コールマンのヴィンテージランタンでバトル勃発!?秋山夫妻のランタンをめぐるキャンプスタイルとは?


ランタンコレクターと聞くと、古い希少価値のある高価なヴィンテージランタンをたくさん集めて飾っておく、そんなイメージがあります。しかし、秋山和也さんは同じコレクターでも「使ってなんぼ」のコレクター。好きで集めたランタンをキャンプ場で使って、その風景を楽しむキャンパーです。


そんな和也さんと一緒にキャンプを楽しむ奥さんの幸代さんは「どうして同じモノをいくつも持っている必要があるの?」と、和也さんの趣味が理解できないそうです。


そんな秋山ご夫妻が仲良く楽しむキャンプスタイルとは、一体どのようなものなのでしょう? おふたりにお話をうかがってきました。



ランタンの最大の魅力は“機能美”という名のデザイン

 出典  Funmee!!編集部


―― 和也さんは今、何台のランタンをお持ちなんですか?


和也さん:全部で10台、すべてコールマンのガソリンランタンです。200A、220、228が2台に275。275は僕が生まれた78年に製造されたバースデーランタンです。そしてシアーズが3台に、ノーススター、2017年シーズンズランタンです。



―― すべてがヴィンテージランタンというわけではないのですね?


和也さん:ランタンの魅力は、燃えて明るくなるというだけのシンプルで無駄のない形。ひと言で言えば“機能美”です。ですから、ヴィンテージだけにこだわっているわけではありません。


もちろん、ヴィンテージは大好きですけどね(笑)。古いモデルでも、いまだに使えるというのがいい。今ではレトロだとか、ヴィンテージだとか言われているモデルも、昔は最先端デザインだったんです。そんなところが、また魅力的なんですよね



 出典  Funmee!!編集部


―― はじめからヴィンテージだったわけではなくて、大事に使われ続けてきたからヴィンテージとして今も残っている、ということですね?


和也さん:そうなんです。コールマンの古いランタンは、ジェネレーターやポンプカップ、フィラーキャップなどのパーツが、まだ手に入るので直せる。1940年代のモデルでも現役で使えていますから。



―― 大事に使っていくと愛着が湧いてくる、そんなところもヴィンテージランタンの魅力なんですね。


和也さん:ジャンク品を買って、直して使うのも楽しいんですよ。汚れたグローブを磨いていくとロゴが現れる。そのドキドキ感が楽しい。掘り出し物がないかと、よくオークションサイトを見ています。なかなか出てこないモデルを見つけたらすぐにポチッと(笑)



妻のもっともな意見。「10台もあるのはちょっとイヤ」

 出典  Funmee!!編集部


―― そんなご主人の趣味を幸代さんは、どう思っているんですか?


幸代さん:カワイイものなら、私も欲しいと思いますよ。茶色のバースデーランタンなんかは、いい色だと思います。でも、それがたくさんあるというのは、ちょっとイヤかな。10台もあるんでそろそろ限界……(笑)


同じようなものは、いくつもいらないと思うんですよね。色違いならいいかもしれないですけど。緑色のランタンは、どっちかいらないんじゃない?



―― 奥さん、こんなこと言っていますけど……


和也さん:よく言われています(笑) だから妻にもバースデーランタンをプレゼントして、ランタンの良さを知ってもらえればと思ったんですけれど、その年はオイルショックがあったので、ランタンが作られていないそうなんです。


そこで79年製の425Eバースデーツーバーナーをプレゼントしました。タンクやジェネレーターは新しいパーツで修理しています。本当はすべてのパーツが古いものならよかったんですけど……


幸代さん:バースデーだからと言われたので、その点についてはうれしかったです。でも、正直ツーバーナーは何個もいらないです(笑)。コンパクトツーバーナーなので使いやすいですけどね。


和也さん:“喜びの押し売り”なんて言われます(笑)



キャンプへ出かけるのは、ランタンを灯すため

 出典  Funmee!!編集部


―― なんだかおふたりは、かみ合わないような気もしますが(笑) そもそも、キャンプを始めたきっかけは何だったのですか?


