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渓流でフライフィッシング。オススメはこのギア!
【釣りに夢中!】︎

渓流でフライフィッシング。オススメはこのギア!


上流域にすむヤマメ、アマゴ、イワナを狙ってフライフィッシング! そんなとき、まず揃えるべきギアは、ロッド、リール、フライライン、リーダー、ドライフライ、フロータント、ウェイダーといったところです。


そこで、初めてでも迷わずフライフィッシングを楽しむために、道具の選び方と、オススメの道具たちを紹介します。



「ロッド」は当然、渓流用を選びます


フライフィッシングに使うロッド(=竿)は、使うフライライン(=糸。長さは30mほど)に準じて、1番から15番まであります(ロッドに例えば1番には#1、4番には#4と記されています)。この番号はフライラインの先端9mの重さを表し、1番ラインは軽く、15番ラインは重たくなります。

 

キャストをしたときに、1番のラインを投げやすいロッドが1番であり、15番のラインを投げやすいものが15番のロッドになります。当然、軽いラインよりも、重いラインの方が飛びます。ただ、重いラインは勢いよく振らないといけないので、フライを水面に落とす際に水面を強く叩いてしまいがちです。そのため神経質なイワナやヤマメを狙うのには向きません。



【ビギナー向けのオススメ!】Daiwaのパックロッド

Daiwa「LM-P MP ロッホモア・プログレッシブ・モバイルパック F733-5」
 提供  Daiwa
Daiwa「LM-P MP ロッホモア・プログレッシブ・モバイルパック F733-5」


釣り場まで歩く必要があるところではコンパクトに仕舞えるパックロッドが断然有利です。バッグに入れておくことで両手をフリーにして山道を歩くことができます。釣り場に着いたあとでロッドをセッティングすることで、万一、滑ったり転倒したときの怪我やロッドを折ってしまうリスクを避けられるわけです。



Daiwa「LM-P MP ロッホモア・プログレッシブ・モバイルパック F733-5」

番手:#3

全長:2.21m / 仕舞:49cm

継数:5本

標準自重:44g

先径:1.2mm / 元径:6.9mm



【エキスパート向けのオススメ!】SHIMANOのフライロッド

SHIMANO「アスキス J803」
 提供  SHIMANO
SHIMANO「アスキス J803」


日本を代表するエキスパートフライフィッシャー里見栄正氏監修モデル。世界的に知られるG.Loomis社のフライロッド設計思想と、シマノ社のロッドテクノロジーが生み出した最高峰の技術を搭載したフライロッドです。



SHIMANO「アスキス J803」

番手:#3

全長:2.44m / 仕舞:64.3cm

継数:4本

標準自重:67g

先径:1.4mm / 元径:6.5mm



【エキスパート向けのオススメ!】スコットのフライロッド

スコット「GS 843/4」
 提供  マーヴェリック
スコット「GS 843/4」


最新の技術を駆使しながら、スコットらしさを失うことなくリリースされたNEWモデルです。グリップを手にしたときの安心感、風があるときにもフライラインにしっかり力を伝えるトルク感はそのままです。



スコット「GS 843/4」

番手:#3

継数:4本



フライラインの基本構造は、この3種類


渓流で使うフライは、米粒にも満たない重さしかないので、飛ばすというよりも、フライラインと呼ばれる専用の釣糸をムチのように操り、狙った場所までフライを運びます。このときフライラインをアルファベットのJやUのような形の輪になるとよく、その輪のことをループと呼びます。

 

重さの軽いフライを狙ったところへ投げるために、フライラインにはテーパー(※)が付いています。



※太さに変化(勾配)があること。



フライラインの基本構造

フライラインは太さに変化のあるテーパーがついています。30m程度あるのが一般的ですが、渓流では10mほどフライラインを出せば十分釣りになります
 出典  Funmee!!編集部
フライラインは太さに変化のあるテーパーがついています。30m程度あるのが一般的ですが、渓流では10mほどフライラインを出せば十分釣りになります


重たいラインを使うほど遠くへ飛ばしやすいですが、投げる範囲が10mほどの渓流ならば4番ロッドと4番ラインで行けるので、重いラインは不要です。ただし、軽すぎるフライラインは風に弱く、いざ遠くに投げたいというときに届かないこともあるので、そういう状況を想定しながら準備しなければなりません。

 

フライラインには浮くもの、沈むもの、テーパーの設計の違いなどがあります。渓流では主にフローティングライン(=浮く糸)を使います。



テーパーの設計はダブルテーパー(表示はDT)がオススメです。その理由は両端にテーパーがついている設計なので、先端が痛んだ際に巻き替え、根元を先端にして二度使えるからです。ほかにWFと表記されるウェイトフォワードやSTと記されるシューティングヘッドなどがあります。

ダブルテーパー(DT)

ダブルテーパーは、両端にテーパーがついています
 出典  Funmee!!編集部
ダブルテーパーは、両端にテーパーがついています

ウェイトフォワード(WF)

