ロードバイク
ロングライドの楽しみとコツ
【ロードバイクが気になる!】︎

ロングライドの楽しみとコツ


ロードバイクはママチャリよりも長い距離をラクに走れる乗り物です。そのため多くの人は、「どこまで走って行けるのだろう」と未知の距離にチャレンジしたくなるものです。


こういった、距離を走る遊び方のことをロードバイクの世界では「ロングライド」と呼んでいます。

 

いまのロードバイクにはロングライド向けのモデルも多く、特徴があるのでバイク選びの参考にしてください。また、ロングライドを楽しむために重宝するアイテムやノウハウも紹介します。



そもそも、ロングライドとは?


ロングライドとは、ロードバイクに乗って遠くまで走りに出かけることです。走る距離に決まりはなく、近場しか走っていなかった人が50km走ったなら、それは立派にロングライドです。ある程度経験のあるサイクリストは、おおむね100km以上をロングライドと呼ぶことが多いです。

 

また、ロングライドには自然の景観や町の風景を見て、現地で美味しいものを食べるという意味合いもあります。先を急ぐことなくマイペースで走っていけることにレースとはひと味違う魅力を感じるでしょう。


なお、短い距離でこういったことを行う場合は、ショートツーリングやポタリング(散策)などといいます。





ロングライド向けロードバイクの特徴は?

 提供  デローザ


ロングライド向けのモデルは多くの自転車メーカーがリリースしています。ラインナップの中のひとつのシリーズとなっていることも多いので、ホームページやカタログを見るとすぐにわかると思います。主に以下のような特徴があります。



1)フレームの快適性が違う

長い距離を走ると身体はだんだん疲労してきます。そのためフレームに高い運動性能を持たせつつも、快適性を上げる工夫が施されています。とくに路面からの衝撃が身体にダイレクトに伝わると疲れやすくなりますので、フレームがそれをある程度吸収するような設計になっています。なかにはスペシャライズドのルーベシリーズのように、フレームに路面からの衝撃を吸収するサスペンション機能が備わったものもあります。



2)パーツの快適性が違う


走行中の疲労を軽減するための工夫が装着パーツに表れます。

 

お尻を乗せるサドルはある程度クッション性のある快適性を備えたものがつきます。タイヤは横幅が25Cより太めの28Cなどが装着されています。タイヤが太いとタイヤ内の空気の量が多くなって乗り心地がやさしくなるためです。

ハンドルは高価格帯のモデルになるとアルミより衝撃吸収性に優れるカーボンがついてきます。



3)ライディングポジションが違う


ライディングポジションとはロードバイクにまたがり、サドルに座ってハンドルに手をかけたときの乗車姿勢のことです。ロードバイクは前傾の深いライディングポジションが特徴ですが、ロングライド向けモデルの場合は、やや上体が起きた姿勢が取れるように設計されています。そのぶん身体を支える負担が減るため長い時間走っても疲れにくくなります。



ちなみに、高価格帯のモデルのなかにはエンデュランス(系)モデルと呼ばれるものがあります。こちらもロングライドに向くモデルです。エンデュランスとは自転車の世界では「持久・耐久」といった意味で、長距離のコースや路面状況の悪いコースで身体に大きな負担をかけないように開発されたモデルのことを指します。

 

ロングライド向けモデルといってしまうとレース的なイメージがユーザーの方に伝わりにくいので、エンデュランス(系)ロードバイクと表現して誤解を避けるようにする意図があります。




快適なロングライドには装備も大切


初めてロードバイクに乗る人にとって、ひとつの大きな目標が「1日に100km走る」ではないでしょうか。まだ走ったことのない人には実感がわきにくいかもしれませんが、準備を整えて挑戦すれば意外とイケるものです。ロングライドにあると便利なアイテムを紹介します。



ボトル&ボトルケージ

 出典  Funmee!!編集部


長時間の運動に水分補給は必須です。風を切りながら走っていると汗をかいた自覚が乏しくなりますので30分~1時間に1回は水分をとります。日本はコンビニが多く買ってすますこともできますが、フレームにボトルケージを装着してボトルを準備しておくと何かと心強いです。



 提供  TACX


水分補給用のボトルは、フレームにボトルケージを装着して、そこに収納します。タックスの製品はプロ選手も愛用するブランド。豊富なカラーリングも魅力です。



タックス シャンティツイストボトル500㏄ 900円(税抜)

