ドローンを始めてみよう!――ドローン写真家・花田礼さんが解説する空撮入門


鳥のように自由に大空を飛び回ることができ、地上からは想像もできない世界をカメラに収めることができるドローン。

 

自分も楽しんでみたい! そんなドローン入門者に向けて、ドローン写真家・花田礼さんが解説。ドローンの選び方から、ルールやマナーまで、教えてくれました。




ドローンを飛ばすこと自体は簡単! ただし、ルールの理解は必須

入門者は、ドローンを飛ばす前に国土交通省が定めた無人航空機の飛行ルールを熟読すること

 出典  Funmee!!編集部


―― ドローンを飛ばすのは難しそうですね。

 

飛ばすこと自体は、誰でもできると思います。もちろん操作する上での最低限の知識がないとできませんが、クルマやバイクと同じで難しくありません。それらとの違いはドローンを飛ばすことに免許が不要なことです。しかしちゃんと勉強して知識をつけていただきたいです。


ルールやマナーを守らないでドローンを飛ばすと、世間からドローンの印象が下がってしまい、既に楽しんでいる人達に迷惑がかかってしまいます。そしてなにより、場合によっては人命にも関わることなので、ルール・マナーの理解・遵守が必須です。



花田さんの愛機、DJIのInspire。映画撮影でも使用されるハイスペックモデルだ

 出典  Funmee!!編集部


―― ドローンを始めるのに、オススメのモデルを教えていただけますか?

 

商用ドローン業界の世界最大手のDJI(ディー・ジェイ・アイ)のモデルを購入するのが無難でしょう。アマチュアから映画撮影のプロカメラマンまで使用しています。

 

上級モデルから順に、プロやプロアマ向けのInspireという機種があります。僕も愛用しているモデルです。そしてPhantomというシリーズ、これも一般人からちょいプロ向け。テレビの映像に使われていたりもして、僕のサブ機です。Inspire、Phantomは、本気の方向けのドローンですね。

 

その下にMavicというモデルがあります。リュックに入るぐらいの小ささに折り畳めるので、登山でも持ち運べます。さらにエントリー機として、手のひらに乗るサイズのSparkがあります。値段も5、6万円で購入できます。



―― なるほど、だとすると入門用としては、Sparkがよさそうですね。

 

確かに、エントリー機となるとSparkかMavicかになると思います。ですが、僕が本当におすすめするのはMavicです。Sparkは画質がそんなによくないんです。スマホのカメラより劣るぐらい。Mavicは一眼レフにちょっと劣るぐらいで、スマホよりは高解像度の映像で4Kの動画が撮れます。Sparkだと仲間とワイワイ撮影自体を楽しむには良いですが、撮れる映像や写真の質は高くないので、本格的にドローンを始めたい方には、個人的にはあまりおすすめしてないです。



飛行の前に航空法をチェック

操縦は送信機と連動したスマホやタブレットで行う

 出典  Funmee!!編集部


―― 実際にドローンを飛ばす前にすることはありませか?

 

まず航空法を勉強しないといけません。航空法にドローンに関する無人航空機の法律があります。飛ばしてはいけない場所の厳密な記載があるので最低限読んでおかないと。例えば人口密集地域と言って1km四方に何人以上いる都市部や空港の半径10km以内は飛ばしてはいけないという規制が幾つもあります。国土交通省のWEBサイトをチェックして下さい。

 

 

―― 最初はどのような場所で飛ばしたらいいですか?

 

もちろん法律に準じた場所というのは大前提として、開けていて見通しがよく、周りに人がいない所がいいでしょう。田舎の広大な草原だったり、広場とか。まずは撮影のことはおいておき、飛行に慣れることが大事です。

 


本格的にドローン撮影を始めるようになったら、予備のバッテリーはマスト

 出典  Funmee!!編集部


―― なるほど、それでもひとりで飛ばすのは不安な人は?

 

先ほどお話をしたドローンの最大手メーカーDJIが、DJI CAMPというドローンの資格を取る2日間ぐらいの講座を主催しています。僕もそれに参加したのですが、そこでは法律以外にも、風とか天気の気象条件とか電波法だったりといった知識を深めることができます。本気でやるなら、そのような講座を受けた方がいいかと思います。



ルールだけでなくマナーも

人口集中地区や空港等の周辺空域、夜間や目視外等で飛行させるには国土交通省への許可・承認が必要

 出典  Funmee!!編集部


―― ドローンを楽しむためにルールを守る以外に、必要なマナーはありますか?

 

今日撮影した場所も国土交通省に申請して、飛行の許可は取っています。ただ法的には飛ばしてよくても、一般の方との理解には差があります。一般の方は、ドローンは落下事故を起こしたりしているので、悪いイメージを持っていることもあります。

 

なので、場合によっては近隣の人から「何、飛ばしてるんだ」と言われてしまうこともありえます。そこで、「いや、法律で大丈夫だから、黙ってろ」みたいなことになってしまったらダメ。そのようなことにならないように、周りの人に「飛ばしますよ。いいですか?」というようにコミュニケーションをしっかりと取ることが、大事だと思います。法律と周りの一般人には理解の差があるということを意識して飛ばすのが、マナーですね。



「近隣の住民とコミュニケーションをとり、気遣いしながらドローンを楽しみましょう!」

 出典  Funmee!!編集部


―― 最後に、花田さんの記事を読んで、「ドローンを始めてみたい」という読者の方にメッセージをお願いします。

 

まだ誰も見たことのない景色を撮れる、自分が第一発見者になれる可能性があります。作品を通して世界とつながることができるかもしれません。ドローンは楽しいですよ!




■プロフィール

花田礼さん


ドローン撮影にハマり全国各地の美しい景色を撮影して回り、自身のインスタグラムで公開し注目を集めている。その作品が認められ『絶景空撮写真:ドローンマガジン』で巻頭特集が組まれたこともあるほどの実力派。広告代理店に勤務しながら、ドローン写真家としても活躍中

 

 

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企画・編集協力:枻(エイ)出版社

文:サンオー・プロダクションズ (SAN-O PRODUCTIONS)

写真:ペロ (Pero)



■免責

ドローンなど無人航空機を飛行させる場合、地域や状況によって国土交通省の許可を受ける必要があります。ルールに従い、安全に楽しみましょう。




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Funmee!!編集部

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