
#039 岡本太郎の「午後の日」
どうも編集長ジャックです!
先日、青山で打ち合わせが立て続けにありまして、すこしだけ時間が空いてカフェでグダっとしていてもよかったのですが、オッと思い立ち、南青山にある「岡本太郎記念館」に立ち寄ってきました。
そういえば今年の3月に太陽の塔が再生されましたよね。実はボク、ぎりぎり大阪万博には訪れていて、3歳でしたけれど、けっこう鮮明に思い出として残っているんです。動く歩道って、いまではフツーだけれど、本当に驚いたし、三菱未来館で宇宙の中に吸い込まれていくようなエレベータに乗った記憶があるんですが、それって妄想ですかね? ネットで調べてもソコにそんなエレベータがあったかわからなかったので……。
それはさておき、岡本太郎記念館はもともとのご自宅兼アトリエを記念館にしているので、そんなに広いわけではないですが、そのこじんまりした感じが和みます。もちろん作品が展示されてもいますし、太郎さんがつかっていたアトリエはそのまま残っていて、そこを眺めるだけでもなんとも味わい深くていいのですよねぇ。
記念館の入り口横にはスーベニアスペースも充実していて、太陽の塔のオブジェから太郎さん関連の書籍、ガチャガチャ(!)まで、相当充実していてそれを見るだけでも楽しいんですが、僕のお目当ては「午後の日」。太郎さんの作品の中でも有名中の有名で、多磨霊園にある太郎さんのお墓の墓標にもなっているヤツです。
右・左・上め・下めと、見る角度によって表情が違うのですが、なにより見ているだけでホッコリします。このオフィシャルのミニチュアが3,800円で売っていて、ペン立てにしているピーナッツ缶ミスターピーナッツに続き、仕事場の机でボクを見守ってくれる相棒が増えました。
収録数約400作品! 太郎が残した作品を年代ごとに紹介する作品集です。絵画や彫刻、イラスト、プロダクト商品まで網羅しているので、作品が変遷していく様がよくわかります。もちろん「午後の日」も紹介されています。
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文・写真:ジャック・タカハシ(Jack Takahashi)
