#27 その音は異次元?! 惚れ込み使い続けるDJミキサー「Urei1620」
音楽
【ザ・使い込んでる部】︎

#27 その音は異次元?! 惚れ込み使い続けるDJミキサー「Urei1620」


使い続けるのには理由がある。愛し続けられるのには想いがある。そんな趣味にまつわるこだわりの“私物”を紹介する「ザ・使い込んでる部」。


今回は照明器具の輸入代理店に勤務する羽鳥和洋さんに、DJミキサー「Urei(ウーレイ)1620」とその周辺機器をご紹介いただきます。



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社会人2年目に、若さと勢いで購入した憧れのミキサー

自宅でDJを楽しむ羽鳥さん。いまも聴くたびにUreiの音の良さを感じるという
 出典  Funmee!!編集部
自宅でDJを楽しむ羽鳥さん。いまも聴くたびにUreiの音の良さを感じるという


社会人1年目が終わり、気持ちに少し余裕が出てきた時期でした。ふと開いたWebページで、DJミキサー「Urei1620」が販売されているのを見つけたのです。価格は約45万円。「おお! 出てる!」と舞い上がったのを覚えています。


ダンスミュージックのひとつ「ハウス」というジャンルのDJを始めて5年、DJをするのが楽しくてたまらなかったときでもありました。友人たちと始めた月に一度のイベントも開催のたびに盛り上がりを増していて、自分自身もノッていたのだと思います。


「Urei1620」はプロのハウスDJも愛用する高級機材。価格も悩みどころでしたが、自分が買っていいものかという点でも悩みました。購入ボタンをクリックしたとき、「買ってしまった!」とドキドキしたのと同時に、とても嬉しかったことも忘れられません。



伝説のクラブ・ミキサーと呼ばれる所以は、その音質

羽鳥さんのDJ機材。Urei1620(下)とDOPE REALのアイソレーター(中)とデシベルメーター(上)
 出典  Funmee!!編集部
羽鳥さんのDJ機材。Urei1620(下)とDOPE REALのアイソレーター(中)とデシベルメーター(上)


Ureiは1982年に販売を開始し、わずか5,000台で生産を終了。僕が購入したのも、もちろん中古品です。操作できるのは、ボリュームフェーダーと音の左右のバランスのみ。光るのはロゴの隣の小さな赤ランプだけです(笑)


だから、音量をみるデシベルメーターや、高・中・低音を操作するアイソレーターを別に購入する必要がありました。パソコンのなかですべてできる現代では、化石のような存在かもしれませんね。


けれども、音はものすごくいい。丸くて温かくて、透き通っていて、明らかに他とは次元が違います。機材を知り尽くしているわけではありませんが、いまもこの音には聴き入ってしまいます。これがアナログ機材の良さなのかもしれません。



野球少年からDJに


DJを始めたのは大学時代。音楽好きの友人の影響です。高校まで野球部で、音楽に特別なこだわりもなく、小さいころから親しんでいたわけでもありません。


それが、友達にEarth, Wind & Fireの「September」のハウスMIXを聴かせてもらったときに「俺もDJやりたい!」と思うほど、刺激をうけてしまったんです。




片耳ヘッドフォンもハウスDJならではのアイテム
 出典  Funmee!!編集部
片耳ヘッドフォンもハウスDJならではのアイテム


週末には西麻布や代官山をはじめ、あちこちのクラブに出かけていました。仲間と好きな音楽を聴いたり、DJをしたりするのがとにかく楽しかった。これからの人生もいろいろと楽しいことがあると思いますが、若いころのあの楽しさはもう味わえないでしょうね。本当にいい思い出です。


ちなみに僕は酒が飲めないので、朝までコーラと水で踊っていました。部活に打ち込むように、ハウスにのめりこんでいた一面もあるかもしれません(笑)



これからもハウスミュージックを聴き続けたい


2000年に友人たちと始めたイベントは18年目になりました。年に数回の開催ですが、仲間たちとは変わらず良い関係。それぞれのライフスタイルに合わせながら、続けていきたいと思っています。


いまは外でDJをするのは2カ月に1回ほど。DJの仕方も、アナログからデジタルへと大きく変わりました。昔は大きなレコードバッグにレコードを詰めて運ぶのもかっこよかったんですが、いまはUSBとヘッドフォンだけ持って行けばDJができます。


それでもたまに、レコードを持っていくこともあります。若いDJはレコードをあまり知らないので、アナログが新鮮で「かっこいい!」と感じてくれることもあるようです。


クラブシーンに以前のような盛り上がりはないものの、規模が小さくなってもこのカルチャーが残ってくれればいいなと思います。僕もハウスラバーとして、ずっとハウスを聴き続けたいです。



自宅に保管しているレコード。現在の総数は1,000枚ほど
 出典  Funmee!!編集部
自宅に保管しているレコード。現在の総数は1,000枚ほど

パソコンとコントローラーではじめるDJのガイドブックです。

これを読めば誰でもDJになれるかもしれません……!


■プロフィール

羽鳥和洋(はとり かずひろ)さん


茨城県出身。輸入代理店に勤務し、ヨーロッパの照明器具を国内アパレルブランドに販売している。自身が所有する照明器具でコーディネートした「宮カフェ MURIS」の経営も行う。



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文:北織麻美 (Asami Kitaori)

写真:飯村ゆみ(Yumi Iimura)



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2018年2月26日
Funmee!!編集部
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