映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』コレクターに聞く!マニアックすぎるアイテム収集の愉しみ
コレクター

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』コレクターに聞く!マニアックすぎるアイテム収集の愉しみ


前回に引き続き映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のコレクターBassey(バッシー)さんから “マニアックすぎる”秘蔵コレクションをご披露してもらいました。


映画を見返したくなるレアな品々に刮目!



映画に登場したアイテムたちが、暮らしにドラマをもたらす


―― コレクター垂涎のレア品を見せていただけますか?


これはパート1で、マーティが手にしていたポータブルカセットプレイヤーAIWA「HS-P02 MK II」です。こういった商品をプロップ(小道具)と呼んでいます。



AIWA「HS-P02 MK II」。同製品の海外輸出版なので相当レア
 出典  Funmee!!編集部
AIWA「HS-P02 MK II」。同製品の海外輸出版なので相当レア


過去に飛んだマーティが、ある事情から若かりし日の父親・ジョージを動かすために、ヴァンヘイレンのカセットを入れて使いました。宇宙人のように見える格好をして、ダース・ベイダーと名乗り、バルカン星から来たと話す面白いシーンです。


実はこれ、海外オークションで競り合いの末に一度負けまして……。そうしたら勝った人がキャンセルしたため、2番手だった自分にチャンスがまわり、めでたく落札できたというアイテムなんです。


こういった競り合いの緊張感ってとてもエキサイティングで、コレクターならではの愉しみのひとつです。



Bulovaのアラーム時計。かなり大きな音量でベルが鳴る
 出典  Funmee!!編集部
Bulovaのアラーム時計。かなり大きな音量でベルが鳴る


こちらはパート1の終盤で、マーティにデロリアンを発車させるタイミングを知らせた小さな目覚まし時計です。ブローバ(Bulova)というアメリカの会社が作りました。これも滅多に出回らず、レアなんです。時計としてもたいへん美しいですよね。


時計はねじ式で、背面のねじを巻くと動き始めます。カチカチカチと鳴る秒針の音は部屋の中だと意外と大きく感じるので、時計が登場したパート1のクライマックスを思い出すにはよいのですが、眠りたいのであればちょっとうるさいです(笑)。



'80年代に市販されていた製品は入手困難


――プロップってどれも入手しにくいものなのでしょうか


「プロップ・レプリカ」、つまりプロップを模して作られた製品は比較的手に入りやすいです。例えばデロリアンのナンバープレート、マーティのバックパックなどは復刻してます。


一方1980年代に普通の店で売っていた製品はなかなか見つかりません。当時の既製品を映画の小道具として使っており、それを、時を経た現代で手に入れるのは難しいわけです。


このウォーキートーキー(トランシーバー)なんかはかなりレア。



Radio Shackのウォーキートーキー。パッケージ付き
 出典  Funmee!!編集部
Radio Shackのウォーキートーキー。パッケージ付き


パッケージに入っている未使用状態の物を見つけるのは難しいはずです。パート1で現代から過去に持っていって、ドクとマーティが使っていました。



Krups「223 Coffee Grinder」。市販された商品には「MR.FUSION」のロゴは付いていないので、ファンが後から付けた物だと思われる
 出典  Funmee!!編集部
Krups「223 Coffee Grinder」。市販された商品には「MR.FUSION」のロゴは付いていないので、ファンが後から付けた物だと思われる


パート1の終盤で未来から帰って来たドクが、ゴミをデロリアンの燃料にするために使った装置「MR.FUSION」です。


実はこれ、当時市販されていたコーヒーグラインダーなんです。プロップ・レプリカは比較的手に入りやすいのですが、これはその市販の製品です。



何だかんだで本場はアメリカ

Hot Wheelsの「Light Speeders」。光が当たったところのボディカラーが変化する。試せるようになっているパッケージもアメリカらしい
 出典  Funmee!!編集部
Hot Wheelsの「Light Speeders」。光が当たったところのボディカラーが変化する。試せるようになっているパッケージもアメリカらしい


―― 最近面白いと思ったグッズはありますか?


