キャンプ飯に魚を加えて、ひと味違うアウトドアライフ!


水道橋といえば、何を思い浮かべますか。野球観戦? それとも遊園地で遊ぶ? いやいや植物園散歩?


ここは都会のど真ん中ですが、実はキャンプや釣りなどアウトドアライフが好きな人が集まり、盛んに情報交換がされるカフェ&バーがあるんです。その名も「BASE CAMP」。


フライフィッシングやキャンプ、狩猟などに精通したBASE CAMPのオーナー・A-sukeさんに、BASE CAMP流アウトドアライフの楽しみ方として、おいしいキャンプ飯を伝授してもらいました。



魚の燻製にチャレンジしてみよう!


キャンプ飯というと、お肉がメインのBBQになりがち。せっかくアウトドアで食事を楽しむのなら、いつもと違うチャレンジも楽しんでみたいもの。ということで「BASE CAMP」オーナー・A-sukeさんが教えてくれたのが「ニジマスの燻製」です。干して水分を飛ばし、そのあと煙でいぶすことでうまみがギュッと凝縮される燻製。下ごしらえでエラやウロコ、内臓をとる手間はかかりますが、その分幸せな旨みを味わえます。


「キャンプ飯に魚を選ぶと、いつもとひと味違うアウトドアを楽しめますよ」と話すA-sukeさん。



BASE CAMPではカウンター越しにお客さんとコミュニケーションしながら調理もするという

 出典  Funmee!!編集部



ニジマスの燻製


【材料】

・ニジマス(その他の生魚でもよい):食べる分(6匹ほど/燻製1回)

・ソミュール液(10~30%程度の塩分濃度の塩水にお好みのスパイスを加えた物)

・燻製用ウッドチップ(お好みの樹種):ひとにぎり/燻製1回

 

【道具】

・キッチンペーパー

・タコ紐(つるす場合)

・楊枝:魚の数の分だけ

・アルミホイル

・燻製器

 



【作り方】

(1)ウロコをとり、内蔵とエラを落とす。水道水で汚れを落とし、ソミュール液に一晩漬け込む。


(2)キッチンペーパーで表面と腹の内側の水分を拭きとる。楊枝を利用して腹を広げ、顎にタコ紐を通して、風通しがよい場所で干す。


事前に自宅で干してからキャンプサイトへ持ち込む場合は、キッチンで換気扇を回しながら干すと効率よく水けを飛ばせるのでおすすめ。干す場所は風通しがよいことが条件だが、適切な場所がなければ冷蔵庫で水分を飛ばす方法もある。



ニジマスの下顎の柔らかい部分にタコ紐を通す

 出典  Funmee!!編集部


(3)燻製器にアルミホイルを敷き、チップを軽くひとにぎり平らにならす。干して水分が飛んだニジマスを燻製器に入れて火にかける。煙が出てきたら蓋をし、20分ほど密封して完成!


燻製に使うチップにはいろいろな樹種が販売されているが、初めはサクラがおすすめ。慣れてきたらリンゴやクルミといったチップを使って香りの違いを楽しんでみてはいかが。



燻製器にはスノーピークのコンパクトスモーカーを使っている。2段になっていて便利

 出典  Funmee!!編集部


(4)できあがった燻製を器に盛り、付け合せなどと一緒に出せば色味も加わり目にもおいしくなる。また、冷蔵庫に入れておけば常備菜的な使い方も可能。



ひと手間加えれば、さらにおいしいレシピへ変身!


