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自分だけの味が楽しめる。巻きタバコのススメ!

自分だけの味が楽しめる。巻きタバコのススメ!


アナログな趣味が見直されつつある現代では、嗜好品にもより趣味性を求めるユーザーが増えています。


そこで今回注目したいのは“手巻きタバコ”。シャグ(タバコの葉)やペーパーを自分の好みで選び、より洗練されたタバコの香りを味わうことができる手巻きタバコの魅力や、始め方について、新宿の喫煙具ショップ、kagayaの上条大和さんにお話を伺いました。

タバコ本来のフレーバーを楽しむなら、手巻きタバコ!


より自分の好みに合う香りや味を求めて、またコストの低さから、最近では市販の紙巻きタバコから手巻きタバコに変更する喫煙者が増えています。まず、紙巻きタバコと手巻きタバコには根本的にどんな違いがあるのでしょうか?



専門店では手巻きタバコ用のシャグは世界各国のモデルを揃えているため膨大な種類の中から選ぶことができる
 出典  Funmee!!編集部
専門店では手巻きタバコ用のシャグは世界各国のモデルを揃えているため膨大な種類の中から選ぶことができる


紙巻きタバコは、全国のタバコ店やコンビニなど、どこでもほとんど同じ銘柄のタバコが手に入りますが、商品のクオリティコントロールを行うために、保湿剤や燃料促進材など様々な添加物が加えられているのが通常(無添加の銘柄も一部あります)。


一方、手巻きタバコは無添加のタバコ葉が基本であるため、タバコ本来のフレーバーを楽しめるのが特長です。しかし、保湿剤などが含まれていないため自分で湿度の管理などを行わないと味が変化してしまうこともあり、手間はかかりますが、好みの喫味を追究することができるのです。



ペーパーも喫味を左右する条件の一つ。燃焼速度の違いや甘みがあるもの、紙の匂いがしないものなど、多数種類があるのでシャグに合わせて相性の良いペーパーを選ぶのがベスト
 出典  Funmee!!編集部
ペーパーも喫味を左右する条件の一つ。燃焼速度の違いや甘みがあるもの、紙の匂いがしないものなど、多数種類があるのでシャグに合わせて相性の良いペーパーを選ぶのがベスト


「手巻きタバコと紙巻きタバコの一番の違いは、手巻きタバコは自分のタバコを作れること。市販されている紙巻きタバコはペーパーもフィルターもシャグも銘柄によって決められたパッケージの味を楽しむものですが、手巻きタバコはその組み合わせや、シャグの湿度によっても味が変わるので、自分好みのタバコをオリジナルで作ることができるのです」

 


自身も手巻きタバコを愛用するスタッフの上条さん。好みの味に辿りつくには専門店でスタッフに相談するのが一番の近道だ<br />
 出典  Funmee!!編集部
自身も手巻きタバコを愛用するスタッフの上条さん。好みの味に辿りつくには専門店でスタッフに相談するのが一番の近道だ

道具の組み合わせで好みの喫味を作ろう


シャグとペーパーとフィルターがあれば手巻きタバコを自分で作ることができます。その選び方のアドバイスを上条さんに教えてもらいました。

 

まずペーパーの大きなポイントとなるのは紙自体の厚みと素材だそうです。


「基本となるのはペーパーは薄い方が燃焼速度が遅く、厚い方が早い。これはシャグの湿度と関連してくるもので、湿度が高い葉に対しては燃焼効果の高い厚い紙が向いているということになります。さらに、漂白剤を使っているものと、使っていないもの、また紙ではなくヘンプ(麻)を使っているものやリコリスという木の幹のエキスを使った甘い香りがするものも人気があります。漂白剤を使っていないものは紙の匂いがしないので、香りに敏感な方に好まれます。また、ヘンプやリコリスは喉に優しい効果があります。自分のコンディションやその日の気分でペーパーを変えるのも面白いですね」



フィルターに種類があるのも手巻きタバコの面白いところ。フィルターによってメンソールに変更することも可能。最近はスリムタイプが人気だとか
 出典  Funmee!!編集部
フィルターに種類があるのも手巻きタバコの面白いところ。フィルターによってメンソールに変更することも可能。最近はスリムタイプが人気だとか


フィルターは太さや長さなどのサイズの違いと、メンソールや香りがついたモデルもあります。フィルターの太さによって、巻けるシャグの量もだいたい決まってくるので、太さも好みが分かれるポイントです。香り付きも含めて、数種類用意しておくと、違いを楽しみやすいでしょう。



オススメの入門セット。慣れるまでは手で巻くのが意外と難しいので、専用のローラーがあると便利だ
 出典  Funmee!!編集部
オススメの入門セット。慣れるまでは手で巻くのが意外と難しいので、専用のローラーがあると便利だ


そして、手巻きタバコの核となるシャグ。シャグこそ膨大な種類があり、実際に吸わないと味がわからないが、自分の好みのシャグを見つけるにはどうするのが近道なのでしょうか。


「まずは好みの香りや喫味、また紙巻きタバコで好きな銘柄などを伝えてもらえれば、それに近いものを教えることはできます。でも、初心者の方が言葉で好みを伝えるのは難しいし、ペーパーやフィルターとの組み合わせによっても喫味は別物になる。初心者には、癖がないバージニアタイプから始めることをおすすめしますが、実際は湿度やペーパーで味がバラバラなので試しながら好きな組み合わせを見つけてもらうのが良いですね。買ったシャグが好みではなかった場合でも、他のシャグとブレンドすると好みの喫味になることもあるので、捨てないでとっておいて、いろんなシャグを試してほしいです」



初心者にオススメのブレンド銘柄。癖のないバージニアとバニラ風味の銘柄を合わせることで、ほのかに甘みが香る喫味となる<br />
 出典  Funmee!!編集部
初心者にオススメのブレンド銘柄。癖のないバージニアとバニラ風味の銘柄を合わせることで、ほのかに甘みが香る喫味となる


手巻きタバコは品質管理や、吸うためにその都度手作業でタバコ葉を巻き紙に包む作業など、紙巻タバコに加え手間は多くかかりますが、その分自分だけの喫味を作り上げる喜びが付随する奥が深い嗜好品なのです。


どうせタバコを吸うのなら、より喫味にコンシャスになって手巻きタバコを試してみるのはいかがでしょうか。



はじめての方でも、簡単に手巻きタバコが巻けるセット。アジャスタブル式ローリングマシン、ペーパー3種、フィルターがすべてセットになっています。


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文:金原悠太(Yuta Kinpara)

写真:鳥居健次郎(Kenjiro Torii)

撮影協力:

喫煙具専門店 kagaya

〒160-0022

東京都新宿区新宿3-17-7 紀伊国屋ビル1階

TEL:03-3352-3689 FAX:03-3355-4864

営業時間:10:30~20:00 年末年始、棚卸日を除いて無休 twitter:@kagaya_smokeweb


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2018年5月29日
Funmee!!編集部
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