先端はテーパーになり、その後急に細くなっているウェイトフォワード
 出典  Funmee!!編集部
先端はテーパーになり、その後急に細くなっているウェイトフォワード

シューティングヘッド(ST)

一般的に30mほどあるフライラインのうち、テーパーの太い部分の9mほどのみになっているシューティングヘッド。手元側に細いライニングラインを繋いで使います
 出典  Funmee!!編集部
一般的に30mほどあるフライラインのうち、テーパーの太い部分の9mほどのみになっているシューティングヘッド。手元側に細いライニングラインを繋いで使います

【ビギナー向けのオススメ!】リバーピークのフライライン

リバーピーク「DT-3F 100FT(30.5m)」
 提供  リバーピーク
リバーピーク「DT-3F 100FT(30.5m)」


ダブルテーパーは先端と根元で同じテーパーデザインになっています。そのため先端部分が傷ついたときなどに、先端と根元をひっくり返して使えます。あらかじめ、中央から半分に切って(15mのラインを2本とる)使うこともでき、非常に経済的です。

 


リバーピーク「DT-3F 100FT(30.5m)」

種類:DT-3F (ダブルテーパー フローティングライン)

長さ:100FT(約30.5m)



【エキスパート向けのオススメ!】ティムコのフライライン

ティムコ「SA スープラ JストリームDTT DT3F サーモン/アイボリー」
 提供  ティムコ
ティムコ「SA スープラ JストリームDTT DT3F サーモン/アイボリー」


ティムコ社特注渓流用ラインに、最新のライン製造技術を搭載しています。日本の渓流での実釣域である近距離から中距離で扱いやすくなるように、通常のラインより若干フロント側が重く設計されています。日本の渓流ラインの定番アイテムです。

 


ティムコ「SA スープラ JストリームDTT DT3F サーモン/アイボリー」

種類:DT-3F (ダブルテーパー フローティングライン)

長さ:80FT(約24.3m)



ラインの番手によって「リール」の大きさが決まる


渓流のフライフィッシングの場合、極端な話、3、4番のラインを巻ければリールはなんでもいいのです。かなり乱暴な言い方ですが、渓流においてリールの役割りは、ラインをストックするためだけの存在だからです。

 

リールにはさまざまな大きさがあり、大は小を兼ねますが、大きすぎると重くなり、バランスが悪くなるのでキャストへの影響が出ます。また、渓流以外で例えば湖でフライフィッシングをするとなると、7、8番という重たいラインを使いますが、ラインが重くなる=太くなるので、リールは大きいものが必要になります。そういったわけで渓流用の小さなリールに8番のラインを巻くとラインがすべて入らないことも生じたりします。よって基本的にリールは使うラインの番手によって、サイズを変えていきます。

 

最近の主流はスプール(※)の軸が太いラージアーバータイプで、底上げをほとんどしなくてもフライランを巻けるため、経済的です。



※スプール:リールのラインを巻きつける部分



【ビギナー向けのオススメ!】Daiwaのフライリール

Daiwa「ロッホモア-A 100A」
 提供  Daiwa
Daiwa「ロッホモア-A 100A」


大手釣具メーカーだからこそできた、このクオリティで驚きの価格設定。セミラージアーバーで対応するフライラインの幅も広く、30ydsが入らないときには、DTラインの先端15mだけを巻き、ダクロンラインを繋げて対応します。

 


Daiwa「ロッホモア-A 100A」

自重:120g

標準糸巻量:フライライン+20lbバッキングライン(yds):DT2F+22/DT3F+11/WF3F+22/WF4F+11

クリックドラグ

セミラージアーバースプール

アルミダイカストスプール&ボディ

ワンタッチ着脱スプール

バランサー付き



【エキスパート向けのオススメ!】ハーディーのフライリール

ハーディー「マーキス LWT4」
 提供  ピュア・フィッシング・ジャパン
ハーディー「マーキス LWT4」


バスフィッシングで粋なクラシックスタイルで選ぶリールといえば、誰もが口を揃えてオールドアブ(旧い年代のアブガルシア製アンバザダー)と答え、それがフライフィッシングの場合、ハーディーであることに異論はないでしょう。マーキスは渓流用として、そのど真ん中にあるモデルです。

 


ハーディー「マーキス LWT4」

自重:96g

直径:71mm

糸巻量フライライン+バッキングライン(yds):WF4+30 (20lb Dacron)

英国アニックにて製造

バーストックA6061 高強度アルミ合金製

指標付きクリッカー調整ダイヤル



フライラインには「リーダー」と「ティペット」を繋ぐ


リーダーはフライラインの先に接続するもので、これにもテーパーがついています。太い部分をフライラインに結び、リーダーの先端にティペット(これにはテーパーがついていない)を足します。

 

