#06 ホンダ シティ(スペック編)
自動車
【ヘンアイ国産自動車の会】︎

#06 ホンダ シティ(スペック編)


最近は路上で見かける機会も少なくなった、でも鮮烈に記憶に残る、少し変わった魅力的な日本発のクルマたち。そんなクルマとの毎日を楽しんでいるオーナーさんに愛車の魅力を語ってもらう「ヘンアイ国産自動車の会」。今回は「ホンダ シティ」について、埼玉県岩槻市在住の舘坂康之さんにお話を聞かせていただきました



いまとなっては希少なシティR

いまも昔も、ホンダというメーカーのクルマとバイクには熱心なファンが多く存在します。1981年に初代がデビューした「シティ」は、全長が3.4m程度と短く、1.2ℓエンジンを積んだコンパクトカーでありながら、全高を高めに取った「トールボーイ」コンセプトで設計された個性的なクルマ。


小さいクルマは窮屈でも仕方がない……そう考えがちな価値観を古いものとし、大人4人でも快適に乗れる実用性の高さと、新時代を感じさせるデザイン、そして走りの良さで大ヒット作となりました。「マッドネス」が印象的なCMソングを歌ったTVCMを覚えている人も多いでしょう。


当時はクルマが日進月歩で進化していた時代。シティもハイパワーなターボエンジンを積んだ「シティ・ターボ」や、ブルドッグの愛称で親しまれた最強版といえる「シティ・ターボII」、日本車としては久しぶりのオープンカーとなった「シティ・カブリオレ」など、ある意味ハデなグレードが続々と追加されてきます。



サンルーフ付き
 出典  Funmee!!編集部
サンルーフ付き


舘坂さんの愛車はノンターボの「シティR」でサンルーフ付きです。「車検証上は1983年なんですが、生産はたぶん1982年ですね。シティRは後にハイルーフ、そしてハイルーフのサンルーフ付きも追加されましたが、ノーマルルーフのサンルーフ仕様は半年くらいしか作ってないんですよ」

 

シティRは、デビュー当初のちょっとスポーツに振ったグレード。近年のいわゆる「タイプR」ほど超絶に振り切った仕様ではありませんが、67HPを発揮するハイチューンエンジンと少し固めの脚周りを組み合わせていました。



現代の路上でも十分に通用する俊敏さ


舘坂さんがこだわったポイントであるフェンダーミラーは、台座部分が首長で個性的。シティのデビュー当初はドアミラーが法律的に未認可だったため、シティのオリジナルといえるカタチがこのスタイルですが、後にドアミラーが認可され人気はドアミラー仕様に移ってしまったので、いまは非常に希少。



 出典  Funmee!!編集部


「シティやホンダ車の集まりにはよく行きますが、グレードとしてはターボIIやカブリオレ、そしてドアミラー仕様が多くて、フェンダーミラーのノンターボはそういう場でもめったに見かけません」と、非常にお気に入りの様子。「子どもの頃はシティ・ターボに乗りたいなぁ、と思っていたんですが、ターボはエンジンがインジェクション仕様で、このシティRはキャブレター仕様。買ったときは、アナログなキャブのほうが維持しやすいかな、という期待もありましたね」。



低回転からトルクがあるエンジン
 出典  Funmee!!編集部
低回転からトルクがあるエンジン


毎日の通勤にもシティを使う舘坂さん、初めて運転したときの印象は「窓が大きいでしょ、だから開放感がすごいなと感じましたね。あと、いまとなってはかなり軽い部類のクルマなので、想像してたよりもずっと速いんです。低回転からトルクがあるエンジンだし、加速もいいから、現代の路上の流れに付いていくことにはストレスありませんよ」と、とても乗りやすいとのこと。



お気に入りのホイールはデッドストックで手に入れた。
 出典  Funmee!!編集部
お気に入りのホイールはデッドストックで手に入れた。


ちょっと旧めのクルマで気になる維持については「ほとんどのことは買ったお店に任せていますが、古いホンダ車全般として部品の入手がしづらいので、できるだけ自分でも集めるようにはしています。いま履いているホイールは当時の純正オプションをデッドストックで手に入れたんですが、以前に中古で入手して自分で直したものとは仕上げ方がぜんぜん違っていて……そういうのも楽しみのひとつですよね」と、シティのある生活を楽しんでいました。

 

 

 もし、クルマを増やせるとしたら、「最後期に追加されたEIIIという省燃費グレードがあるんですが、シティ仲間の誰も持ってないんですよ……あれ見てみたいですね」と語ってくれました。

 

シティ漬けの生活はまだまだ続きそうです。



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■プロフィール

館坂 康之(たてさか やすゆき)さん


1971年(昭和46年)生まれ、埼玉県岩槻市在住

OA機器リユース関連企業にお勤めのサラリーマン。シティ友達やホンダ旧車の集まりに参加する週末はもちろん、毎日の通勤にもシティ活用している実用派のクルマ好き。



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文:大坪知樹(Tomoki Otsubo)

写真:鳥居健次郎(Kenjiro Torii)



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2018年2月2日
Funmee!!編集部
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