アウトドアコンシェルジュ・吉田豊さんが斬る。持っていて損なし、至高のキャンプギアはコレだ!


アウトドア業界25年以上のキャリアをもつ吉田豊さん。仕事もプライベートもとことんアウトドアを探求し、機能性もデザイン性も優れたギアを独自の審美眼で選び抜いています。「キャンプにオススメのギア、何かないですか?」。そんな漠然とした質問に対し、知識と経験から裏付けされた万能なアウトドアギアが続々登場。

 

吉田さんが愛用するギアは、初めてキャンプをする人からキャンプ歴の長いベテランまで要チェックです!



キャンプに持っていくナイフはやっぱりスマートが良い

上:「EKA」 下:「HIRO」

 出典  Funmee!!編集部


―― 長年のアウトドアライフで、今も愛用し続けているギアはありますか。

 

いろいろありますけど、じゃあまずはキャンプで欠かせないナイフから。上はスウェーデンの「EKA」(エカ)というメーカーのもの。主に料理に使っています。下は日本の「HIRO」で、木を削ったり、ヒモを切ったり、ハサミ代わりになります。爪切りにも便利です。

 


―― 無骨で存在感あるナイフかと思ったら、シンプルで女性でも扱いやすそうです。

 

どちらも折り畳み式。無骨なナイフよりシンプルなフォルムが個人的に好きで、木製の柄は使い込むほどに味がでるし、温かみがあります。HIROはカリン材で独特なコブの模様が気に入っていて、切れ味もよく、ブレードが厚くて頑丈です。2本とも、15年は愛用していますね。

 


―― 切れ味を持続させる秘訣って何かありますか?

 

キャンプに行く前に、こうして家庭用のダイヤモンドシャープナーで研ぐ程度で、砥石を使うよりも楽ですし、切れ味もずっといいです。



 出典  Funmee!!編集部

ゴアッテクスを採用した革新的ブーツは長年の相棒


―― ナイフ以外にどんなものがありますか。

 

そうですね、メジャーすぎて今でこそあまり履かなくなりましたが、「ダナーライト」は日本に代理店ができる前から履いてました。世界で初めてゴアテックスを採用した革新的ブーツで、これはそのセカンドモデル。アウトドアブーツは重いイメージがありますが、ちょっと持ってみてください。



「ダナーライト」のブーツ

 出典  Funmee!!編集部


―― あ、軽い!

 

サイズ26㎝で重さ1kgを切っていて、しかも丈夫。雨にも強く、足首をしっかりホールドしてくれる。ブーツのド・ストライクです(笑)。山でも街でも活躍できるので、ブーツをこれから初めて買うならこれをおすすめします。

 


―― セカンド、ということはファーストがあるわけですね?

 

現物を見たことはないですが、ファーストの内装はオレンジだったそうです。でも、一番の違いは、セカンドの方がノーズ(甲)は短くて革の質がいい点。ステッチの幅も狭く、丁寧な仕上がりです。



 出典  Funmee!!編集部

汗や温度差に強いメッシュTシャツは必需品

左:「THERM-A-REST」のインフレータブルマット 中:「マウンテンハードウェア」のシュラフ 右:「ザ ノースフェイス」のパラマウント Tee

 出典  Funmee!!編集部


―― これからキャンプやフェスで賑わう季節です。自分で用意した方がいいアイテムについて教えてください。

 

昼は暑くて、日が落ちると急激に冷えるので、天候の変化に対して柔軟に対応して楽しみたいもの。アンダーウェア(下着)、シュラフ、マットは、見た目や値段よりもスペック重視で選んだ方がいいです。

 


―― 確かに汗で濡れたウェアを着替えたくても着替えられなくて、そのまま着ていて体が冷えたという経験があります。

 

アンダーウェアは「ザ ノースフェイス」のパラマウント Tee(ドライ機能付きメッシュTシャツ)がイチオシ。汗の吸い取りも早く、それでいてすぐ乾くから、汗で身体を冷やすことがないです。襟ぐりを縦に切っているのはファッション(笑)。一般的な丸襟をヘンリーネック風にするプチアレンジ。これ以上切り口が広がらないのもメッシュのいいところです。

 


―― 自分流にカスタムしちゃうわけですね。

 

そうです。僕はこれにマッキントッシュのゴム引きトレンチコートを羽織って、ブリクストンのウールハットを被ってフェスに行くのが最近のスタイルです。



マットとシュラフは10年使ってもへたらないものを!

 出典  Funmee!!編集部


―― シュラフも値段やデザインなどピンからキリまであって、調べるほどどれがいいか分からなくなります。

 

持論ですが、シュラフはヨーロッパやアメリカの一流ブランドのものがおすすめです。なぜなら20年使っても膨らみ、温かみが新品同様だから。そして選ぶなら化繊綿よりダウンです。このシュラフは、「マウンテンハードウェア」というアメリカ・カリフォルニアのブランドです。

 


―― 軽くて柔らかいですね。

 

ダウンの品質を決める羽毛の膨らみ度合いFP(フィルパワー)が650FPなのが一般的なのに対し、800FPという高品質。クルマで例えるならフェラーリクラスです(笑)。安いシュラフは1年でへたるものもあるけれど、これはホントにへたりません。

 


―― これなら熟睡できそうです。

 

さらに心地よく寝るために「THERM-A-REST」(サーマレスト)のインフレータブルマットも一緒に使ってください。僕はこれを十数年は使っていますが、剥離もウレタンのヘタリもなし。これは声を大にするまでもなく、長い歴史と多くのユーザーが認める逸品です。アンダーウェア(下着)、シュラフ、マットは安価なものではなく、永く愛用できる信頼のおけるものをぜひ選んで欲しいです。



■プロフィール

アウトドアコンシェルジュ&マーケティング

吉田豊さん

宮城県生まれ。紳士服・婦人服販売・セレクトショップBEAMSを経て、アウトドアライフストアWILD-1に入社。アウトドア業界25年、バイヤーやプレス、MDを歴任し、2011年にアウドドアコンシェルジュとして独立。アウトドア初心者からベテランまで、楽しみ方やTPOに応じたアウトドアの衣食住のトータルプロデュースをしている。神奈川県茅ヶ崎市在住。


 

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企画・編集協力:枻(エイ)出版社

文:浜堀晴子(Haruko Hamahori)

写真:平野 愛(Megumi Hirano)

写真提供:吉田 豊(Yutaka Yoshida)

 

 

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Funmee!!編集部

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