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キャンプと炎が子どもを伸ばす!? 親子で焚き火を楽しむコツ

キャンプと炎が子どもを伸ばす!? 親子で焚き火を楽しむコツ


焚き火って不思議な魅力がありますよね。あの揺らめく炎を眺めているだけで、どことなく落ち着きます。

我が家のキャンプでは必ず焚き火をします。メインイベントと言っても過言ではなく、子どもたちから「早く、早く〜」と急かされるほど(笑)。子どもと一緒に火を起こし、薪を足して火を育てて。それを囲んで、子どもといろんな話をしながら笑って、家族団らん。揺らめく炎を眺めるだけなのに、いつもより特別なひとときを過ごせます。

そこで今回は、子どもも大人もハマる焚き火を、最高に楽しむポイントを紹介します。

焚き火を通して子どもに感じて欲しいこと

 出典  Funmee!!編集部


焚き火を通じて子どもたちには日常では味わえない自然体験をしてもらいたいもの。火を起こし、育てる過程にはたくさんの“気づき”が隠されています。そこで、子どもと一緒に焚き火しながらそれを見つけられるよう導けば、彼らの感受性を高められることでしょう。


とても魅力的な焚き火ですが、ちゃんと楽しむためにはちょっとしたコツがいろいろあります。それは知識や経験で補えるものばかりなので、僕の実践を参考にしてみてください。


焚き火上手は、アウトドアスキルが高いものです。子どもだけでなく、親もどんどん楽しんじゃいましょう!



1. 薪は「火持ち」と「サイズ」で選ぶ!

キャンプ場でも焚き火に向いた木は調達できます
 出典  Funmee!!編集部
キャンプ場でも焚き火に向いた木は調達できます


燃料となる薪は長く燃え続けるものと、すぐ燃え尽きてしまうものがあります。その性質の違いを「火持ち」と呼び、火持ちがいいのはナラやカシなどの広葉樹。火持ちが悪く燃焼時間が短いのはスギなどの針葉樹。また、水分を多く含んだ薪は火がつきにくく、しっかり乾燥した薪は火がつきやすいです。

火持ちや火付きの違いは、経験を重ねていくことでわかってきます。最初は気づかなくても、「あのキャンプ場の薪はよかった」とか、「次はあの木を買ってみよう」といったコダワリが出てくるはずです。

焚き火のお手伝い!
 出典  Funmee!!編集部
焚き火のお手伝い!


薪はキャンプ場で販売しているものを使うのも良いですし、ちょっとこだわって、お気に入りの薪を持参するのもアリです。最近は、品質の良い薪をネット通販やホームセンターで買えますし、お気に入りの薪屋さんを確保しておくのも、楽しいですよ。

究極は、薪の現地調達。キャンプ場などで子どもたちとさまざまな太さ、長さの枯れ木などを集めて、ゼロから焚き火をするのは何だかワクワクしますよね。難易度は少し上がりますが、挑戦してみましょう。

2. 自然の中から「火が付きやすい物」を探そう

すぐ着火する落ち葉集めも、子どもたちの重要なお仕事
 出典  Funmee!!編集部
すぐ着火する落ち葉集めも、子どもたちの重要なお仕事


最近はかなり便利な着火剤もありますが、子どもと焚き火するなら、まずは自然にあるものを利用してみましょう。

キャンプ場内には枯葉や松ぼっくりなどが落ちているので、乾燥したものを拾い集めることから始めます。我が家は子どもたちに任せることで、いまでは率先して集めてくれます。何度か経験すれば、燃えやすいかどうか子どもたちで判断できるようになっていきます。

その他、あると便利なのが「スギの葉っぱ」です。これはとてもよく燃えてくれます。ライターで火をつけるとあっという間に業火(笑)。薪を組んで、大量の杉の葉や枯れ葉に着火すれば、子どもでも簡単に火起こしができるはずです。


火起こしって、言うほど簡単じゃないですよね。もちろん、自然な物を使ってスムーズに火を起こせるのがベストですが、そこでモタつくのはあまりよろしくありません(大人がイライラしてしまう可能性が大ですから)。焚き火を楽しむことが目的なので、そんなときには着火剤に頼りましょう。キャンプ場でも受付や売店で売っていることも多いので、困ったら頼りましょう(笑)