和也さん:僕がキャンプを始めたのは15年ほど前。エントリー向けの安いテントと1000円くらいのシュラフ、そして電池式の暗いランタンで始めたんです。そんな装備だったので「キャンプは過酷なものだなぁ」というのが第一印象でした。


でもその後、以前キャンプをやっていたという上司から、286ランタンとツーバーナーをもらったんです。使ってみたらこれが快適! スゴイと思いました。ここからキャンプ好きになって、どんどんハマっていきました。というより、ランタンにハマっていった感じですね。


幸代さん:私は5年ほど前、夫に連れて行ってもらったのがきっかけです。今のような快適なキャンプしか知りません(笑)



―― どのようなキャンプをしているんですか?


和也さん:友達と出かけることもありますが、基本的にはふたりで年に8~9回ほど出かけています。ふたりだと思い立ったらすぐに出かけられますからね。でも夏は暑かったり、虫が出たりするので、それ以外の季節、おもに春と秋です。


幸代さん:寒いし雪も降るから、1~3月はお休みなんです。たまに冬キャンプもするんですけど、そんなときは寒さに慣れるために、家でも暖房をつけずに寒さトレーニングをしています(笑)


和也さん:以前は、チキンを丸ごとローストしたり、ピザを生地から作ることもしていましたが、最近はチキンラーメンとビールがあれば十分(笑) 妻も昔はよくサングリアを作ってくれましたけど、今はないですね……


ランタンに手をかけてしまうので、その反動かな? テントやファニチャーにはあまりこだわらないし、最近は料理にもこだわらなくなってしまいました。撤収は早いほうがいいですしね。



―― ランタンは何台くらい持って行くんですか?




 提供  秋山和也さん


和也さん:必ず4~5台は持っていきますね。茶色のバースデーランタンと赤ランタンは必須。あとはその日の気分や、出かけるキャンプ場のロケーションなどで変えています。そして選んだランタンは、妻がチェックするんです(笑)


幸代さん:今回は芝生のサイトだからカラフルにしようとか、色のバランスを考えるんです。そして、キャンプ場に着いたら必ず並べて写真を撮る。そのあとに、ランタンのレイアウトを決めていきます。テーブルにはコレを置いて、キッチンはアレにして……なんて。



 提供  秋山和也さん


和也さん:昨年の春に行った千葉県の成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場では、友人が持ってきたストロベリーの2016年シーズンズランタン、200A、シアーズのブリーとアボカド、バースデーの275をもって出かけました。


幸代さん:テントはコールマン オアシステントのWILD-1 30周年記念モデル。ブラウンの別注カラーなんです。タープはスノーピークのヘキサで、ファニチャーはウッドにこだわっています。


全体的にブラウン系でシックにコーディネートしています。オレンジ色のルクルーゼを差し色に使ったりして。バースデーランタンの茶色とも合っていますしね。



キャンプ場では、ふたりでサイトコーディネート


―― 実は幸代さんも、ランタンにハマりつつあるんですね!



 提供  秋山和也さん


幸代さん:最近は夫に感化されて、色が被らなければいくつあってもいいかな……なんて思い始めているんです。20台くらい並んでもカラフルなら、うっとり見ていられるかも(笑)


でもキャンプでのこだわりは、やっぱりベッドメイクですね。テント内にお気に入りのラグを敷いたり、クッションを並べたりしてコーディネートを楽しんでいます。


和也さん:僕はまったく興味ないですね。テントは寝るだけの場所なので(笑)



―― 結局のところ、おふたりでキャンプサイトのコーディネートを楽しんでいるんですね。


和也さん:そうですね。やっぱりコレクションするだけではなく、使うからこんな楽しみも生まれます。


栃木県那須町のキャンプラビットに年に1回出かけるんですけど、2代目オーナーが大のキャンプ道具好き。夜になるとバーを出してくれて、道具好きの仲間とランタンの情報交換をしています。こんな触れ合いができるのも、ランタンがあってこそかもしれませんね。



―― それでは今後も、ランタンは増えていきそうですね?



 出典  Funmee!!編集部


和也さん:今後欲しいなと思うのが、赤と緑がカワイイ242のクリスマスランタン。それと635カナダコールマンもいいですね。音がうるさくて燃費が悪いけど明るいモデルです。希少価値の高いゴールドボンドも、いずれは欲しいですね。


幸代さん:カワイイならいいけど、同じようなものはいりませんからね……




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文:牛島義之(Yoshiyuki Ushijima)

写真:澤田聖司(Seiji Sawada)



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Funmee!!編集部

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