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#14 日産 セドリック(邂逅編)
【ヘンアイ国産自動車の会】︎

#14 日産 セドリック(邂逅編)


最近は路上で見かける機会も少なくなった、でも鮮烈に記憶に残る、少し変わった日本発のクルマたち。そんなクルマとの毎日を楽しんでいるオーナーさんに愛車の魅力を語ってもらう「ヘンアイ国産自動車の会」。今回は昭和の映画から飛び出てきたような!? 日産 セドリックの初代モデルに乗る佐藤さんを紹介します。



はるばる南半球からの里帰り


今回ご登場いただくのは、26歳の頃からすでに20年以上、5台もの初代「セドリック」を乗り継いできたという佐藤勇輝さんです。今回ご紹介する現在の愛車は、なんと日本国内ではなく、新車当時ニュージーランドに輸出され、今から20年ほど前に日本国内に里帰りを果たしたという珍しい個体です。

 

「実は当初はそんなことも知らずに、近場でちょっと気になる初代セドリックが売りに出ているということで見に行ったんです。運転席に座ってみるとスピードメーターがマイル表示だったので、そこで初めて貴重なクルマだと気付きました」

全長4.65m、全幅1.68mと当時としては非常に大きなクルマだったことがわかります
 出典  Funmee!!編集部
全長4.65m、全幅1.68mと当時としては非常に大きなクルマだったことがわかります


「ヘッドライトが横に並ぶのは初代モデルの後期型なんですが、実は父親が若い頃に前期型の縦目ヘッドライトのセドリックに乗っている写真を見て、『かっこいいな』と思ったのがきっかけですかね。だから子供の頃からずっと好きだったんです。就職してようやく自分のクルマを購入できるようになった時に、迷わず初代セドリックを選びました

 

以来、佐藤さんは初代セドリック一筋で、常に初代セドリックのある生活を送ってきたといいます。5台も乗り継いできたという理由も納得ですね。



ニュージーランド輸出仕様のスピードメーターはマイル表示となります
 出典  Funmee!!編集部
ニュージーランド輸出仕様のスピードメーターはマイル表示となります

「アガリの一台」となるか?


ニュージーランドではもちろん、日本に里帰りを果たした後も、あまり乗らずに保管されていたようで、ボディに大きな腐食やサビはなく、くすんでいたボディを再塗装し、メッキ類をリクロームしただけで、内装はオリジナルのままという驚異のコンディションをキープしている佐藤さんの初代セドリック。さすがの佐藤さんもこれまで乗ってきた中で一番状態が良いといいます。

 

こういう貴重な仕様の初代セドリックは今後おそらく出会うことは難しいでしょうね。よほどのことがない限り、自分にとってこのクルマは『アガリの一台』になると思います

 

『アガリの一台』とは、クルマ趣味人生の最後にして最良の一台を指す最高の褒め言葉。そんなクルマと出会えた佐藤さんは、本当に幸せですね。



シートはカバーをかけているものの、今でもコンディションは良い状態をキープしています。「たまにリアシートに座るのも良いですね」と佐藤さん
 出典  Funmee!!編集部
シートはカバーをかけているものの、今でもコンディションは良い状態をキープしています。「たまにリアシートに座るのも良いですね」と佐藤さん

双子社グロリアと共にセドリックの栄枯盛衰を解説した一冊。国内だけでなく、輸出使用のカタログなども掲載しており、見応え抜群です。


■プロフィール

佐藤勇輝さん

東京都在住。この初代セドリックばかり5台乗り継いだというベテランの佐藤さん。父親が縦目のセドリックに乗っていたことから、興味を持って現在に至るという一途な47歳。

 

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文&写真:勝村大輔(Daisuke Katsumura)



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2018年4月26日
Funmee!!編集部
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