ニジマスの燻製はそのまま食べてもおいしいですが、それを食材のひとつに加えて調理することで、いつものキャンプ飯が一層おいしくなります。

 

燻製というひと手間以上は頑張らない、でもすごく楽しくって、しかもおいしくなるキャンプ飯として「燻製ニジマスのパスタ」を教えていただきました。



燻製ニジマスのパスタ


【材料】(2人分)

・燻製したニジマス:2匹

・パスタ:200gほど

・にんにく(みじん切り):1~2片

・ネギ(みじん切り):適量

・鷹の爪:1本

・大葉(千切り):適量

・ミョウガ(千切り):1つ

・白ゴマ:適量




【作り方】

(1)燻製したニジマスの皮を外して身をほぐす。フライパンにオリーブオイルをひき、ニジマスの身、にんにく、ネギ、鷹の爪と一緒に炒める。このとき、別の鍋でパスタも茹でておく。



燻製した身はおおぶりにほぐす方がきれいに仕上がる。また、鷹の爪を投入することで味全体を引き締める

 出典  Funmee!!編集部


(2)フライパンに茹でたパスタを入れ、煮汁を少々足して、(1)の具と一緒に絡める。



フライパンを返すことで、燻製の香りが全体に行きわたる

 出典  Funmee!!編集部


(3)(2)を皿に盛り、白ゴマを散らして、千切りの大葉とミョウガを載せれば完成。



大皿に盛ったパスタを取り分けて、燻製の香りをともに味わおう

 出典  Funmee!!編集部



生のニジマスを使って、香るキャンプ飯を楽しむ


もし釣りやいただきもので鮮魚を手に入れたら、たき火で焼き魚にするのもいいですが、その場でダッチオーブンなどを使ってごはんとともに炊き、余った魚は持ち帰って燻製にして楽しむのもおすすめです。


最後に、ニジマスのもつ自然なおいしさを引き立たせるレシピとして「バターレモンごはん」も紹介していただきました。



ニジマスのバターレモンごはん


【材料】(3人分)

・ニジマス:1匹

・米:3合

・醤油:適量

・バター:8g〜(お好みで調整)

・レモン:1切れ

・イタリアンパセリ:5〜8枝




【作り方】

(1)ダッチオーブン(または土鍋)に米と水(3合分)を入れ、その上にエラと内臓を出してよく洗ったニジマスを静かに置いて、醤油とバターを入れる。強火で加熱し、フタがコトコトと動くほどになったら弱火で10分ほど炊く。



炊飯にはSOTOのステンレスダッチオーブンを使う。取り回しがよく、ステンレス製のためいろいろ気を使わずに調理できる

 出典  Funmee!!編集部


(2)炊き上がったごはんの上からニジマスを取り出し、オーブンのフタを閉める。ニジマスは皮を取り除いて身をほぐす。その身をごはんに乗せ、再びフタを閉めて、炊き上がりから合わせて約10分ほど蒸らす。



ダッチオーブンの蓋をあける瞬間は、キャンプ飯でも盛り上がるポイント。みんなで作り、みんなで食べる、この時間を楽しもう

 出典  Funmee!!編集部

ニジマスなど淡水魚の身をほぐすのは慣れが必要だが、A-sukeさん曰く、「魚の身体の構造を覚えてしまえばどうということはない」のだとか

 出典  Funmee!!編集部


(3)レモンを絞りかけて、身がまんべんなく行きわたるようごはんを混ぜる。



ダッチオーブンから立ち上る湯気とさわやかなレモンの香りが食欲をそそる

 出典  Funmee!!編集部


(4)最後にイタリアンパセリを散らして完成! ダッチオーブンはそのまま大きな器として使い、コッヘルなどに取り分けて食べよう。



炊き上がりのタイミングさえ掴めば、あっというまにできあがる

 出典  Funmee!!編集部




▪プロフィール

A-sukeさん

プロダクトデザイナーを経てアウトドアカフェ&バー「BASE CAMP」をオープン。飲食店経営のほか、アウトドア料理、ダッチオーブン料理、燻製などの監修といった食に関わる仕事や、アウトドアグッズの企画、デザイン提案など多岐にわたって活躍している。

得意とするアクティビティはフライフィッシング、狩猟のほか、MTB、スノーボード、オートバイなど。



BASE CAMP

千代田区三崎町2-22-8 梨本ビル1F

営業時間:11:30~24:00(L.O.)

休み:土曜、日曜、祝日




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文:井上綾乃(Ayano Inoue)

写真:岡崎健二(Kenji Okazaki)



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Funmee!!編集部

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