エキスパートに聞く古材DIYの魅力 Vol.2 〜ビギナーから上級者まで プロ推奨の古材3選〜


DIYビギナーからプロにまで幅広く支持されている「GALLUP」(以下、ギャラップ)のスタッフ・関谷睦さんに、DIY×古材の魅力を伺ってきました。

今回は、オススメの古材と、買う時の心得を教えてもらいました。

おすすめ古材と魔法の“サンディング”

 出典  Funmee!!編集部


「ギャラップ」が揃えているのは、50〜100年前のアメリカを中心とした古材。

現地の教会や牧場、学校といった施設や家屋を解体して取れる古材を船で大量に輸送しているんです。

それをある程度、使いやすいようにカット・加工して新たな価値を生み出しています。

柔らかく、汎用性のある「ファー・プランク」

 出典  Funmee!!編集部


「まずオススメしたいのが『ファー・プランク』(ギャラップでの呼称)。“ファー”は毛の例えで、毛羽立った木材をうちではそう呼びます。材種は米マツや米ツガで、アメリカ国内では構造材や床材など幅広く使用されています。長尺で汎用性のある古材なので、家具やじゅう器を作るのにも最適ですね」

その使いやすさもさることながら、サンディング(研磨仕上げ)することで驚くほどニュアンスが変わるといいます。

サンディング前の状態

 出典  Funmee!!編集部


こちらはアメリカの施設や家屋で柵として使われていたもの。

刃を入れて、スライスしたその新材面をサンディングした状態

 出典  Funmee!!編集部


「古材ならではの荒々しい表情も魅力ですが、ふわふわしている樹皮を調整し、サンディングで中の新材面を出していく仕上げがうちでは人気ですね。雰囲気がガラッと変わるだけでなく、そこから経年変化も楽しめる。価格も安定しているので使いやすいですよ」

適度な清潔感があって、扱いやすい!「スプルース・プランク」

 出典  Funmee!!編集部


続いてのオススメは「スプルース・プランク」。

「スプルースはマツ科の針葉樹。親しみのない人が見ると『汚れている』と思われがちな古材の中でも、調整次第で清潔感が生まれて人気です。しかも古材のなかでもリーズナブル。4cm程度の厚みがあるので、棚板や天板を長めにとってベンチにしたり、横並びにしてテーブル天板にしたり。一般の方でも加工しやすいので、DIY向きの材料ですね」

こちらもサンディングすると、古めかしい右の状態から左のような温かみのあるニュアンスに変身!

「やすりをかけて仕上げるサンディングはセルフでもできなくはないですが、作業場所も必要になるし手間もかかります。なので、お店で既に仕上げたものか、オーダーをして頂いたほうがいいかもしれませんね」

古材の組み合わせでインパクト大!「メープル」

 出典 Funmee!!編集部


そして、上級者向けとしてリコメンドしてくれたのがカエデ科の落葉広葉樹「メープル」です。

硬質で重量感があり、肌目は緻密で床材として使用されていることが多いのだとか。


「茶色があれば、オイルが付着して黒ずんだものも含まれていたり、表情はさまざま。材質としてアクが強く、個別に見ているだけではイメージしにくいかもしれません。でもウォッシュをかけて組み合わせると、濃淡が明確になり、古材ならではの存在感とインパクトが出ます」

 出典  GALLUP


「単に床として貼るだけではなく、天板やカウンターの腰板、壁にタイルのようにして貼ってもカッコいい。一見すると難しそうですが、逆にクリエイティブ魂が刺激される素材ですね。アメリカのメープル古材を取り扱っているお店は少ないかもしれませんが、ギャラップにはありますよ!」

ビギナーが古材を買う際の心得とは?


手を加えることで、世界がぐっとひろがり自分だけのマテリアルを作れるのが古材の魅力。

しかし、ビギナーがいきなりお店に行っても戸惑ってしまいがち……。

そんなことがないように、必要な心構えとは?

 出典  Funmee!!編集部


「ノープランでご来店いただくと、迷走される方も多いです(笑)。まずは作りたいものをざっくりとイメージしてご来店いただき、お気軽にご相談ください。寸法などの細かい話は後日でもできるので、まずはそこから。それに加えて、好みの色、完成品を置くスペースの大体の大きさや『部屋の印象を変える棚』『アクセントに使う小さなテーブル』などイメージが具体的であればあるほど、お客様に最適なものを最短で提案させていただきます。ぜひ、古材の雰囲気を体感してみてください!」

難しく思いがちな古材は、実際に目の当たりにしてみると意外ととっつきやすく、何よりDIYマインドが刺激されるものでした。

ぜひ、現場で体感し、エキスパートに聞いてみましょう!

エキスパートに聞く古材DIYの魅力 Vol.3 〜古材DIYは“ものづくり”の原点〜 エキスパートに聞く古材DIYの魅力 Vol.1 ~古材を使って、自分らしいアイテム作り!~


■プロフィール

GALLUP 目黒ショールーム

関谷睦さん


アメリカンヴィンテージを中心に、世界中から厳選されたインテリアマテリアルを取り扱うDIYショップ『GALLUP 中目黒ショールーム』スタッフ。素材感や風合い、質感にこだわった古材だけでなく、古材を使用したオーダーメイドの家具や什器、建具の製作からアンティーク型からおこしたオリジナル金具や雑貨等を販売する。


■住所

東京都目黒区青葉台3-18-9 1F

https://www.thegallup.com


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企画・編集協力:枻(エイ)出版社

文:藤谷良介(Ryosuke Fujitani)

写真:宮田幸司(Kouji Miyata)


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Funmee!!編集部

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