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山遊びは「トレイルラン」で、100倍楽しくなる!

山遊びは「トレイルラン」で、100倍楽しくなる!


「だれかのためではなく、自分のために生きたい」そんな思いが募り、10年前、田中ゆうじんさんは、家族とともに東京都から長野県へ移住しました。

 

「トレイルラン」にはまったく縁がありませんでしたが、山へ登ったことをきっかけに、気づけばいまでは時間を見つけては山を駆け回るという生活に。まずはそんな趣味時間を覗いてみましょう。

 


朝活トレランに密着!


5月上旬の平日朝9時。ゆうじんさんの自宅から車で約40分のところにある、鉢伏山登山口に集合。

 

「今日は天気が良いから、山頂からは北アルプスから美ヶ原までバッチリ見えますよ」

 

愛車のトランクからシューズや必要な道具を取り出しながら、嬉しそうに教えてくれました。



登山口周辺に車を停め、準備開始。最低限必要となる水や行動食をバックパックに詰めます
 出典  Funmee!!編集部
登山口周辺に車を停め、準備開始。最低限必要となる水や行動食をバックパックに詰めます


手慣れた手つきであっという間に支度を済ませたゆうじんさんは、登山口の鳥居をくぐり、新緑がまぶしい鉢伏山のトレイルへ。最初は足慣らしでジョグをしながら、美しい沢沿いを進みます。



登りはじめに続く、沢沿いのトレイル
 出典  Funmee!!編集部
登りはじめに続く、沢沿いのトレイル


水の流れる音と木漏れ日に癒されながら、軽やかに進んでいたら、いつの間にか沢は視界からなくなり、笹藪が広がっていました。歩きよりも景色が素早く変化していくのが、トレイルランニングの特徴なのです。



山頂が近づくにつれ、森全体が明るくなってきます
 出典  Funmee!!編集部
山頂が近づくにつれ、森全体が明るくなってきます


歩くと片道3時間はかかるコースを2時間弱で登り終え、視界の開けた鉢伏山山頂へ到着。周囲の高峰を眺めながら30分ほどひと休憩したら、折り返してふたたび走りはじめました。駆け下りていると、登りよりもさらにスピーディに景色が変化していきます。下りは登りよりも早く、たった1時間ほどで登山口に到着しました。



見晴らしの良い山頂付近。絶景をバックにフラットなトレイルでのランを楽しみました
 出典  Funmee!!編集部
見晴らしの良い山頂付近。絶景をバックにフラットなトレイルでのランを楽しみました


「蕎麦食べて、温泉入って解散しましょう」

 

時計に目を落とすと、まだ13時を過ぎたところ。登山だったらきっと、15時頃になったはず。午前中だけでもこれほど濃密に楽しめるなんて!



下山後はひとっ風呂。天然温泉に浸かって疲れをリセットします
 出典  Funmee!!編集部
下山後はひとっ風呂。天然温泉に浸かって疲れをリセットします

 

 

基本は街でのランと同じ。でも万一に備える


里山でそれほど長い時間をかけずトレイルランをする場合のスタイルはこちら。なるべく動きやすくて軽いウエアを選ぶという点では、街でのランと基本的な考え方は同じです。



上からバフのネックゲイター、オークリーのサングラス、ディナフィットのウィンドブレーカー、パンツ、サロモンのバックパック、inov-8(イノヴェイト)のトレランシューズ
 出典  Funmee!!編集部
上からバフのネックゲイター、オークリーのサングラス、ディナフィットのウィンドブレーカー、パンツ、サロモンのバックパック、inov-8(イノヴェイト)のトレランシューズ


「山」で走る場合に異なってくるのは、必要十分な水と行動食、万一のためのファーストエイドをバックパックに詰めて携行すること。悪路でもグリップ力を発揮するトレラン専用シューズを着用すること。また天候があやしい場合、行動が短時間であっても防水ジャケットは携行します。

 

「コーディネイトのポイントは頭に巻いてるバフのネックゲイターですね。ほら、山でも見つけやすいでしょ?」

 

安全面を考慮して、カラフルなウエアをチョイスしているのもこだわりのひとつ。なにより、ファッション自体も楽しんでいます。



ハマったきっかけは、自分を鍛えること

鉢伏山山頂周辺から北アルプス・常念岳を眺める
 出典  Funmee!!編集部
鉢伏山山頂周辺から北アルプス・常念岳を眺める


「運動は好きだけど、苦しい持久力系はさっぱりでした」と笑うゆうじんさん。トレイルランはおろか、アウトドアアクティビティ全般にも触れたことがなかった人生の風向きが変わったのは、北アルプスの常念岳への登山でした。

 

「移住してしばらく経ったある日、思い切って街から見える常念岳に登ることにしたんです。無事に登頂できたのですが、曇りで期待していた絶景は見えず。将来に対する漠然とした不安もあったのですが、『先のことも景色も、見えなくてもいいじゃないか』と気づきを得るきっかけになりましたね。それ以来、山登りにハマり、冬にはスキーも楽しむように。そんななか知人に誘われて山岳スキーレースという過酷なレースに出場したんです。散々な結果になってしまったのが悔しくて、トレーニングとして山を走り始めました」

 

トレイルランをとおして山仲間が増えていき、2011年からは「美ヶ原トレイルラン&ウォーク」というイベント運営に関わるほど、どっぷりとトレイルランの世界に足を踏み入れたゆうじんさん。



今年で8年目を迎える「美ヶ原トレイルラン&ウォーク」にて、レース前日の選手ミーティングでコースの説明をするゆうじんさん
 提供  田中ゆうじんさん
今年で8年目を迎える「美ヶ原トレイルラン&ウォーク」にて、レース前日の選手ミーティングでコースの説明をするゆうじんさん


そのほかにも、自身のアクティビティの模様をYoutubeへアップしたり、山仲間と「YAMANOVA」という山のコミュニティを立ち上げたりと、趣味を越えてトレイルランやアウトドアを満喫しています。



好奇心は留まることを知らない。登山やランニングだけでなく、スキーにも熱中。先シーズンはショートスキーで山を滑り降りる「SKIMO」にハマっていました
 出典  Funmee!!編集部
好奇心は留まることを知らない。登山やランニングだけでなく、スキーにも熱中。先シーズンはショートスキーで山を滑り降りる「SKIMO」にハマっていました

Buff (バフ) ネックゲイターは今回紹介したトレイルランニングだけでなく、ウィンタースポーツやランニング、アウトドア、自転車、モータースポーツ、日常生活などで活用できるスグレモノ。

色や柄が豊富なので自分にピッタリなネックゲイターが見つかるでしょう。


■プロフィール

田中ゆうじんさん

 

東京都出身、長野県在住。本業を別にもちながら、トレイルランや山スキーなど、アクティブなアウトドアを楽しんでいる。「美ヶ原トレイルラン&ウォーク」コースディレクター。「YAMANOVA」主宰。


 

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文:松元麻希(Maki Matsumoto)

写真:杉村 航(Wataru Sugimura)



2018年7月4日
Funmee!!編集部
Funmee!!編集部

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