キング・オブ・趣味バイク! 「ツアラー」オススメ車種ガイド


バイクに乗るなら近所を走り回るだけでなく、時間かけて長い距離を走り、愛車との対話も楽しみたいものです。ひとり絶景を求める旅や、仲間とともにロングツーリングすることで、バイクの面白さを思う存分に味わえます。

 

そこで役に立つのが「ツアラーバイク」。大排気量・大型タンクを備え、安定したロングツーリングを楽しめるこのバイクの特徴やオススメ車種を紹介します。



BMW「R 1200 GS ADVENTURE」。オフロード走破性と大排気量ボクサーエンジンに大容量タンクを装備したタフなツアラーバイク

BMW「R 1200 GS ADVENTURE」。オフロード走破性と大排気量ボクサーエンジンに大容量タンクを装備したタフなツアラーバイク

 提供  BMW Motorrad Japan


各地を巡る旅や、キャンプツーリング、温泉ツアーなど、目的をもって長い距離を走ることでしか経験できない絶景や人との出会いがあります。これらはバイク乗りだからこそ楽しめる醍醐味と言えます。

 

しかし、ひとくちにバイクといっても、それぞれ個性があるので、ロングツーリングへの向き不向きがあります。そこで最近話題に上ることが多いのが、より快適に長い距離を走る機能を追求した「ツアラー」というジャンル。

 

このツアラーという言葉に明確な定義はありませんが、どのツアラーにも共通するのが、高速走行などで余裕を持って走れる大排気量エンジンと、走行風を軽減するフェアリングを備えていることです。



BMW「K 1600 B」のフェアリング。高速走行中に身体が浴び続ける風圧は、一番の疲れの原因になります

BMW「K 1600 B」のフェアリング。高速走行中に身体が浴び続ける風圧は、一番の疲れの原因になります

 提供  BMW Motorrad Japan


ポジションは前傾姿勢のものより、身体をやや起こしながらリラックスして乗れるモデルが多いです。また、サイドバッグやツアーパックを装備するモデルではライダーはバックパックなどを背負わずとも多くの荷物を携帯できます。これらの機能を備えたツアラーは、全国を旅しながら愛車との思い出を築き上げていくためのバイクです。

 


BMW「R 1200 GS ADVENTURE」

BMW「R 1200 GS ADVENTURE」

 提供  BMW Motorrad Japan


BMW特有のフィーリングを味わえる排気量1,169ccのボクサーエンジンを搭載し、腰高でスタイリッシュなフォルムです。’80年代のパリ・ダカールラリーで活躍した「R80G/S」をルーツに持ち、「R 1200 GS」の航続距離を伸ばし、さらにオフロードでの走破性を高めたモデルと位置付けられています。

 

30Lの大容量ガソリンタンクや、高さを調節できるスクリーンを標準装備するので、オプションの「アルミニウム製ラゲッジシステム」を取り付ければ、大荷物でも快適にロングツーリングを楽しめます。

 

さらに路面状況に合わせてドライブモードを「ロード」、「ダイナミック」、「エンデューロ」など設定できるので、さまざまなシーンに対応した走りも楽しめます。



ガソリン容量30Lのタンクを備えることもR1200GS ADVENTUREのアイデンティティ

ガソリン容量30Lのタンクを備えることもR1200GS ADVENTUREのアイデンティティ

 提供  BMW Motorrad Japan

 

 

BMW「K 1600 B」

BMW「K 1600 B」

 提供  BMW Motorrad Japan


従来のBMWのイメージを打ち破り、アメリカンなバガースタイルに仕上げられています。BMWのツアラーシリーズであるKシリーズに新たに加わったモデルで、水冷6気筒1,649ccのパワフルな心臓に加え、後部両サイドに容量37ℓの固定式パニアケースを備えるため、さまざまな荷物を詰め込んで1泊や2泊するようなロングツーリングも気軽に楽しめます。

 

R1200GS ADVENTUREに比べるとウインドスクリーンは小ぶりですが、フェアリングの両サイドが後方に流れるようなラインを描く空気抵抗を意識したスタイリッシュなデザインも見所です。



リアフェンダーと固定式パニアケースがフラットな面をつくる。この美しい後姿がカスタムマシンのような雰囲気を作り上げます

リアフェンダーと固定式パニアケースがフラットな面をつくる。この美しい後姿がカスタムマシンのような雰囲気を作り上げます

 提供  BMW Motorrad Japan

 

 

ハーレーダビッドソン「ROAD GLIDE SPECIAL」

ハーレーダビッドソン「ROAD GLIDE SPECIAL」

 提供  ハーレーダビッドソンジャパン


アメリカ大陸横断を想定して設計されるツーリングファミリーで、二眼ヘッドライト「シャークノーズフェアリング」を備えた個性的な立ち位置の一台です。ロングツーリングに適した排気量1,745ccのエンジンパワーや、サイドバッグなどの機能的な装備に加え、エンジンやフォークをブラックアウトするなど、カスタムマシンのようなテイストを強調したスタイリングに仕上げられています。

 

フェアリングはフォークではなく、フレームにマウントされるので、見た目の割にハンドリングが軽く、軽快な走りを楽しめる点も人気の秘密といえるでしょう。



精悍な表情のシャークノーズフェアリングは1980年に誕生した「FLTツアーグライド」をルーツに持ちます

精悍な表情のシャークノーズフェアリングは1980年に誕生した「FLTツアーグライド」をルーツに持ちます

 提供  ハーレーダビッドソンジャパン

ハーレーダビッドソン「CVO LIMITED」

ハーレーダビッドソン「CVO LIMITED」

 提供  ハーレーダビッドソンジャパン


ハーレーによるカスタムメニューを施して販売される“カスタム・ヴィークル・オペレーション”の頭文字をとったCVOファミリーのなかで、ツアラーのフラッグシップであるウルトラリミテッドをベースとした一台です。

