【ザ・使い込んでる部】#30 移動を楽しみに変えてくれたロードバイク


使い続けるのには理由がある。愛し続けられるのには想いがある。そんな趣味にまつわるこだわりの“私物”を紹介する「ザ・使い込んでる部」。

 

今回は、丸山奈緒さんがひょんなことから譲り受けたロードバイクをご紹介します。丸山さんの元にやって来てからまだ日は浅いものの、さまざまなところへ連れて行ってくれる頼もしい相棒になっているようです。



「白と黒という組み合わせも気に入っています」と丸山さん

「白と黒という組み合わせも気に入っています」と丸山さん

 出典  Funmee!!編集部


このロードバイクが私の元に来たのは、2017年の7月。ニューランドから来た自転車狂の方と仲良くなり、ロードバイクの魅力を聞いている中で「いいな、いいな」と言っていたら、その場に居合わせた友人が「うちにもう乗っていないロードバイクがあるので、どうですか?」と譲ってくれることになったんです。ちょうど数年前からクロスバイクが欲しかったから、まさに渡りに船! とても嬉しかったです。

 

フレームは東京・上野のあるサイクルショップ『横尾双輪館』の「ホルクス」。素材は『TOEI社』製のクロモリです。サドルはイタリアの老舗メーカー『サンマルコ』、ブレーキもイタリアのメーカーで『カンパニョーロ社』製。ブランドとか、未だによく分からないんですけど、よく「いいパーツですね」と褒めてもらえます(笑)。



「サン・マルコ」のサドル。クッション性の高いサドルへの変更を検討中だとか

「サン・マルコ」のサドル。クッション性の高いサドルへの変更を検討中だとか

 出典  Funmee!!編集部


自転車を譲ってくれた友人の身長が166cm、私が172cm。ロードバイクの各パーツは友人の体格に合わせて選ばれているので、実は私には少し小さいんですよ。私の身体に合わせて、ニュージーランドの友人がメンテナンスをしてくれたものの、腰骨に合わせたサドルの位置はとても高く感じ、それによって生じる前傾姿勢にも慣れず、ターンすらできないほど……。だから最初はふらっふら。きっとすべてが初心者仕様ではなかったんですよね。正直、道を走るのが怖くって、最初はあまり楽しめなかったんです。



「『ホルクス』のフレームには、ステッカーを貼っています。白と黒の車体に映えますし、駐輪場などでも見つけやすいですよ」と丸山さん

「『ホルクス』のフレームには、ステッカーを貼っています。白と黒の車体に映えますし、駐輪場などでも見つけやすいですよ」と丸山さん

 出典  Funmee!!編集部


だから近所の自転車屋さんへ相談にうかがったんですね。そうしたらスタッフの方々がとっても優しくて……! 私の不安を伝えたうえでいろんな相談にのってくれ、それを踏まえて、ギアの修理やサドルとステムの高さ調整、点検などをしてくれました。



ヘルメットはニュージーランドから来た友人からの借り物なのだとか。「『これ、使っていいよ』といってくれて。いまは自分の頭にぴったりなヘルメットを探しているところです」

ヘルメットはニュージーランドから来た友人からの借り物なのだとか。「『これ、使っていいよ』といってくれて。いまは自分の頭にぴったりなヘルメットを探しているところです」

 出典  Funmee!!編集部


修理後のロードバイクは、すごく乗りやすくなっていたんです! 信号待ちから発信するときの疾走感、道をスイスイ進む爽快感なども、すごく気持ちがいい。

 

フレームの素材がクロモリなので、カーボンなどに比べると重い方だと思うんですね。だけどレースなどに出場してスピードを競うわけではないので、自分にはこの重量が合っているなと感じています。

 

なんだか急に愛着が湧いてしまって、名前も付けたんですよ(笑)。通称「もくさん」。本名は「Mo chuisle」、「モ・クシュラ」と読みます。クリント・イーストウッド作品が大好きで、映画『ミリオンダラー・ベイビー』のキーワードなんですね。意味はゲール語で「大切なひと、もの」。映画のなかでは「Mo chuisle」の意味を聞かれたイーストウッドが「My darling, my blood」と答えます。私の身体を流れる血のように、命のように大切な存在といったとても愛情深い言葉で、「それを自転車に付けるんかい!」という感じでもありますが(笑)。そのくらいの気持ちで、大切にしようという心意気も込めています。



スマートフォンを取り付け、地図アプリで目的地などを確認

スマートフォンを取り付け、地図アプリで目的地などを確認

 出典  Funmee!!編集部


ロードバイクは初めてですし、自転車に乗ること自体が約10年ぶり。だけどいまでは、都内での移動だと「もくさん」に乗ることが多いですね。

 

もともと趣味と実益を兼ねるのが好きなんですよ。自転車に乗るのも楽しいし、移動にかかる交通費も浮くし、一石二鳥だよなぁって(笑)。もしレースだけが目的だったら「走らなきゃ!」という義務感が強くなりそうで、逆に乗らなくなってしまうかもしれません。



「迎賓館 赤坂離宮」周辺を訪れた際に、丸山さんが撮影

「迎賓館 赤坂離宮」周辺を訪れた際に、丸山さんが撮影

 提供  丸山奈緒さん


もくさんに乗ったときは、行く先々での思い出を記録したいなと思って、写真におさめています。だいぶ慣れてきたので、往復40kmくらいだったら、全然余裕ですね。



立ち寄った公園で撮影し、丸山さんが写真に付けたタイトルは「誰が彼女を殺したか」

立ち寄った公園で撮影し、丸山さんが写真に付けたタイトルは「誰が彼女を殺したか」

 提供  丸山奈緒さん


「ここにこんなお店があったんだ」とか、「夕焼けが綺麗だな」とか、電車移動だと見られない景色や、知らなかったスポットに出合えるのは、自転車の醍醐味のひとつですよね。



駐輪場に停めておいたこのロードバイクを見つけると、「ごめんね! 待った!?」と思わず声をかけたくなるそう

駐輪場に停めておいたこのロードバイクを見つけると、「ごめんね! 待った!?」と思わず声をかけたくなるそう

 出典  Funmee!!編集部


もくさんは、これまで完全なインドアで、どこか引っ込み思案だった私の世界を広げてくれた大切な存在。もくさんが大好きなんです。すごく可愛い。「素敵なロードバイクですね」っていっていただだけると、「そうなんです!」と。なんだか愛犬みたいな存在かな。目標はモクさんと一緒に実家のある長野県へいくこと。これからも大事にしていきます。




■プロフィール

丸山奈緒さん

 

役者、モデル、ウォーキング講師として幅広く活躍する。元SEという経歴をもち、英語(TOEIC870)も堪能。モデル・丸山奈緒のブログ「まる日記」や、Twitter(@NAOmaru23)、Instagram(@nao_maruo)も更新中。

 

 

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文:大森菜央 (Nao Ohmori)

写真:銭田豊裕(Toyohiro Zenita)

 


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Funmee!!編集部

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