【ヘンアイ国産自動車の会】#10 日産 スカイライン<R30型>(スペック編)


最近は路上で見かける機会も少なくなった、でも鮮烈に記憶に残る、少し変わった日本発のクルマたち。そんなクルマとの毎日を楽しんでいるオーナーさんに愛車の魅力を語ってもらう「ヘンアイ国産自動車の会」。鉄仮面と呼ばれたR30系スカイラインの後期型モデルです。

 



今回紹介するのは、’84年式の日産スカイラインRS-X TURBO Cというモデルです。

 

ポールニューマンがCMに起用されたことから、『ニューマンスカイライン』とも呼ばれる「R30型スカイライン」は、'81年に登場しました。新開発の4気筒エンジンを搭載し、専用のフロントフェイスを持つホットモデルRSは、'83年のマイナーチェンジで、ラジエターグリルのないフロントフェイスに意匠を大きく変更。このRSの後期モデルは『鉄仮面』という愛称で呼ばれました。



全長約4.6m、全幅1.66mとボディは現代車に比べるとコンパクト

全長約4.6m、全幅1.66mとボディは現代車に比べるとコンパクト

 出典  Funmee!!編集部


RSに搭載される新開発の直列4気筒DOHCのFJ20型は、のちにターボモデルを発売。その中でも'84年に登場したTURBO Cはインタークーラーを純正で搭載し、リッターあたり100馬力を超える205馬力を誇りました。

 

4気筒エンジンを搭載したRSシリーズは、伝統の6気筒ではないためにGTとは名乗りませんでした。そのためTURBO Cなどのハイパワーモデルをリリースしているにも関わらず、R30型からはGT-Rを名乗るモデルは生まれなかったのです。



ボンネットが延長され、ラジエターグリルがない姿から、鉄仮面と呼ばれました

ボンネットが延長され、ラジエターグリルがない姿から、鉄仮面と呼ばれました

 出典  Funmee!!編集部


一方でR30系スカイラインは、伝統的なディテールを数多く継承しています。そのひとつが丸いテールランプです。2代目の『ケンメリ』から採用された丸型テールは、結果として現行の日産 GT-Rまで継承される伝統のディテールとなります。




丸型テールランプはスカイラインの伝統的ディテールです

丸型テールランプはスカイラインの伝統的ディテールです

 出典  Funmee!!編集部


日産がR30系スカイラインから投入した4気筒のFJ20型エンジンは、1気筒あたり4バルブの本格的なDOHCエンジンとしてデビューしました。当時DOHCエンジンとはいえ、ほとんどの市販エンジンは1気筒あたり2バルブが一般的でした。

 

赤い結晶塗装が施されたヘッドカバーには、『DOHC 16 VALVE』の文字が誇らしげに輝いています。



205馬力を発生するインタークーラー付きFJ20型ターボエンジン

205馬力を発生するインタークーラー付きFJ20型ターボエンジン

 出典  Funmee!!編集部


ダッシュに備わるメーターは、オレンジの文字に黄色い指針の非常に見やすいデザインです。0の位置が水平からスタートする通称『水平指針』といわれるデザインは、スカイラインの伝統的なディテールとなっています。




針が9時の方向からスタートする水平指針のデザイン

針が9時の方向からスタートする水平指針のデザイン

 出典  Funmee!!編集部


‘85年のモデルチェンジで、スカイラインはR31型となります。R31型からは、後にR34型まで使用されるRB20型DOHC直列6気筒エンジンを搭載。フラッグシップモデルは再び6気筒エンジン搭載車となります。つまりR30型は初代を除いた歴代スカイラインの中で、唯一4気筒エンジン搭載車がフラッグシップとなった珍しいモデルとなったのです。



TURBO Cの4ドアセダンは、まさに羊の皮を被った狼でした

TURBO Cの4ドアセダンは、まさに羊の皮を被った狼でした

 出典  Funmee!!編集部

ハチマルヒーロー 2018年 1月号 vol.45

R30系やR31系などディープな80年代のスカイラインを紹介した一冊。

amazonで見る
221616.com【ガリバー】中古車検索プログラム


■プロフィール

池谷祐一さん

東京都府中市出身。今回紹介したR30と60系ランクル好きが高じて、小金井市でR30&60ランクル専門店というマニアックなショップ「ユーティリタス」を営んでいる47歳。

 

■取材協力

ユーティリタス

東京都小金井市貫井南町1-5-22

TEL:042-384-7700

営業時間:10:00〜19:00

定休日:火曜日

 

 

===

文&写真:勝村大輔(Daisuke Katsumura)



最新情報はこちらから フォローやいいね!をして最新情報を受け取ろう

Funmee!!編集部

Funmee!!編集部

TOP