 

排気量1,923ccのビッグモーターを抱え、ラグジュアリーなシートや大容量のバッグなどを備え、ふたり乗りでも快適でゴージャスな旅を楽しめます。クロームとブラックのパーツのコントラストも美しく、高級感のあるデザインに仕上げられており、アメリカンモーターサイクルを代表するハーレーのなかで実力・ルックスともに最上クラスの装備が与えられています。



ライダー、パッセンジャーとも独立した背もたれが付き、温度調節が可能なヒーテッドシステムも備える豪華なシート

ライダー、パッセンジャーとも独立した背もたれが付き、温度調節が可能なヒーテッドシステムも備える豪華なシート

 提供  ハーレーダビッドソンジャパン

カワサキ「Ninja H2 SX SE」

カワサキ「Ninja H2 SX SE」

 提供  カワサキモータースジャパン


カワサキが誇るNinja H2をベースにスポーツツアラーとして楽しむために開発されました。排気量998ccのスーパーチャージドエンジンを搭載し、強烈な加速力を獲得。操作性の高さと燃費性能の向上を実現したモデルです。

 

オプションのパニアケースを装備すればロングツーリングの荷物の心配もなく、まさにスポーツ走行性能と日常的な足としての扱いやすさを両立したモデルと言えるでしょう。余裕のあるポジションに加え、スロットルを固定するクルーズコントロールがあるため、ロングツーリングでも肩肘を張ることなくリラックスして走ることができるのです。



Ninja H2ではアンダーカウルが非装着でしたが、ツーリングでの性能を重視してフルカウルへと変更され、脚部への走行風を軽減できるようになりました

Ninja H2ではアンダーカウルが非装着でしたが、ツーリングでの性能を重視してフルカウルへと変更され、脚部への走行風を軽減できるようになりました

 提供  カワサキモータースジャパン

 

 

ヤマハ「FJR1300AS」

ヤマハ「FJR1300AS」

 提供  ヤマハ


ヤマハのフラッグシップツアラーとして地位を確立してきた「FJR1300」をベースに、よりツーリング性能をアップデートしたモデルです。1,297cc水冷直列4気筒エンジンを搭載し、ロングツーリングを走り続ける快適性を持ちながら、ワインディングで高いスポーツ性能とクイックな走りを実現します。

 

最大の特徴は、ライダーのアクセル操作を検知し、クラッチ操作なくシフトチェンジできるヤマハ独自の機能「YCC-S(ヤマハ電子制御シフト)」です。従来のシフトペダルに加え、ハンドル左のスイッチボックスにあるシフトレバーにより親指でシフトダウン、人差し指でシフトアップ操作できるので、クラッチレバーを握ることなくシフトチェンジでき、ロングツーリングでの疲労軽減にも繋がります。



クラッチ操作を自動的に行ってくれるYCC-S。シフトチェンジは左足でシフトペダルを操作するか、左手でシフトレバーを操作します。ライダーが自分のタイミングで行うので、スポーティな乗り味を楽しめます

クラッチ操作を自動的に行ってくれるYCC-S。シフトチェンジは左足でシフトペダルを操作するか、左手でシフトレバーを操作します。ライダーが自分のタイミングで行うので、スポーティな乗り味を楽しめます

 提供  ヤマハ

 

 

ホンダ「VFR800F」

ホンダ「VFR800F」

 提供  本田技研工業


「大人のスポーツバイク ~Elegant Sport~」をコンセプトに掲げる一台。心臓部は’80年代からの伝統を受け継ぐ水冷90度V型4気筒エンジンを搭載しています。レースシーンで活躍したマシンをルーツに持つだけあって、スーパースポーツと一般的なツアラーの中間くらいの前傾ポジションも特徴のひとつ。

 

ここで紹介する他モデルに比べると、781ccと排気量は小さいですがその分軽快に扱いやすく、街乗りからロングツーリングまでシーンを選ばず快適なツーリングを実現できる頼れるモデルです。



二眼のLEDライトを備えるシャープな顔つきのフルカウルが特徴的。スポーティなイメージが強いですが、タンデム用のシートやグラブバーなども装備しています

二眼のLEDライトを備えるシャープな顔つきのフルカウルが特徴的。スポーティなイメージが強いですが、タンデム用のシートやグラブバーなども装備しています

 提供  本田技研工業

 

 

スズキ「GSX-S1000F ABS」

スズキ「GSX-S1000F ABS」

 提供  スズキ


スーパースポーツモデル「GSX-R1000」をベースとし、エンジンは排気量998cc、水冷4気筒4ストロークDOHCを備え、低中速で強いトルクを発生するストリート向けへ。高速巡航での風の抵抗を考慮して足元まで覆うフルカウルを身につけています。

 

スーパースポーツの性能を持ちながらも、ツアラーとしての装備を身につけたスポーツツアラーなのです。メーカーオプションにバッグ類はないため、大きな荷物の収納には若干不向きですが、それ以上に旅でもスポーティな走りを楽しみたいライダーにおすすめです。



テールカウルの中にはETCユニットと、小物を収納できるスペースがあるので、ちょっとした荷物ならバッグを持たずに出かけられます

テールカウルの中にはETCユニットと、小物を収納できるスペースがあるので、ちょっとした荷物ならバッグを持たずに出かけられます

 提供  スズキ

「日本の絶景ロード100 (エイムック 4060) 」(エイ出版社)

ツアラーバイクを走らせたい絶景ロードをエリア別に収録。美しい写真とともにどんな道なのか解説します。

amazonで見る


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文:金原悠太(Yuta Kinpara)



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Funmee!!編集部

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