他にも牛乳パックやガムテープなども燃えやすいので、お助けアイテムとして覚えておくと良いかもしれません。

3. 一緒に夢中になれる「焚き火番」

直火NGのところでは焚き火台を使いましょう
 出典  Funmee!!編集部
直火NGのところでは焚き火台を使いましょう


火ばさみを持って、焚き火番(火の管理)。これは子ども自身に考えさせながら体験を積んで欲しい部分です。

もちろん最初は親が手本を見せて、薪の継ぎ足しタイミングや置き方、火ばさみの使い方など、子どもにやらせてあげる。ちょっとしたヒントを与えるだけで子どもはどんどん吸収していき、夢中になってくれます。

ポイントは、危ないからやらせないのではなく、危ないことを理解させたうえで子どもに任せること。そして親は怪我しないよう見守ることです。何度か焚き火することで、子どもの上達を実感できるはずです。

4. 「しっかり後始末」も一緒に体験!

当然焚き火では後始末が大事
 出典  Funmee!!編集部
当然焚き火では後始末が大事


燃やすだけが焚き火じゃない。しっかりと後始末をしましょう。

燃え尽きた薪や灰をキャンプ場の所定の炭捨て場に捨てる、ない場合は火消しつぼなどに入れて持ち帰える。マナーをしっかり守って楽しむのが、デキる大人です(笑)

後片付けは、親が全てやるのではなく、子どもと一緒にするのも良い経験になります。「やりっぱなし」が一番よくないですから、後始末までの一連の流れをしっかり覚えさせる。これ、大人の役割。立派な焚き火ストに育てるためにも、後始末の大切さをしっかりと伝えていきたいですね。きっと焚き火以外の場面でも役立つに違いありません。

5. 気づけば穴が……。注意したい服選び


案外、おろそかになりがちなのが服装。

水分の多い薪は爆ぜることがあり、ガンガンと火の粉が飛んできます。それが衣類に着くと……そう、溶けて穴が空いてしまうのです。先日、我が家も焚き火で子どもたちのズボン2本に大きな穴をあけてしまいました(涙)。そこそこ値段のするズボンだっただけに、結構なショックです……。


また、焚き火ってものすごく臭うんです(笑)。焚き火臭なんて言われていますが、煙を浴び続けると、結構な臭いが付きます。

ですので、火の粉と臭い対策として、必要のない捨てても良い服を着せるのもひとつの手です。我が家も捨てても良い上着を焚き火用として使っています。その他、ブランケットなどを羽織るのもおすすめです。燃えにくい素材のブランケットなどもあります。着火の失敗談はよく聞きますが、案外、衣類の失敗談も多いようです。

焚き火でよい思い出を作ろう

焚き火を一生懸命育てる息子
 出典  Funmee!!編集部
焚き火を一生懸命育てる息子


焚き火をすると思いもよらない感動に出会うことがあります。

こちらから何も指示せず、大量の枯れ葉と杉の葉を集め、石で炉を作り、薪を燃えやすいように配置して一発点火。あっという間に立派な焚き火を作り上げた長男の姿が印象的でした。それが自信になったのか、次は弟に誇らしげに教えていて、ちょっと微笑ましかったです。

火の起こし方から薪の配置など、これまでなんども焚き火をしてきたからこそできたこと。一緒に焚き火をしてきて良かったなぁと感慨深くなりました。


もうひとつ、印象深い焚き火があります。

夏に長男の手術を控えている前週に家族でキャンプに行きました。まだ幼い子が手術をするというのは、緊張していないと口では言っていても、心のどこかには不安を抱えているはず。そんな息子を少しでもリラックスさせてあげたい。大好きなキャンプに誘い、焚き火を楽しんでもらおうと考えました。

いつも通り、家族全員で火を囲み、たわいのない会話をして、皆で笑いあいました。

本人にとって、どうだったのかわからないけど、親としては、焚き火を囲んだからこそ、彼をリラックスさせることができたと思えました。

これも焚き火の良さで、魅力だと思います。

子どもが育てた焚き火を囲んで
 出典  Funmee!!編集部
子どもが育てた焚き火を囲んで


僕は焚き火には良い思い出しかなくて、無性に焚き火がしたくなってきました。

どんな季節も、家族をいろんな意味で暖めてくれる焚き火。本当におすすめですよ。みなさん、子どもと一緒にそれぞれの焚き火を楽しんでください。

シガーから消防士まで、「火」をさまざまな視点から知る。焚き火がより一層楽しくなる一冊。

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2018年9月20日
Funmee!!ライター<br />うとう のりかず
Funmee!!ライター
うとう のりかず

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