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デローザ/人気のハートは情熱の証
【ロードバイクが気になる!】︎

デローザ/人気のハートは情熱の証


老舗の自転車ブランドはヨーロッパに集中しています。なかでもイタリアは第2次世界大戦後に少人数制の工房によるフレームビルダーが多く生まれ、ロードバイクが盛んな地として知られてきました。

 

そんなイタリアで、いつからか御三家と呼ばれるメーカーが台頭してきます。

そのひとつが今回紹介するDE ROSA(デローザ)です。会社の規模は大手メーカーに及ばなくとも、硬派なロードレーサーを次々と生み出し、ファンを惹きつけてきたブランドです。



ハートのロゴは作り手の情熱の証


1953年、イタリア人のウーゴ・デ・ローザが自身の名を冠して興したのがデローザです。彼はフレーム作りが天職と信じて数多くのフレームを世にし続け、以来60年以上に渡って自転車界の一流ブランドの名を守っています。



 提供  デローザ


デローザの象徴といえばハートのロゴマークです。デローザ自身による「フレーム作りで大切なのは、最新の技術や素材ではなく自転車に対する情熱である」という考えをもとに、情熱の証という意味が込められています。

 

ロードレースの世界では、1973年イタリアのプロロードチームのGBCに供給したバイクにハートをあしらったのが初といわれています。

このロゴマークは昔から女性に「かわいい」と人気が高く、男性にもファンが大勢います。職人的な情熱とかわいいという対照的なイメージを同居させてしまえるのは、デローザぐらいでしょう。センスの良さをひしひしと感じます。



1960~1970年代 レースの世界で認められる

 提供  デローザ


イタリアは、世界3大ツールと呼ばれる「ジロ・デ・イタリア」が毎年5月に開催されるなど、古くから自転車レースが盛んなところです。

 

デローザのフレームは1950年代後半からその性能が認められて、多くのプロ選手から注文が入るようになります。

 

1960年後半から1970年半ばにかけては、カンピオニッシモ(チャンピオンのなかのチャンピオン)と呼ばれる偉人、エディ・メルクスがデローザのフレームで多数のタイトルを獲得します。彼の名声とともに、デローザも大きな躍進が始まります。



4種類のフレームを開発成功させる素材マニア

チタンはスチールやアルミより丈夫で軽くレースに向くとされますがその素材加工の難しさから他のメーカーでは実現されませんでした
 提供  デローザ
チタンはスチールやアルミより丈夫で軽くレースに向くとされますがその素材加工の難しさから他のメーカーでは実現されませんでした


自転車のフレームの素材はスチール、アルミ、カーボンのどれかが主に使われています。しかし、素材は3つだけではありません。

 

1993年、デローザは新素材チタンを使ったフレーム「TITANIO」(チタニオ)の開発に成功します。チタンはスチールやアルミより丈夫で軽くレースに向くものの、素材特性から溶接などの加工が困難なものでした。デローザは、このモデルもレースで勝利をあげ、フレーム技術の多彩をアピールしたのです。



 提供  デローザ


2000年にはカーボンフレームの「KING」をリリースし、デローザではいまではスチール、アルミ、チタン、カーボンの4種類の異なるフレーム素材をラインナップするブランドになっています。

 

それぞれ加工が違うためコストや手間がかかるはずですが、フレームビルダーとして好きなバイクを開発して勝負するという硬派な姿勢は、いかにもデローザらしいといえます。

 


カスタムメイドを可能にするBLACK LABEL

 提供  デローザ


創業60周年を迎えた2014年からスタートした「BLACK LABEL」(ブラック レーベル)では、規格にないサイズのオーダーも可能になり、自分だけの一台が手に入れることができるようになりました。

 

デローザのフレームは他のメーカーと比べると割高に感じるところもありますが、こういうサービスを用意するところもまじめな技術屋さんなのだなと感じます。

 

 

素材別 デローザ最新ラインナップ

デローザ ネオ プリマト

 提供  デローザ


イタリアのクラシックレーサーを代表するような一台で、約30年間設計も変わっていません。ペダルを踏みこむとしなるように伸びる乗り味は、スチールフレームの重さを感じさせません。すでにロードバイクを持っている人でも、いつか手に入れたいと思う人が多いです。




デローザ ネオ プリマト

 

メーカー希望小売価格:289,000円(税抜)

フレーム:スチール

フォーク:スチール

重量:―kg



デローザ フェデ

 提供  デローザ


サイクリングに興味をもつ人向けのエントリーモデル。ゆったりした乗り心地でロングライドにも◎。仕様はサイズによって異なり、写真は小さめのサイズ(38.5SL、41SL)でクランクを短めにして小柄な人が乗りやすいようにアレンジされています。後半サイズ(44SL、47SL)は標準仕様のクランクです。コンポーネントとホイールも変わります。




デローザ フェデ

 

メーカー希望小売価格:215,000円(税抜)

フレーム:アルミ

フォーク:アルミ

メインコンポーネント:シマノ 105(38.5SL、41SLサイズ)、カンパニョーロ ケンタウル(44SL、47SLサイズ)

変速段数:22スピード

ホイール:シマノ WH-RS010(38.5SL、41SLサイズ)、カンパニョーロ カムシン(44SL、47SLサイズ)

重量:―kg



デローザ チタニオ 3/2.5

 提供  デローザ


ロードバイクのなかでは珍しいチタンを使ったロードレーサーで、生産数は1日に2本と生産数も少ないプレミアムモデル。お客さんの体型に合わせたカスタムサイズのブラック レーベルをもとに生産されます。




デローザ チタニオ 3/2.5

 

メーカー希望小売価格:695,000円(フレーム、税抜)

フレーム:チタン

フォーク:チタン

重量:―kg



デローザ スカンジウム

 提供  デローザ


アルミにレアメタルのスカンジウムを添加したチューブを採用したフレーム。アルミよりも反応性が良く、軽量で剛性が高いレーシーな乗り味が信条です。ブラック レーベルを使ってオーダーができます。




デローザ スカンジウム


メーカー希望小売価格:460,000円(フレーム、税抜)

フレーム:アルミ

フォーク:アルミ

重量:―kg



デローザ プロトス

 提供  デローザ


デローザの最高モデルのひとつが、PROTOS(プロトス)。カーボンフレームを用いたレーシングモデルで第3代モデルとなってさらに熟成が図られました。ロゴをデザインしたレヴォマットカラーはひと際注目を集めます。ディスクブレーキ仕様もあり。




デローザ プロトス

 

メーカー希望小売価格:680,000円(フレーム、税抜)、690,000円(フレーム、ディスク仕様、税抜)、770,000円(フレーム、レヴォマットカラー、税抜)、780,000円(フレーム、ディスク仕様 レヴォマットカラー、税抜)

フレーム:カーボン

フォーク:カーボン

重量:―kg



デローザ キングXS

 提供  デローザ


ヘッドチューブと一体化してデザインされたフロントフォーク、直線を基調したシンプルなフォルムをもつキングXS。軽量フレームのレーシングモデルで平坦から上りまで万能に対応できます。 ブラック レーベルでオーダー可能。




デローザ キングXS

 

メーカー希望小売価格:730,000円(フレーム、税抜)

フレーム:カーボン

フォーク:カーボン

重量:―kg



デローザRevo Collectionのなかでも、ひときわ人気のフルロゴ。

ユニセックスのサイクリングキャップは、デローザファンならずとも気になるキャッチなデザインです。


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文:田中弾(Dan Tanaka)

メイン写真提供:デローザ



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2018年6月21日
Funmee!!編集部
Funmee!!編集部

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