タックス  ディーバ 1,800円(税抜)



サドルバッグ


ロードバイクには荷物の収納スペースがないので、小物を収納できるサドルバッグを用意しましょう。初心者の方はリュックを背負う人が多いですが、長い距離ではオススメしません。肩や背中が凝り、疲れの原因になります。荷物はバイクのサドルバッグ、さらには自転車用ジャージのポケットに入れて手ぶらで走ることが好ましいです。



 提供  トピーク

サドルバッグはサドルの台座とシートポストを利用して装着します。トピーク エアロ ウェッジ パック(ストラップ マウント)Mサイズは、ストラップ式の装着で幅広いサドル形状に対応可。同ブランドのロングセラー製品。



トピーク エアロ ウェッジ パック(ストラップ マウント)Mサイズ 2,300円(税抜)※テールライトは別売




パンク修理キット


万一に備えてパンク修理に必要なアイテム、タイヤを外すためのタイヤレバー、予備チューブ、携帯ポンプを携行しましょう。タイヤレバーと予備チューブはサドルバッグに収納します。携帯ポンプは自転車に取り付けて持ち運びできるようになっています。

 提供  トピーク


ハンドルとベース(脚)が折りたたみ式でコンパクト(長さ350mm、重さ202g)に収まる携帯ポンプ。フレーム装着用のアタッチメントを付属しています。


トピーク ロード モーフ 3,800円(税抜)




サイクルコンピューター


走行中のスピード、走った距離、走った時間などを計測できる機械です。略してサイコンとも呼ばれます。身体に無理のないスピードで走り、目的地までの距離や時間を逆算しやすいので何かと役立ちます。高機能モデルは心拍数やケイデンス(ペダルが1分間で何回転しているか)もわかるのでトレーニングにも活用できます。GPSを搭載した機種もあります。

 提供  ガーミン


エントリーモデルから高機能モデルまで幅広いラインナップでサイクリストから人気の高いガーミン。エッジ130Jはスピード、走行時間、距離、位置情報など基本機能をおさえた高機能エントリーモデルです。大きめの1.8インチMIPモノクロディスプレイは直射日光下や夜間でも見やすいつくりで、高い視認性を誇っています。bluetooth経由でスマートフォンとも接続できます。


ガーミン エッジ130J

23,800円(税抜)

※2018年6月27日発売予定



自転車用ウエア


自転車用ウエアは走行中に衣服がバタバタしないようフィット感が高く、かつ動きやすいつくりをしています。


上半身用のウエアには背面にポケットが2~3個ついていて、スマートフォンや貴重品をはじめ、パンやおにぎりなどが入れられるようになっています。


下半身用のパンツにはお尻の部分の生地の裏側にパッドが縫い付けられていて、パッドにはクッション性がありますのでロングライド時にお尻の痛みを軽減してくれます。近場のチョイ乗りでは必要ないかもしれませんが、距離を走る場合は必須です。




ロングライドを楽しむために。コースとスケジュールを立てよう

 提供  トレック

コース選びのポイント


ロングライドをするには、まずどこを走るかコースを決めないといけません。平坦が多ければラクに走れますし、逆に坂道が多いと苦労します。はじめは上りの少ないコースを設定するといいでしょう。


サイクリストは距離を走るときによくサイクリングロードを利用します。サイクリングロードとは川沿いの土手にある道のことで、信号がほとんどなくクルマも入ってこないので一定ペースを保ちやすく安全に走れます。




スケジューリングのポイント


ロングライド当日は、なるべく早い時間に出発しましょう。最初のころはペースが読めないので帰りが遅くなってしまうこともあります。不思議なもので日が暮れると急にヤル気がなくなってしまったりします。逆に焦ると事故も起こしやすいです。たとえば、100km走るなら1時間に15kmの距離を目安に1時間に1回5分程度の休憩を挟むというプランがいいと思います。お昼時間は約1時間です。そうすると約8時間で100km達成です! 朝6~8時ぐらいに出発すれば夕方前に帰ってくることができます。


最初はわからないことばかりかもしれませんが、無理のないペースを保って走っていけば、自然と距離は伸びてきます。





ロングライド向き、オススメロードバイク


ロングライド向けモデルやエンデュランス(系)ロードの代表モデルをご紹介します。価格はミドルレンジが多いですが、仕様を変えてコストを抑えたモデルも多数あります。自転車メーカーのホームページを検索してみてください。



