怪魚ハンター・沖山朝俊さんに聞く!巨大魚釣りの極意「必要なのは、アツい思いと少しの道具」


釣り人なら誰もが夢見る“片手で持ち上げられないような巨大魚との出会い”。怪魚と呼んでも過言ではない巨大魚ばかりを釣り続けてきた怪魚ハンター・沖山朝俊さんは、実は普段は普通のサラリーマン。

怪魚ハンターとサラリーマンのふたつの顔を持つ沖山さんに、海外で巨大魚を狙う釣りの楽しみ方を教えてもらいました。

働きながらでも、海外での怪魚ハントは楽しめる!

怪魚ハンター・沖山朝俊さん

 出典  Funmee!!編集部


―― 沖山さんは今も時間を作っては海外へ釣行されるそうですね


そうですね。実は国内にも怪魚と呼べる大型の魚や、もともと日本にはいなかった巨大な外来魚もいます。でも、それはとても稀有な例でして。やはり海外へ行った方が見たこともないような魚と出会える可能性が高まります。



―― なるほど。でも海外と聞くとハードルが高そうに見えます。釣りが初めての人でも挑戦できますか?


もちろん! 私も最初はそうでしたから(笑)。釣りあげる確率を高めるなら、一週間ほどの休暇を確保して、タイの「ブンサムランフィッシングパーク」へ訪れてみるといいかもしれません。


ここは怪魚を釣るのが前提の管理釣り場ですし、そもそもスタッフやガイドさんがビギナーに馴れていることもあり、安心して始めやすいと思います。タイだけでなく、モンゴルの「タイメン」釣りや、スペインの「ヨーロッパオオナマズ」釣りもおすすめです。大切なのは「釣り上げたい!」「挑戦してみよう!」という気持ちに正直に動くことです。


それから(働いているならば)職場のみなさんの理解でしょうか(笑)



 提供  沖山朝俊さん


―― ですよね(笑)


ええ。私のメールには世界各地のガイドさんから毎日のように現地の情報が送られてくるので、釣りたい気持ちが大きくなると、有給使ったり、仕事休んだりしてでも海外に行ってしまいますから、会社のみなさんに支えられています。その経験がまた自分の仕事へ還元されてプラスになっていることもあるので、なんとか許していただいています(笑)



―― 大好きな釣りのために、仕事も全力を出す感じですね。


全力で仕事しているように見えるかどうかまではわかりませんが、釣りの経験が社内だけでなく、社外の方々ともスムーズに仕事できるよう作用していることは間違いありません。



気になる費用と道具も、簡単に解決できる!

怪魚用ロッド「LauLau(ラウラウ)」

 出典  Funmee!!編集部


―― しかし、海外へ行くとなると、それなりに費用もかかりますよね。


それ、すごくよく聞かれるんです。でも実は、国内で釣りを楽しむのも釣り場となる海や渓流までの交通費や、海釣りの乗船料など、毎回1〜2万くらいかかるんです。それを毎週行ってしまえば、月に5〜10万くらいあっという間に使ってしまう。私の場合、たまに誘われて他の釣りもしますが、基本的には海外の巨大魚だけに狙いを定めているので、上手にやりくりすれば海外釣行の予算もそれほど違ってきませんよ。それより、繰り返しになってしまいますが、大切なのは職場や家庭で自分を支えてくれる人たちとの関係です(笑)



―― なるほど。その他に大切なことはありますか。


そうですね、釣りの道具にもひと工夫があると安心して海外へ行けます。というのが、世の多くのロッド(竿)は折りたたんでも60cmより長いものが多く、飛行機に乗る際に荷物として預けなければならないんです。そうすると、いろいろな事態に出会う(笑)。



―― 空港到着して「さあ釣りするぞ!」というときに、ロッドがなくなるんですね(笑)


ええ、それも割と頻繁に(笑)。それだけでなく、ケースを開けたら破損しているということも過去にありました。ケースの大きさや形が怪しく見えるんでしょうね。中開けてチェックされるようなんですが、仕舞うときに乱暴に詰められてしまうという……。そうすると、せっかく行った海外で、怪魚のいる沼や川の水面を眺めて帰国することになります(笑)。そこで、2015年に機内へ持ち込めるコンパクトサイズの怪魚用ロッド「LauLau(ラウラウ)」を仲間と一緒に開発しました。



分解して機内に持ち込めるサイズにしまえるロッド

 出典  Funmee!!編集部


―― 釣り好きが高じてロッドを作られた!?


