大きな段差や水辺も登れる!ファットバイクでオフロードサイクリング


ファットバイクは、マウンテンバイクのようなフレームにまるでモーターバイクのような太いタイヤをはく自転車。


ファッションとして街乗りをしている人も増えてきた人気のファットバイクの楽しみ方を、茨城県つくば市の自転車ショップ「TAS CYCLE」のオーナー・福田貴也さんに教えてもらいました。

 


“ぶっといタイヤ”でグイグイ走る快感!


—— オフロードといえばマウンテンバイクというイメージですが、ファットバイクでも可能なのですか?


ファットバイクはもともと、アメリカのライダーによって雪道を走るために作られました。そのため、マウンテンバイクと同様に石がゴロゴロ転がるオフロードも走れますし、さらには砂浜だっていけます。


ハードな自然に耐えられるよう丈夫にできていて、道を選ばないのがファットバイクの魅力のひとつですね。

 


—— なるほど。それでそんなにタイヤが太いんですね。


ファットバイクは、衝撃を吸収するためのサスペンションシステムを使っていないため、タイヤを大きくして衝撃を和らげ、オフロードを楽しめるようになっているわけです。


タイヤの空気圧を調整することで、街乗りにもオフロードでも適した乗り心地になります。例えば、オフロードなら接地面が多いほうがタイヤのグリップが効くので、少し空気圧を低めにして乗ると走りやすいですね。


街乗りの場合は逆に空気圧を高めにすると、走り出しが軽快になってラク、ということです。



大きいタイヤで衝撃を和らげ、オフロードを楽しむ

 出典  Funmee!!編集部


—— 福田さんはどんな楽しみ方が好きなんですか?


昔はスピードを出したり、派手なパフォーマンスが好きでしたが、年々、じっくり登ることが楽しくなってきていますね。

ゆっくりと山を登るスタイルって楽しいなと大人になってから気づきました。 ただし登っていくには体の使い方にもコツが要りますし、最低限の筋力も必要です。それで山に遊びに行かない日でも、地道に身体作りをしたり、困難を乗り越えるために努力したり、それをクリアした時の達成感も気持ちいいですしね(笑)。





 出典  Funmee!!編集部

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石・枝・枯れ草・水たまり……障害物があるから面白い

水辺もグングン走れる!

 出典  Funmee!!編集部


—— 登りを楽しむのって、どんなことが面白いんでしょうか



ファットバイクなら、小岩と呼んで過言ではない程度の石も乗り越えられます。これから登る道を見て、あの小岩をスピードつけて乗り越えたら少しタイヤが浮くだろうな、とか、さらにその先に水たまりを着地点にすれば、水をバシャッとはねさせて……とか、ルートを考えるんです。


これがイメージ通りにできると嬉しいですよ! あとは足をつけずにどこまで登れるかなど、自分に課題を設定したり。自然が相手だからこそ楽しめる遊びですね。



 出典  Funmee!!編集部

オフロードを楽しむ近道

 出典  Funmee!!編集部


—— オフロードを楽しみたい! と思っても……そもそもどうやって始めたらいいでしょうか?


ファットバイクを入手したとしても、どの山でも遊んでいいわけではありません。個人が所有する山もあし、ハイカーやバードウォッチャーが多い山での自転車走行は危険です。人が少なく、遊んでも迷惑をかけず楽しめる場所だと安心ですね。一番いいのは、詳しい人に連れて行ってもらうことだと思います。

 


—— 初めは自分で判断せず、詳しい人に教わるのがベストなのですね。


そういう人がまわりにいなければ、ファットバイクを購入した自転車ショップなどで行われているイベントに参加するのが確実です。また場所や状況によりますが、僕は遊びやすいエリアまで現地まで車で行って、山に入る準備をして登っていくスタイルで楽しんでいます。



 出典  Funmee!!編集部


—— 楽しむための心構えなどありますか?


そうですね、楽しくてもマナーはいつも忘れないようにすること。地域の人たちが昔から大切にしてきた山であることを心に留めて、山にお邪魔させてもらっている気持ちで遊ばせてもらうとよいのかなと思います。


それに簡単なことですが、ゴミは持ち帰る。自然のものは持ち去らない。これは登山でもなんでも、自然をフィールドにしている遊びなら気をつけたいことですよね。あとは人それぞれ、自分に合ったスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。



 出典  Funmee!!編集部


ーー 謙虚な気持ちが大切ですね。


若い時は体力も筋力もあって、身体の使い方などの飲み込みも早い時期。経験が増えたり年齢が上がるにつれ、若い頃のようにすんなりとラクにはいきません。けれど、テクニックを習得するための地道な身体作りの楽しさや、遊び場となる自然そのものへの敬意などを持つことに気づきました。


大人になって自転車で遊ぶことって、意外と奥深いんです。きっといろいろな気づきがあると思います。ぜひチャレンジしてみてほしいです!




■プロフィール

福田貴也さん

埼玉県出身。都内自転車ショップの勤務を経て、茨城県つくば市で自転車ショップ「TAS CYCLE」オープン。幼少の頃からの自転車好きで、十代で本格的に始めたマウンテンバイクから、ロードバイク、MTBなど数々の自転車を楽しむ。

 

TAS CYCLE

〒305-0033 茨城県つくば市東新井38-6

TEL: 029-896-8253

営業:13:00〜20:00

休み:火曜日 他休みあり(HPカレンダー確認)



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企画・編集協力:枻(エイ)出版社

文:井上綾乃(Ayano Inoue)

写真:後藤武久(Takehisa Goto)

 


■免責

個人所有の私有林や里山も多く存在します。立ち入る前に確認をし、わからない場合は地元の人や、イベントを開催しているショップ、インターネットの同好会などで情報収集をして入れる山か確認をしましょう。

また、静かな自然を楽しみたいハイカーやバードウォッチャーなど、さまざまな人が山に訪れています。周囲への配慮を忘れずに楽しみましょう。

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Funmee!!編集部

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