【ワタシ、‟ボートライフ” 始めます!】#02 クニイリツコ、東京湾をクルーズします


憧れてはいたけれど、遠い日の花火みたいな趣味と思っていた“ボート”という趣味に、イイ歳になった!? 元祖アクティブ女子が、挑戦します。


「ボートで遊ぶ」は、オカネモチの楽しみのようなものではなく、もっともっとカジュアルな体験になっていました。


4回連載で展開するボートライフ入門。その成長ぶりを見守って下さい。第2回は、晴れてキャプテンとして初出航の巻。免許があれば、東京湾も縦横無尽なのです!



今回「ワタシがボートを初出航させて、東京湾をクルージングするよー」と、クニイさんの誘いに冬でも集まった好奇心旺盛な2名は、ユーゾー君と未来ちゃん。ちなみにこれは日本橋の下をくぐるところ

 出典  Funmee!!編集部

小型二級免許、合格! さっそく初出航です。


国家試験の日「合否は金曜朝10時にウェブで発表!」と言われた。

 

その日は起きがけからソワソワ。いつもより早く仕事部屋に。10時ちょうど、PC上でジブンの受験番号を発見! ガッツポーズ!!  PCやタブレットで学科講習が受講できる「スマ免」になっても、結果がウェブで見られても、合否発表前の落ち着かない気持ちは学生時代と変わらない。

 

ともあれ免許を無事取得。記念すべき初出航は、なんと銀座や築地の先にある勝どきから。タワーマンションや商業ビルが建ち並ぶ一角にヤマハのSea-Styleと提携しているマリーナがあるという。

 

ところが外観はカフェ? バー⁉ パッと見、まったくもってマリーナらしくない。建物に入るとコーヒーをすする先客……。やっぱりカフェでは? ん! 奥の窓ガラスから桟橋が見える。ボートが停まっている! 今日同行してくれる仲間も、まさかの光景に驚いていた。



こちらが東京のど真ん中にある「勝どきマリーナ」。さて、免許は取れたけど、なぜクニイさんが簡単にボートを借りれたかというと、ヤマハの「Sea-Style」に入会したから。3000円程度の月会費で、全国約140カ所にある契約マリーナのボートが、リーズナブルにレンタルできる「ホントに!?」なシステムです

 出典  Funmee!!編集部


今回レンタルしたボートはAS‐21。試験で乗った船よりいくらかコンパクトで屋根がないぶん圧迫感もない。マリーナのスタッフさんいわく「今日は本当ラッキー!」。

 

というのも風が弱く、なにより年末だというのに、今年最後かもしれない20℃越え。ぽかぽか陽気のなか出航となった。



まずは川を巡るクルーズへ。

 出典  Funmee!!編集部

橋一つ一つが違う表情を持っていて、それを見るだけで楽しい! それにしても東京は水の街でもあることを再認識させられます

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イキナリ隅田川の広い河口に出る。目の前には築地市場。こんな場所、運転していいの⁉  一瞬たじろぐ。あ、でも免許取れたんだ。冷静になれ、私(笑)。

 

そうそう、クルージングは決して海だけじゃない。川も遡れる。スカイツリー方面に舵を取り、勝どきマリーナがオススメしてくれた日本橋川から神田川ルートに向かっていた。

 

勝ちどき橋、佃大橋、中央大橋をくぐり、見落としそうなほど狭い水路に日本橋川が注いでいた。全長5㎞弱と短いが、かつて隅田川とともに江戸を代表する河川だったそうだ。現在は上に首都高が通り、その橋脚を右に左に避け、護岸に近づきすぎるとプロペラが接触する危険も。手を伸ばせば届きそうな低い橋もくぐった。歴史ある旧い橋架が多いのであちこちで修復工事。その横を引き波を立てずにそっと通り過ぎる。気分はまるで冒険だ。

 

また、川に架かる橋はどれも表情が違った。日本の道路網の起点となる日本橋が見えたときは「おお!」と興奮。下部が網目模様になった橋は水面に映るときれい。これは川からの視点じゃないと気づけない。

 

やがて神田川と合流すると空が急に高くなる。総武線と平行して川は進んだ。散歩中の園児が橋の上から手を振ってくれた。つい数日前、家族でランチを食べた浅草橋もくぐった。水上からだとこうも世界は違って見えるのか。川を覆う両サイドの木々は紅葉真っ盛り。水面に映りこむとなんともきれいで、私たちは歓声を上げた。仲間は「オーダーメイドの東京見物みたい」と、うれしそう。たしかにこんな贅沢なかなかない。



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上/地下鉄・丸の内線を上に見るなんていうビューポイントも 下/こちらはお茶の水あたり。桜の季節に来たら、最高でしょうね

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遂に東京湾へと向かいます!

午前中に狭い川をトレースしたことで、海に向かうころには操船にも慣れてきたクニイさん。余裕の笑顔も出てきました

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昼に一旦マリーナに戻って、ランチに「名物」のボリューミーなナポリタンをいただき、午後からは海に繰り出した。目指すは羽田沖。午前中狭い水路で運転を慣らしてよかった。海は広いぞ、本当に。東京湾は海上交通の要衝というイメージだった。実際は想像より船はまばらで、そう考えるとボートって自由だ! 交通渋滞も車線もない。

 

風が出てきたので影響の少ない京浜運河を通ることに。友人はスグ脇を走る空港モノレールに手を振り、「オジサンと目が合った!」と笑う。夕日に照らされた海がオレンジ色に光っていた。ビルの窓に反射する夕陽。羽田を離発着する飛行機が間近に見える。



モノレールにご挨拶。車内から手を振ってくれる方もいらっしゃいました

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レインボーブリッジの下を堂々とくぐっていきます

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羽田沖、特等席で飛行機の離着陸を堪能します

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2020年東京オリンピック開催で勢いのある湾岸エリアはタワーマンションの建設ラッシュ。

 

スカイツリー、東京タワー、ニュースで話題の築地市場、そして豊洲……。海からはすべて見渡せた。いつもは橋の上を通るレインボーブリッジを、まさかジブンの操船でくぐるとは。

 

ふっとオートバイやクルマの免許を取ったばかりの気持ちを思い出す。来週はどこに行こうと、週末を心待ちにするあの気持ち。

 

今日見た夕陽に負けないキラキラした顔で、私はマリーナに帰港した。



夕焼けで染まった海を、心地よい風を受けながら滑走するようにボートを走らせます。これまで経験したことのなかった光景に、ただただカンドウします

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次は違うルートにも挑戦します!

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※「勝どきマリーナ」の初回利用時には、予約の前に別途「安全レクチャー」という、安全にボートとマリーナを利用をするための講習の受講が必要です。




■プロフィール

クニイリツコ/国井律子

 

ハーレーダビッドソン専門誌「クラブ・ハーレー」にて連載していた「お湯・酒・鉄馬 三拍子紀行」で評判に。そしてその連載を文庫本化した『アタシはバイクで旅に出る。』(エイ出版社)は3冊合計で20万部を売り、旅好き、バイク好きにはカリスマ的な存在になった。オートバイ以外にも旅やクルマ、サーフィン、アウトドアなどのエッセイを多数執筆するエッセイスト。公式ブログは「別冊リツコング」


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文:国井律子(Ritsuko Kunii)

写真:鈴木規仁


スタイリスト: 中村祐三

アシスタント: 星野竜也


衣装協力:

<チャムス>チャムス 表参道店/ 03-6418-4834

<エル・エル・ビーン>エル・エル・ビーンカスタマーサービスセンター/ 0120-81-2200


撮影協力:

勝どきマリーナ




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Funmee!!編集部

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