道具選びから外さないテクニックまで! “美しき塗装”3つの極意、教えます。


塗装はシンプルなようでいて、ペンキかスプレー、水性と油性の違い、使う道具などビギナーは迷うもの……。

そこで「かっこいいものがなければ作る!」がモットーのカリフォルニア工務店の空間プロデューサー・山下さんに、基礎知識から失敗しない小ワザまで分かりやすく教えてくれました。

1.間違いないペンキ選びのポイント、知ってますか?


塗装で、まず揃えたいのはこの7つ道具。

 出典  Funmee!!編集部

塗料のペンキとスプレー。塗装する道具のハケとローラー、ペンキを入れる“ネタ入れ”(ボックス)、養生をする

マスキングテープとマスカー、表面を磨くヤスリ。この7つが基本です」


まず、気になるところはペンキとスプレーの塗料の違い。


「スプレーは臭いが強く、細かい養生が必要なので、ステンシルを入れたり薄く塗装する以外の場合は、ペンキが無難。カラーバリエーションもペンキの方が豊富です」

 出典  Funmee!!編集部

ペンキには水性と油性がありますが、今は水性のクオリティが上がって、乾いた後は雨でも落ちず、ハケについた色もすぐ流せるのでおすすめだとか。屋外の階段など、耐久性と粘着性が必要な場合は油性を使います。


「塗料は同じ色でもブランドで微妙なニュアンスが変わるので、住んでいる環境で継続して買えるブランドを選ぶのがベストですね」


ちなみにカリフォルニア工務店は、環境に優しく高機能な塗料でお馴染みの『COLORWORKS』とコラボして今春にオリジナル塗料を発売予定とか。こちらも要チェックですね!


次に使う道具は、まずボックスや棚、椅子、テーブルなど、比較的小さいものを塗装するのに使うことが多いハケ。

 出典  Funmee!!編集部


「一番多用する太いものと、例えば棚の溝など細かい部分に使いやすい細いもの、その中間の3種類揃えておけば、ほとんどの塗装はまかなえます」

一方、ローラーは天井や壁、床など面積の広い時に活躍するので、どちらも揃えておきたいですね。

2.塗装で一番大事なのは、実は“下処理”!


道具の基本を学んだ後は、いざ実践! の前に……いきなり塗り始めるのではなく、
「塗装前の下処理がクオリティを左右する肝なんです!」と山下さん。

まず、ヤスリで表面を削ります。

 出典  Funmee!!編集部

毛羽立ちが取れて下地が出るまで磨きます! これをしっかりしないと、仕上がりが凸凹になったり、塗料のムラ感が出るので、一番大事です」


ヤスリは数字が大きくなるほど目が細かくなります。80番くらいが定番だとか。

 出典  Funmee!!編集部

磨いた後は、マスキングテープを貼って塗装する範囲を決めます。

「空気が入らないようにぴったり隙間なく貼ってください」

3.手早く塗って重ねることで、塗りムラ解消!


しっかり下処理をしたら、塗装スタート! 今回は水性ペンキを使います。まずはハケから。

ボックスにたっぷり入れたペンキにドボッと漬けて、中までしっかり浸し、余分な塗料を側面で落とします。

 出典  Funmee!!編集部

「塗る時のポイントですが、端から塗るとムラができるので、真ん中から左右に広げていくと均等に塗れます」

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塗った後は、マスキングテープを剥がして約20分乾かせば完成!

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「キレイに塗れて剥がすこの瞬間が気持ちいいんです!」


続いてローラーを使って、広い面の塗装です。

まずは、ハケと同じくペンキにしっかりひたします。

「壁などをローラーで塗る時は塗料が垂れてこないように、ボックスの網目部分で余分な塗料を落としてください」


スポンジに染み込ませるイメージで、浮いている塗料がないくらいが目安だとか。

 出典  Funmee!!編集部


塗る時はハケ同様、真ん中から一方を塗って、そのままもう一方に戻しながら均等に塗料を広げます。

 出典  Funmee!!編集部

ポイントは力の加減。ローラーはハケの時より若干力加減を強くして、スポンジから“染み出す”イメージで塗ってください」


広い面はラインを作って塗るのが効率的ですが、必ずと言っていいほど境目にムラができてしまうもの……。



「境目のムラは、乾く前に重ねて塗ると解消されます。2回以上重ねればキレイにしあがりますよ」

 出典  Funmee!!編集部

その言葉通り、2回塗るだけで既製品のような美しさ!


下処理をしっかりして一気に塗る。この基本テクニックさえ覚えておけば大丈夫。美しく仕上がった時の達成感はたまりませんよ!」


DIYを一歩ステップアップさせてくれる美しい塗装にぜひチャレンジしてみてください!



■プロフィール

カリフォルニア工務店

山下真生さん


サーフィンやバイク、車など、アメリカ西海岸テイストを中心とした様々なカルチャーを取り入れたライフスタイルを提案する空間プロデューサー。住宅デザインの他、店舗設計やリノベーション、イベント空間プロデュース、アパレルブランドとコラボレーションした商品開発も行う。


■ 住所

東京都目黒区中根1-24-1

http://www.cal-co.jp





企画・編集協力:枻(エイ)出版

文:藤谷良介(Ryosuke Fujitani)

写真:片山貴博(Takahiro Katayama)


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Funmee!!編集部

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