はい。仕舞った時に60cm以内に収まるサイズなので、どこへ行く時も機内へ一緒に持ち込めます。もちろん、こだわりのポイントはサイズだけではなくて、巨大魚の重量に負けないだけの強さとしなり、それからライン(釣り糸)が通るガイド(輪)をスパイラル状に配置したスパイラルガイドシステムを採用しています。


ベイトロッドの場合は、ベイトリールから出るラインとの兼ね合いでガイドが上向きについています。大物がかかった場合、負荷によってロッドの継ぎ目、そしてガイドがずれてしまうのがネックでした。ですが、スパイラルガイドなら竿先についたガイドがあらかじめ下向きになっているので、負荷を逃すことができるんです。



怪魚ハンターは仕事鞄にもロッドを忍ばせている

 出典  Funmee!!編集部


―― 他にも「あると便利なもの」は?


魚の引きや重さに耐えられるラインは必要になります。それから釣りたい魚によって異なりますが、ルアーも準備しておけるといいですね。こういった道具についての情報はインターネットで調べたり、依頼するガイドさんに事前に聞いておくといいでしょう。釣堀のような管理されている釣り場ならレンタルできる場合もあります。




 出典  Funmee!!編集部

語学堪能じゃなくても大丈夫!


―― 海外といえば、不安なのが言葉の壁。海外によく行かれるのは、沖山さんは、やはり英語が堪能なのでしょうか


いえいえ、これが全然できないんです。でも、今まで大きな問題に出会ったことはありません。それは現地のガイドさんの力が大きいです。海外釣行へ行く場合、釣行当日まで3カ月くらいメールで「どんな魚を釣りたいのか」「どう楽しみたいのか」といったやりとりをガイドさんとします。そうすることでお互いの狙いや思いを共有してあるので、現地で会った時には既にイメージ共有が出来上がっています。



 提供 沖田朝俊さん


―― なるほど。メールならどう伝えるかじっくり考えられますね。


現地でのコミュニケーションも、なかなか伝わらない時は Google 翻訳など使えば大抵コミュニケーションがとれますし、英語圏の会話なら、そこまで困ることはあまりないですよ。今はいろいろなツールがありますし、スペインや南米などの非英語圏でも楽しく過ごせます。



―― 言葉じゃないというわけですね。


はい。何より、私もガイドさんも釣りが大好きなので、お互いの気持ちを大事にして積極的にチャレンジすれば、楽しめないわけがありません。釣れても釣れなくても、とにかく楽しむこと。矛盾しているかもしれませんが、それがコミュニケーションをスムーズにし、怪魚を釣り上げる秘訣です!



巨大な魚との出会いが人生を変えた!怪魚ハンター・沖山朝俊さんの釣りスタイル


■プロフィール

沖山朝俊(おきやまあさとし)さん

怪魚ハンター、会社員。

1981年広島生まれ、神奈川県横浜市在住。怪魚ハンターと会社員の二足のわらじ生活を続けながら、巨大な魚を求め世界中を飛び回る。会社へ向かうバッグにも釣竿を潜り込ませ、得意先と釣りトークで盛り上がるのだとか。映像コンテンツ制作/映像素材提供を行う「キングオクトパス」を立ち上げ、BS日テレ『夢釣行 ~一魚一会の旅~』の制作を手がける。その他、テレビ朝日『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて(釣りまアース)』(毎週(火)23:15〜)出演。


沖山朝俊

Instagram:https://www.instagram.com/asatoshiokiyama/

Twitter:https://twitter.com/siegsige



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企画・編集協力:枻(エイ)出版社

文:井上綾乃 (Ayano Inoue)

写真:平野 愛 (Megumi Hirano)

 

■注意

※釣りをするときは、必ずライフジャケットを着用し、安全を確保して行いましょう。また、地域の定めるルールに従いましょう。



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Funmee!!編集部

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