原悠太(Yuta Kinpara)

写真:澤田聖司(Seiji Sawada)



自動車
自動車
2018年2月27日
Funmee!!編集部
Funmee!!編集部

RANKING

ランキング