スペシャライズド ルーベ エキスパート ディスク UDi2

 提供 スペシャライズド


ロードレース中にも時おり荒れた路面を走ることからフレームのヘッドチューブ部にサスペンション機構を搭載し、身体への衝撃を緩和。この機能はロングライドでも非常にありがたく走行中の快適性が向上します。




スペシャライズド ルーベ エキスパート ディスク UDi2



メーカー希望小売価格:520,000円(税抜)

フレーム:スペシャライズド ファクト10rカーボン

フォーク:Sワークス ファクト カーボン

メインコンポーネント:シマノ アルテグラDi2

変速段数:22スピード

ホイール:ロヴァール SLX24ディスク



トレック ドマーネSL 7 

 提供  トレック


長距離レース向けモデルとして開発され、フレームのヘッドチューブとシートポストに「アイソスピード」と呼ばれる衝撃吸収機能がついています。装備も豪華で電動コンポーネント、カーボンホイールと快適性の高い一台です。




トレック ドマーネSL 7 

 

 

メーカー希望小売価格:510,000円(税抜)

フレーム:500シリーズOCLVカーボン

フォーク:ドマーネ カーボン

メインコンポーネント:シマノ アルテグラDi2

変速段数:22スピード

ホイール:ボントレガー アイオロス プロ3チューブレスレディ

重量:7.78kg(56cm)



ブリヂストンアンカー RL9

 提供 ブリヂストンアンカー


日本ブランドのアンカーは日本人の脚力に合わせたしなやかなフレーム作りが得意。RLシリーズは「より心地よく、より遠くへ進む」コンセプトにしたロングライド用モデルで、快適な乗り味を約束してくれます。



ブリヂストンアンカー RL9



メーカー希望小売価格:620,000円(税抜)

フレーム:プロフォーマット3ピース ハイモジュラスカーボン

フォーク:ハイモジュラスカーボン モノコック

メインコンポーネント:シマノ デュラエース

変速段数:22スピード

ホイール:フルクラム レーシング ゼロ

重量:6.8kg(フレームサイズ480mm、ペダル無し)



ジャイアント デファイ アドバンスド プロ0

 提供  ジャイアント


エンデュランス向けの軽量フレームに、電動コンポーネント、油圧式ディスクブレーキ、カーボンホイールなど快適性を向上させる装備が充実しています。それでいて50万円(税抜)という価格はかなりお買い得!



ジャイアント ディファイ アドバンスド プロ0



メーカー希望小売価格:500,000円(税抜)

フレーム:アドバンスド グレード コンポジット

フォーク:プロスペック アドバンスド グレード コンポジット

メインコンポーネント:シマノ アルテグラDi2

変速段数:22スピード

ホイール:ジャイアント SLR1 ディスクカーボン

重量:7.9kg(フレームサイズ480mm)



BMC ロードマシーン02ワン

 提供  BMC


スイスメーカーのBMCは、どのモデルも直線基調の攻撃的なルックスが特徴。きびきびとしたレースライクな操作性に加えて、ロングライドに求められる快適性もバランス良く併せもったモデルです。



BMC ロードマシーン02ワン



メーカー希望小売価格:560,000円(税抜)

フレーム:ロードマシーン02フルカーボン

フォーク:ロードマシーン02フルカーボン

メインコンポーネント:シマノ アルテグラDi2

変速段数:22スピード

ホイール:3T ディスカス C35 Pro

重量:フレーム1,100g(フレームサイズ54)



デローザ ネオプリマート

 提供  デローザ


スチールフレームが全盛だった時代にピュアロードレーサーとして生まれたプリマトの現代版。ペダルを踏むと伸びるように進む乗り味にファンが多い。いまのバイクにはないクラシカルな雰囲気も味わいがあります。



デローザ ネオ プリマート



メーカー希望小売価格:289,000円(フレームセット、税抜)

フレーム:スチール

フォーク:スチール(オプションでカーボンもあり)

重量:―



ハード(自転車や装備)とソフト(乗り手のスキルや行動計画)の両面から、ノウハウを詳述した、ロングライド初心者必見の一冊。

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文:田中弾(Dan Tanaka)







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2018年5月30日
Funmee!!編集部
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