リーダーはフライラインよりも細く、透明。フライをソフトに水面へ運び、トラウトを警戒させないようにする役割があります。リーダーにはテーパーの設計、長さ、太さの異なるものが多数存在します。渓流では5X(先端の太さ0.8号)を選びます。リーダーの長さは短い方が扱いやすいですが、トラウトの警戒心を解くには長い方が有利です。



【オススメの一点】フジノのリーダー

フジノ「ウルトラロングリーダー 14ft 5X」
 提供  フジノライン
フジノ「ウルトラロングリーダー 14ft 5X」


他のリーダーを使って不満を抱いている人に、ぜひとも使ってもらいたいリーダーです。ロングリーダーであることを、まったく感じさせない、優れたターンオーバー性能があります。硬すぎず、高温時にも適度な硬度設計によりオールシーズン快適に使えます。

 


フジノ「ウルトラロングリーダー 14ft 5X」

長さ:14フィート

太さ:5X

素材:ナイロン



「フライ」は浮くタイプを選ぶ


フライはカゲロウやトビケラ、カワゲラなどの水生昆虫のほか、アリやバッタ、クモやカメムシなどの陸生昆虫の成虫を模したものを使います。これらはドライフライ(=浮くフライ)です。

 

フライフィッシングの醍醐味のひとつは、トラウトがフライを食べる瞬間が見えることにあります。また、流れている虫やトラウトが捕食している虫に合わせて、使うフライを選ぶことも愉しいものです。こういった遊び方をフライフィッシング用語で「マッチングザハッチ」と呼びます。



【オススメの一点】ティムコのフライセット

ティムコ「D-01セット エルクヘアカディス ライトカラー #10」
 提供  ティムコ
ティムコ「D-01セット エルクヘアカディス ライトカラー #10」


一般的にはトビケラを模したフライといわれている超定番のカディスパターン。エルクの毛は見やすく、浮力もあるので使いやすい。ベテランアングラーでも、このフライしか使わないという人もいるぐらいのヒットパターンです。

 


ティムコ「D-01セット エルクヘアカディス ライトカラー #10」

パターン名:エルクヘアカディス

サイズ:#10

カラー:ライトカラー

タイプ:ドライフライ



フライの浮力にマストなツール「フロータント」


ドライフライは表面張力で浮くようにできています。ただ、主に鳥の羽根や獣毛を使って作ったドライフライは、水が浸み込むと沈みます。それを防ぐためフライに塗る薬品がフロータントです。フロータントには撥水効果がありますが、その効果は永遠ではありません。フライが沈むようになったら、また塗りましょう。



【オススメの一点】ティムコのフライフロータント

ティムコ「ドライマジック」
 提供  ティムコ
ティムコ「ドライマジック」


夏から冬まで温度による粘度の変化がほとんどないシリコンを主成分とした、撥水力、持続性に優れたジェル系フロータントです。サラっとした指ざわりで、さまざまなフライに幅広く使えます。片手でも使いやすいボトル&キャップ形状もオススメの理由のひとつです。



ティムコ「ドライマジック」

内容量:12ml




「ウェイダー」は移動距離で選ぶ


渓流では川に入って釣ったり、川を歩いて移動したりするので、防水性のある胴長靴「ウェイダー」が必要になります。チェストハイウェイダーと呼ばれる胸まであるものが一般的ですが、腰までのものもあります。

 

たくさん移動しながら釣るなら、ブーツを履くタイプの「ストッキングウェイダー」がオススメ。ただし脱ぎ穿きしやすいのは、ブーツ一体型の「ブーツフットウェイダー」です。夏場は歩くとムレるので透湿性のあるタイプがいいでしょう。



【オススメの一点】MAZUMEのブーツフットウェイダー

MAZUME「ブーツフットウェイダー MZBF-346 グレー」
 提供  オレンジブルー
MAZUME「ブーツフットウェイダー MZBF-346 グレー」


専用に設計されたショート丈のブーツに防水生地を繋いだ構造のため、長靴に防水生地を繋いだだけのウェイダーと異なり、山道などを歩いても足が遊びません。ブーツの履き口部分を覆うグラベルガードも付属し、ブーツと生地の繋がる部分を保護してくれます。また、シルエットがタイトなので水流で生地がバタつくこともなく、立体裁断によりヒザが突っ張らず非常に歩きやすいです。ギアをいろいろ収納でる胸ポケットも備えています。



MAZUME「ブーツフットウェイダー MZBF-346 グレー」 

防水透湿素材:(ヒザ付近から下)透湿素材RAY-TEX 5レイヤー。(股上)透湿素材RAY-TEX 3レイヤー

カラー:グレー、ブラック

サイズ:M(足のサイズ25cm)、L(26cm)、LL(27cm)、3L(28cm)




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文:竹本福男 (Fukuo Takemoto)

メイン写真提供:森とさかな

 


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2018年7月3日
Funmee!!編集部
Funmee!!編集部

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