アメリカで販売している紫外線を当てると色が変わるオモチャのデロリアン版があって、面白いなと思って買いました。


日本ではあまり見たことがないオモチャでしょう? アメリカって独特の遊び心があっていいんです。日本じゃ思いつかないような着眼点やアイデアだったり、懐の広さや大雑把さもアメリカっぽくて好きなんですよね。



『BACK TO THE FUTURE ALMANAC』。アメリカのコレクターが、好きすぎて作った一冊なのだとか。ALMANACはパート2の物語のキーになるスポーツ年鑑の書名にもなっている言葉
 出典  Funmee!!編集部
『BACK TO THE FUTURE ALMANAC』。アメリカのコレクターが、好きすぎて作った一冊なのだとか。ALMANACはパート2の物語のキーになるスポーツ年鑑の書名にもなっている言葉


あとは『BACK TO THE FUTURE ALMANAC』という本を手に入れたんですが、これもけっこう面白いですね。ロブさんというアメリカ人のコレクターが出した本で、バック・トゥ・ザ・フューチャー・グッズを紹介した本です。


この本の最後に、パート3で登場したタイム機関車の模型を紹介しているのですが、どういうわけだが、まだ出会えていません。タイム機関車なんて、いかにもグッズがたくさんありそうなのに、レゴのキットとあとはひとつふたつくらいしか知られておらず、実はほとんどないんです。



ドク&ジェニファーと肩を組んだ!

クリストファー・ロイドさん(左)、クラウディア・ウェルズさん(右)との記念撮影
 出典  Funmee!!編集部
クリストファー・ロイドさん(左)、クラウディア・ウェルズさん(右)との記念撮影


―― サインとかもお持ちだったりするのですか?


ドク役のクリストファー・ロイドさん、それとパート1でマーティの彼女役を務めたクラウディア・ウェルズさんのサインを持っています。2015年のハリコン(ハリウッド・コレクターズ・コンペティション)で来日された際にいただきました。


ドクに合うのはこのとき2度目でしたがやはり感動しました。クラウディアさんには、2回もサインをもらっちゃいましたよ。その後、僕のインスタもフォローしていただいていて、正直うれしいですよね。



『バック・トゥ・ザ・フューチャー』30周年を記念したDVDトリロジー
 出典  Funmee!!編集部
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』30周年を記念したDVDトリロジー


こっちはロバート・ゼメキス監督が、パート2の劇中で未来に訪れた日の翌日にあたる2015年10月22日に、東京国際映画祭に作品を出品するため来日したときのサインです。前日に発売したばかりの海外版DVDに書いていただきました。


当日は朝6時くらいから並んでレッドカーペット観覧の整理券をもらうんですよ。ゼメキス監督は最後の登場でしたが、一人ひとりに惜しみなくサインをしてくれました。



手にしたホバーボードは劇中でも登場するMATTELが販売したプロップ・レプリカ。「パート2の宙に浮くボードは大好きなシーン」と語るBasseyさん
 出典  Funmee!!編集部
手にしたホバーボードは劇中でも登場するMATTELが販売したプロップ・レプリカ。「パート2の宙に浮くボードは大好きなシーン」と語るBasseyさん


→前編にBack to the Future ?!



コレクター

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作がBlu-rayで登場!

あのころ胸を躍らせた超大作が、25周年記念の年にハイクオリティでよみがえる。


■プロフィール

Bassey(バッシー)さん


映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』コレクター。映画にまつわるオモチャや登場するアイテム、関連書籍やサインなどを収集。自身のインスタで集めたアイテムの紹介や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にまつわる情報発信も行なっている。



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文:本山光(Hikaru Motoyama)

写真:山平敦史(Atsushi Yamahira)



2018年1月10日
Funmee!!編集部
Funmee!!編集部

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