【こんなイベントあるんだ!】ヴィンテージVWが集う“クラシシェス・フォルクスワーゲン・トレフェン”


世に数えきれないほどあるイベントの中から、「好きなこと」に特化したイベントを紹介する企画「こんなイベントあるんだ!」。今回はフォルクスワーゲン(以下、VW)が集まるスゴイイベントがあると聞き、潜入取材!


“ビートル”の愛称で親しまれるVWタイプ1は、ナチス政権下のドイツで1938年に誕生し、戦後民間向けに生産が開始されてから2003年にメキシコの工場でラインオフするまで半世紀以上生産され続けた記録的な自動車です。

 

今回はそんなVWビートルの中でも、1959年までに生産されたヴィンテージモデルを中心に、日本全国からファンが集まるミーティングをレポートします。



2年に一度各地からヴィンテージVWが集まる究極のVWミーティング


9月30日土曜日、関東はもちろん、遠くは青森や高知、島根といった日本各地から、静岡県御殿場市にある御殿場高原ホテル「時之栖」にヴィンテージVWが続々と集まり、ホテルのエントランスは瞬く間に埋め尽くされてしまいました。

 

それぞれのクルマから降りてきた参加者たちは、各地から集まった仲間と2年ぶりの再会となります。



パーティが行なわれる御殿場高原ホテル「時之栖」のエントランスはあっという間にVWだらけに

 提供  FLAT4


彼らは2日間に渡って行われるヴィンテージVWの祭典「5.Klassisches VW Treffen In Japan(クラシシェス・フォルクスワーゲン・トレフェン、以下KVWT)」に参加するために集まった面々。日が暮れる頃、ホテルでウェルカムパーティが開催され、翌日のミーティングへの気分を高めていきます。



土曜日は各方面からクルーズが行われ、ヴィンテージVWが連なって走る光景が見られた

 提供  FLAT4

会場までのクルーズも見どころのひとつ


翌10月1日は朝から抜けるような青空と、時折雲から顔を出す富士山を眺めながら、カーショーが行われる裾野市にある帝人アカデミー富士へとクルーズが行われました。

 

ルートは両側に富士の大自然が広がる絶好のロケーション。VWの車列が進んでいく様は、タイムスリップしたかのような錯覚をしてしまいそう。



ホテルから会場までの道のりをVWの隊列がクルーズ。好天に恵まれ、富士山も見え隠れしていた

 提供  FLAT4


静岡県裾野市にある帝人アカデミー富士は、エントランスに非常に美しいメタセコイヤの並木道があることでも有名な場所。そんな美しい景色の中をヴィンテージVWが次々通過していきます。

 

細い坂道を降りた先にある芝生の特設会場には、ヴィンテージVWが50台以上美しく並べられ、すでに各所で参加者同士による愛車談義が始まっていました。

 


帝人アカデミー富士のエントランスにあるメタセコイヤの並木道は、まるで海外に来たかのような錯覚を覚えるほど美しい光景

 提供  FLAT4

ヴィンテージVWに囲まれた贅沢な2日間


イベントのホストはヴィンテージVWのスペシャルショップとして知られる東京都目黒区のFLAT4(フラットフォー)。

 

今年で創業41年となる老舗ショップが主催するKVWT。ドイツ語でヴィンテージVWミーティングといった意味を持つ同イベントは、2010年に第一回を開催。2011年の第二回以降は2年に一度開かれ、今年で5回目となります。



会場には半世紀以上前のクルマとは思えないほど美しいVWが並ぶ

 提供  FLAT4


いわゆる空冷エンジンを搭載していた時代のカブトムシやビートルと呼ばれるタイプ1、そしてワーゲンバスの愛称で知られるタイプ2は世界的にもファンが多く、数多くのミーティングが開催されています。

 

そんな中でもKVWTは、1959年モデルまで(タイプ2は1958年モデルまで)のノーマル車高、オリジナルホイールを装着した車両、もしくは1967年までの古いシングルナンバーを掲げる車両のみがエントリー対象というレギュレーション。

 


手前はビートルのシャシーに美しいクーペボディを架装したカルマンギアというモデル。奥には、「静岡5」や「福島5」、「三河5」といったシングルナンバーを持つ車両が並ぶ

 提供  FLAT4

老舗専門ショップが灯し続けるヴィンテージVWへの想い


数あるVWのミーティングの中でもあえてヴィンテージVWに特化した厳格なレギュレーションを持つイベントを開催した理由をFLAT4代表の小森氏に聞いてみました。

 

「VWの本場であるドイツや、第二の故郷と言われているカリフォルニアにも、ヴィンテージVWだけのミーティングが行われています。同じようにミーティングを日本でも開催したい。そんな気持ちからスタートしました。カスタマイズもまた大切な文化ですが、それと同時にヴィンテージVWや古いライセンスプレートを掲げたVWを大切にすることも、今後は大切な文化となっていくはず。ヴィンテージを大切にする文化を育み、後の世代にヴィンテージVWを遺していくことも私たちの使命だと思います」



「後世にヴィンテージVWを遺していくのは私たちの使命」と語るFLAT4代表の小森氏

 提供  FLAT4


■取材協力

FLAT4

東京都目黒区にある創業41年の老舗VWショップ。世界中のVWパーツを扱うほか、現在では同社が生産するオリジナル製品が世界中で販売されている。

 

東京都目黒区鷹番1-1-5

TEL:03-3792-7151

営業時間:9:00〜19:00

定休日:日曜、祝日

 

===

文:勝村大輔(Daisuke Katsumura)

写真提供:FLAT4



最新情報はこちらから フォローやいいね!をして最新情報を受け取ろう

Funmee!!編集部

Funmee!!編集部

TOP