14年でワーゲン11台!乗り継がずにはいられないワーゲンマニアの愛車遍歴


過去14年で’60〜’70sの空冷ワーゲンを次々に乗り継いできた梶川剛志さん。

自分でほぼすべての整備を行い、手を入れるところがなくなるといつも次のワーゲンに出会ってしまうという。

 

これまで乗り継いできた中から厳選した11台について、それぞれの愛車に対する思い入れを語ってもらいました。




タイプ1の乗り味が空冷ワーゲンにのめりこむきっかけ

梶川さんのワーゲン第一号、1972年式タイプ1・スタンダード

 提供  梶川剛志さん


V8エンジンのアメリカ車から乗り替えて、初めて味わった1,200ccフラット4エンジンの軽い排気音がとにかく心地良くて、この1台で空冷ワーゲンにのめり込みました。海の帰りは音楽を消して窓全開で走っていましたね。音楽なんか聞いているより、はるかに心地良いんです。



自分でいじることを覚え、さらに楽しみ方の幅が広がった

1979年式タイプ2(通称レイトバス)

 提供  梶川剛志さん


スタンダードの次に乗ったのは最終年式のレイトバス。安く手に入れたため、ボディに腐っている箇所がいくつかあり、思い切って自分で塗り直しました。下地作りから始めて、オリジナルと同じ色でペイント。1カ月以上かかりましたがその分愛着もありました。



1969年式タイプ2(通称アーリーレイト)

 提供  梶川剛志さん


そろそろ人気どころに乗りたくなっている時に出会ったのがコレ。キャンパー仕様がとにかく嬉しくて、家族には仕事が遅くなるからと言って、店に停めているこのクルマによく泊まりましたね。(笑)自分でヒーターを付けたりシートを貼り替えたり、色んな事を勉強させてもらったクルマです。



1960年式タイプ2 ウエストファリア(通称アーリーバス)

 提供  梶川剛志さん


この時はどんどん古いワーゲンに憧れが強くなってきていて、ウエストファリアのアーリーバスを手に入れました。最初は本物の空冷ワーゲン乗りになった気分がして嬉しかったんですが、結局ビカビカにリペイントされた外装が気に入らず、徐々に愛が薄れてしまいました……。



1973年式タイプ1

 提供  梶川剛志さん


上のウエストファリアと同時期にちょい乗り用に所有していた真っ赤なバグ。’70年代以降特有のスポルトマチック(セミオートマミッション)の乗り味が面白かったですね。バグは今でも乗りたいワーゲンのひとつです。



1966年式タイプ2 EZキャンパー

 提供  梶川剛志さん


アメリカのサイトで発見してひと目惚れ、写真だけで購入したEZキャンパー。カリフォルニアで登録され、アリゾナの砂漠地帯でずっと暮らしていたクルマで、何よりこのオリジナルペイントの雰囲気とコンディションの良さは奇跡といえるほどでした。



バンのタイプ2ならサーフカルチャーとリンクする楽しさを味わえる

1976年式タイプ2 ウエストファリア

 提供  梶川剛志さん


アーリーに慣れて満足していた頃に出会ったレイトバス。これに乗ったら、再びレイトバスの乗り心地の良さと豪華なキャンパー装備にハマってしまいました。実用性が高い上に、’70sのサーフィン雑誌を見れば、時代的に当時の現行モデルだったレイトバスが多いこともポイントですね。



1978年式タイプ2 ウエストファリア

 提供  梶川剛志さん


こちらもアメリカから仕入れたクルマで、走り出すまでにはそれなりに手をかけましたが、ボディは腐りがほとんどなく抜群のコンディション。空冷ワーゲン乗りには否定派が多い、クーラー付き、オートマチックのキャンパーという超快適仕様がお気に入りでした。



‘70s当時のスタイルにはオリジナルペイントが欠かせない

1975年式タイプ1

 提供  梶川剛志さん


1975〜1976の2年間のみしか生産されなかったロフテングリーンという渋い抹茶色がこの車両のポイント。オリジナルで復刻したアロハキャリアに、’70sのシングルフィンボードが相性抜群。’70sプロダクツの色使いの素晴らしさを感じます



1973年式スウィング

 提供  梶川剛志さん


ボロボロの外装で日本に輸入してから、かなり手を入れてキレイに仕上げた激レア車、スウィング。コンバーチブルの幌はニューパーツで、近場の海にはコレにボードを中積みして行っていました。オリジナルペイントが残り、これまでの愛車歴の中でも特に希少なモデルでした。



ついにたどり着いた、梶川さん流サーファーズバンとしての“完成形”

1974年式タイプ2 ハイルーフアドヴェンチャーワゴン

 出典  Funmee!!編集部


いま、サーフトリップにも使うので車内で立ったまま着替えることができるハイルーフがお気に入りです。どんな道でも扱いやすいコンパクトなサイズ感も良く、ぼくの中では完璧なサーファーズバンですね。ペイントも装備も基本的にはオリジナルですが、車内のレイアウトはカスタムしています。




■プロフィール

梶川剛志さん

1968年生まれ。中学生の頃からアメリカンカルチャーに傾倒し、25歳でサーフィンを始める。趣味が高じて、約15年前に脱サラし’70sスタイルのサーフショップ「HOLY SMOKE」をオープン。サーフィン以外に、ヴィンテージカーや釣りにも造詣が深く、一度ハマった趣味はとことん追求するタイプ。

 

 

■取材協力

HOLY SMOKE

神奈川県横浜市青葉区荏田町305-2

TEL:045-914-5573

営業時間:12:00〜20:00(月〜金)、11:00〜20:00(土日)

休み:無休

 

 

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企画・編集協力:枻(エイ)出版社

文:金原悠太(Yuta Kinpara)

写真:百々智広(Tomohiro Momo)



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Funmee!!編集部

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