「自然は自分らしくいられる場所」キャンプブロガー・さくぽんさんが伝えたい外遊びの大切さ【前編】


初心者向けのキャンプ情報を発信するブログ「住所不定キャンパー改めHyper camp creators」が人気を集めるブロガー「さくぽん」こと佐久間亮介さん。
じつは、キャンプを始めるまでは、自然の“し”の字にも興味がない生活を送っていたという。
そんな彼が、どのような道筋を辿って、仕事を辞めてまでキャンプを生業にするに至ったのかを伺いました。

何でも自分たちでやらなきゃならないってことが、 キャンプの楽しみ


――さくぽんさんのブログは、日本中さまざまなキャンプ場で、さまざまなキャンプ道具を試す、まさに”生の情報”が人気ですね。子どもの頃から、キャンプにはよく行っていたんですか?


さくぽんさん:いえいえ、子どもの頃はまったくキャンプなんてやったことがなくて。キャンプを始める前は、自然なんて意識すらしない感じでした。初めてテントで寝たのは、大学生時代に震災のボランティアに行った時。不謹慎かもしれませんが、その時の星空がすごく綺麗で。で、東京に戻ってきてから、道具があるという友人とキャンプに行き始めました。

 


――今のさくぽんさんから考えると意外ですね。それ以来キャンプにハマった?


そうですね。テントを立てたり、焚き火で料理をしたり、何でも自分たちでやらなきゃならないことが楽しかったんです。サラリーマンになってからは、道具を揃える楽しみが加わりました。その頃は、毎週末、仲間とキャンプをしに出かけていました。

 


――キャンプのどんなところに惹かれたのでしょう?


みんなキャンプに行くと非日常感がいいよね、って言うんですけど、僕にとっては自分が自分らしくいられることですね。都会で暮らしていると、電車に乗ったり、お店ひとつ入るにも周りの人たちに気を遣ってしまうんです。だけど、自然の中にいると人との距離感がちょうどいい。自然で遊ぶようになってからは、自然に生かされているんだなと感じられるようにもなりました。まさに、人生観が変わったんですよ。




キャンプの魅力をもっと知ってほしい そう思って始めたブログが仕事になった。

 Funmee!!編集部
――サラリーマン生活は、どのくらいやっていたんですか。

2年弱です。退職後は、2年間、キャンプをしつつ、好きなことを仕事にしたいなあと思いながら日本中を旅していました。


――アウトドアを仕事にするなら、アウトドアメーカーやショップという選択肢もあったかと思いますが、ブロガーという形を選んだのはなぜですか?

好きなものを仕事にしようと思ったのと同時に、こんなに大好きなキャンプをいろいろな人にも楽しんでほしくて、ブログを始めたんです。それが、いつの間にか仕事になっていたという感じです。僕もキャンプを始めるにあたって、わからないことがたくさんありました。その頃の僕と同じように、キャンプを始めたいんだけど何からしていいのかわからない人たちのために、役立つ情報を提供したいと思っています。


――なるほど。一般の人の“知りたい”が満載のブログになったのは、初心者目線を大切にしているからなんですね。ちなみに、サラリーマン時代はどんな仕事をしていたんですか?

日用品メーカーの営業マンをしていました。キャンプを始めた当初から、普段家で使っている道具でもキャンプで試してみよう、というスタンスでやっていたんです。そういった部分には、前の仕事での経験が生きているかもしれません。例えば、ニトリのスキレットやダイソーの100円グッズとか。必ずしも、アウトドアブランドにこだわらなくてもいいのかなと。

手頃な価格で手に入るニトリのスキレット

 Funmee!!編集部


――高価な道具やこだわりの道具じゃなくても、キャンプは楽しめると。


そのほうが壊したり、失くしてしまった時のダメージも少ないですしね。アウトドアショップだけでなく、ホームセンターもよく行きます。キャンプで使えるものがないか、掘り出し物を探す気分で巡ってみるのは楽しいですよ。



キャンプの雰囲気を より演出してくれる道具選びとは?


――道具はどうやって選んでいるんですか?


キャンプ道具は、見た目がかっこよくても、実用性は使ってみないとわからない。自腹でドンドン新しい道具を買って、ドンドン試しています。僕らのブログは、同年代の読者が多いんです。若い人もそうですが、ファミリーキャンパーはお金にものをいわせて何でも揃えることができない。その分、工夫をしてキャンプを楽しめるアイデアも提供しています。例えば、使い捨ての紙皿ではなく、木製のお皿にしてみるとか。小さな部分でも、キャンプっぽさっていうのは演出できると思っています。



キャンプっぽさを演出してくれる木製の皿と手作りのローストビーフ

 Funmee!!編集部


――では、多少お金があるなら、揃えるべき道具、おすすめの道具ってどんなものでしょう?


木製のテーブルやステンレスの男らしい道具は、それがあるだけでキャンプの雰囲気が高まります。そんなテーブルや椅子、マグカップなどを買ってみるのはどうでしょう。冬場はマットも重要です。寒い時は、いくらいい寝袋を使っていてもマットが上質でないと寒くて眠れない。自分はサーマレストのリッジレストというモデルを使っています。

 


――他にもキャンプの雰囲気を手軽に高める方法はありますか。


料理にもちょっとだけこだわってみるとか。おすすめは、スキレットを使ったアヒージョやグラタン。寒い時期にもぴったりだし、これはいつもウケがいいメニューです。



冬のキャンプにはスキレットで作るアヒージョがぴったり

 Funmee!!編集部

冬キャンプも楽しめる! さくぽんさんおすすめのキャンプ道具

① コールマンのファイヤーディスク(焚き火台)

 Funmee!!編集部


2016年の新製品。軽井沢にあるキャンプ場のコテージに似たようなものが常設されていたのを見て、自分も手に入れました。シンプルな見た目もいいし、値段も¥6,000くらいで手頃です。

②スタンレーの保温ポット

 Funmee!!編集部


スタンレーはいろいろなサイズを持っていますが、見た目が男心をくすぐりますよね。それに加えて性能も抜群で、朝入れたコーヒーが夕方でも暖かく飲めます。とにかく、かっこいい!

③ホンマ製作所の薪ストーブ

 Funmee!!編集部


お手頃価格で重さもそこそこ。煙突などもあわせて、1万円前後で買えますし、ホームセンターでも手に入りやすい。薪をくべて温まりつつ、料理もできちゃう。

「自然は自分らしくいられる場所」キャンプブロガー・さくぽんさんが伝えたい外遊びの大切さ【後編】


■プロフィール

佐久間亮介さん


キャンプブロガー兼Life FREEKs代表。キャンプ初心者の誰もが悩む疑問に対し、痒いところに手の届く解答満載のキャンプブログ「住所不定キャンパー改めHyper camp creators」を運営している。

https://camp-in-japan.com


===

企画・編集協力:枻(エイ)出版社

文:池田 圭(Kei Ikeda)


最新情報はこちらから フォローやいいね!をして最新情報を受け取ろう

Funmee!!編集部

Funmee!!編集部