【ザ・使い込んでる部】#07 大人が楽しめる“氷上の格闘技”アイスホッケー。バウアーのスケート靴


使い続けるのには理由がある。愛し続けられるのには想いがある。そんな趣味にまつわるこだわりの“私物”を紹介する「ザ・使い込んでる部」。


連載第7回目はカメラマンの銭田豊裕さんが“31歳から始める趣味のスポーツ”として選んだ、アイスホッケーのスケート靴をご紹介します。


銭田さんは車、バイク、ベースなど、さまざまなことに熱中する多趣味な人。中でも近年、継続的に楽しんでいるのがアイスホッケーだそう。氷上の格闘技と呼ばれるほど激しいスポーツであるがゆえ、スケート靴には激戦をくぐり抜けた傷跡が勲章のように多数残っています。



激しさを物語る傷だらけのスケート靴

スケート靴に刻まれた生々しい傷跡。履き続けた年の数だけ、足に馴染んでいきます

 出典  Funmee!!編集部


試合中、相手チームの選手のスケート靴でえぐられてしまったんですよね。他にもパックがあたったり、スティックで叩かれたり、丈夫ですけどそのうち穴が開いてしまうんでしょうね。


アイスホッケーって、スティックや防具など道具がたくさん必要なんです。だから始めたばかりの頃は、けっこうみんな、お古を貸してもらうんですよ。でもスケート靴だけは別。スケーティングの感覚は靴によって左右されるので、最初に自分専用のものを買っておいたほうがいい。と、教えてもらって、購入しました(笑)。


だって僕がアイスホッケーを始めたのって、「スケートが得意だったから」というわけではないんです。むしろ「滑れない」に近かったかな(笑)。



初めてのスケート靴でも最上位モデルを選ぶ理由

練習や試合で使用する道具一式。「バウアーは世界的アイスホッケーブランド。歴史を現在の製品に継承している気がして、道具はバウアー社製品をよく選んでしまいます」

 出典  Funmee!!編集部


最初は立っているだけで精一杯。「いつか上手くなる日が本当にくるのかな」と真剣に思ってました。悲しい時間は多かったですね(笑)。疲れてくると、氷上でバランスを取るのも大変なんですよ。ようやく楽しくなってきたのは1年くらい後だったかな。


アクティビティとして楽しめるアイススケートの靴は、ブレードと呼ぶ刃の部分が長く、安定感があるんですね。それに比べ、アイスホッケーの靴は細かいターンや素早い動きができるよう、刃が短いつくりなので難しいんです。


刃の研磨は月に1回程度お願いするんですけど、いつもと違う方が研ぐと、本来の調子がでなかったりする。夏と冬で氷の硬さが違うから、刃の溝の入れ方や削り方も変わってくるんです。


僕のは購入当時の『バウアー』の最上位モデル『SUPREME TOTAL ONE』。価格によって素材の品質、軽さ、耐久性、履き心地が異なるので、ずっとアイススケートを続けるつもりならいい靴を選んだ方が結果的にお得なんですね。使用頻度にもよりますけど、10年は履けると思いますよ。スティックはすぐに折れてしまうこともありますし、グローブも破れてしまうので、消耗が早いんです。   



31歳を迎えて始めたアイスホッケー

銭田さんの身長は約180cm。ポジションはフォワードで、現在2つのチームに所属しています

 提供  銭田豊裕さん


アイスホッケーを始めたのは31歳から。今年で7年目なんですけど、25、26歳の時にも、知り合いのチームに誘われていたんですよ。「立っているだけでいいから」って(笑)。まぁそれは単純に、身体が大きいという理由なんですけどね。


でも当時は、小学校のスケート教室とかでしか滑ったことないし、スケートリンクの都合上練習も深夜0時過ぎスタートだし、お金もかかるだろうし、いろんな意味で無理だろうと思っていたんです。ただ31歳になって、身体を動かしたくなってきた。体力も落ちてきて、このままだとお腹もでてきちゃうな、と。


それで声を掛けてもらっていたアイスホッケーを思い出したんです。子どもの頃、アイスホッケーのテレビゲームも好きでしたしね。スポーツは小学校で野球、中学でバスケット、それ以降は特にしていませんでしたよ。



危険を伴うスピード感とスリルに魅了される

大きなバッグには道具がすべて収納されています。取材当日の夜も試合があったそう

 出典  Funmee!!編集部


アイスホッケーは難しいからこそ、続けられているのかもしれませんね。なかなか上達できないという悲しい思いをしてきましたし、ある程度のレベルにまでいきたい。所属しているチームも、入ったばかりの頃は東京都で3部あるリーグのうち、3部リーグの下から2番目だったんですけど、去年1部リーグに昇格したんですよ。


“氷上の格闘技”と呼ばれるくらいですから、危険もいっぱい。だけどそれも魅力なのかもしれません。子どもと一緒ですよね。冒険は楽しい。スピード感とスリルが忘れられなくなってしまうというか。極度の興奮状態がクセになるんです。


目標はアイスホッケーを続けられる状態を保っていくこと。怪我をせず、仕事に支障をきたさず、社会人としてのマナーを忘れず、プレイをする。これが大切なんだろうなと思っています。




◾️プロフィール

銭田豊裕さん

1979年香川県生まれ。幼い頃より父親のカメラをおもちゃに、ファインダーの向こう側の世界に触れ10代の中頃からオートバイでの旅の記録を撮り始める。アシスタントフォトグラファーを経てフォトグラファーへ。クルマとオートバイ、またそれに関係するヒトやモノの世界をリアルに体験し記録する日々を送る。


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文:大森菜央 (Nao Ohmori)

写真:山平敦史(Atsushi Yamahira)



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Funmee!!編集部

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