【8月の特集/アウトドア】SNSでしか買えない?!ヘキサテーブル誕生秘話

おしゃれキャンパーなら、一度はインスタグラムで見たことがある六角形のあのテーブル。


インスタグラム上では、ヘキサテーブルと呼ばれていますが正式名称はウッデンファイヤーテーブルというんです。


今回は大人気のこのテーブルの誕生秘話について、生みの親・大熊規文さんにお話をうかがいました!



軽くて、便利。そんな焚き火用のテーブルが欲しかった!

通称ヘキサテーブルの生みの親、大熊さん

 出典  Funmee!!編集部


ごく一部の実店舗での取り扱いを除くと、Instagramか、Facebookからでしか注文することができない。それでも注文依頼が殺到し続ける、ウッデンファイヤーテーブルの人気ぶり。この売れ行きについて、当事者である大熊さんはどのように思っているでしょう。


「どうやら、よくネット上で“ヘキサテーブル”と呼ばれていますが、実はそれって、ブランド名でもなければ、商品名ですらもないんですよね(笑)。でも、僕が思うに、重要なのは呼び名なんかじゃなくて、楽しんで使ってもらえること。だって、このテーブルを自作したばかりの頃は、欲しいと言ってくれた人たちに、ステッカーと交換したり、タダで配っていたもので、まさかこんなに売れるなんて思いもしなかった(笑)」



持ち運びしやすいことも人気の理由!

 出典  Funmee!!編集部


今では室内でインテリアとして使う人たちも増えたそうですが、商品名からも分かるように、ウッデンファイヤーテーブルはそもそも焚き火をするために作られたプロダクトです。


「一般的に焚き火用のテーブルは鉄製だから、重くて持ち運びしにくいのが難点。僕もそこに不満を感じていて、組み立て式のもっと軽いテーブルが欲しいと思ったのが、すべての始まりでした」



おしゃれキャンパーたちの心を鷲掴みにする理由

メインの焚き火テーブル「ヘキ男」

 出典  Funmee!!編集部


ひと目でそれとわかるヘキサゴンの天板のカタチには、ちゃんとした理由があります。


「そこはすごくこだわっています。はじめは丸い天板を考えてみたところ、余分にスペースをとってしまうことに気づいて、すぐにボツ(笑)。また四角の場合だと、対面する向きが限定されてしまう点が不適切だと感じました。そこで合理性を追求した結果、辿り着いた答えが六角形の天板でした」


寸法や組み立てにも同じことが言え、実用にとことんこだわっているそうです。


「木製の焚き火用のテーブルを作るとなると、使うシチュエーションを踏まえた“高さの設定”が非常に重要でした。天板のサイズや脚の数も、すべて使いやすさを第一に考えています」



「ヘキ男」の中央に「ヘキ子」を置くとこうなる

 出典  Funmee!!編集部


思わず笑いがこみ上げてしまう、ユニークな商品名も魅力的です。


「はじめに思いついたのが、6ピースの天板と3ピースの足を組み立てて使う、焚き火テーブルの『ヘキ男』でした。パズルのようなピースの構造で誰でも簡単に組み立てられる。次に作ったのが、モノポールテントのメインポールをはさむ形で設置する『ヘキ子』。『ヘキ男』の内側に置くと、大きなテーブルとして組み合わせることができます。バックパックに収納できる『ヘキ太郎』は、ソロキャンプやバイクでキャンプへ行く人にもおすすめ。このほかに、高級素材のゼブラウッドを使用した『しま次郎』のシリーズがあります」



仕事も遊びも真剣だから、人の輪が広がる!


大熊さんの本業は店舗の内装業。埼玉県川口市にある本社兼工場は国内屈指の設備が整い、ウッデンファイヤーテーブルにはそこで培ったノウハウが随所に活かされています。そう、優れたアイディアを実現するためには、高度な“技術”が不可欠なのです。


「ぶっちゃけ言うと、ウチだからこの価格で出せますが、他でやったらまず採算が合わない。だから仮に図面を見て、作り方やデザインをコピーしたとしても、コスパまで真似することはできないという自信がある。この前、テーブルを購入してくださったとある有名な企業の社長から、通販などおこなわず、SNSでしか注文を受けないことに対して、『もっと、真剣にビジネスを取り組まないとダメだ!』とアドバイスをいただいたんですが、僕はブランドの規模感などあらゆる意味から、今のままのスタンスで十分だと思っています」



精魂込めた仕上げだから自然と愛着が湧くモノに

 出典  Funmee!!編集部


経営者である以上、ビジネスを度外視するつもりは毛頭ないけれど、キャンプをこよなく愛する者として、それ以上に大切なことがあると、大熊さんはアツく語ります。


「そもそもこのテーブルは、僕が焚き火を楽しむために趣味で作ったものだし、キャンプ仲間たちとのコミュニケーションツールであることが大前提。『六角祭』というイベントをはじめたのも、その延長線上の話だったりするわけです。SNSの情報から商品が一人歩きしてくれたこともプラスに捉えていて、キャンプでもインドアでも、使い方はその人の自由。とことん楽しんで使ってもらえると嬉しいですね」



ヘキサテーブルの写真満載! 大熊さんのインスタグラムはこちら。 【8月の特集/アウトドア】おしゃれキャンパーたちが「六角祭」を愛するワケ


■プロフィール

大熊規文さん

福岡県・北九州市出身。実家は家具の卸業を営む。2005年に上京。いくつかの会社勤務を経て、2011年に独立し、株式会社ビッグベアーを設立。キャンプ好きが高じて、2015年から焚き火用のテーブル作りを開始。自身が主催する「六角祭」も話題に。グローバルな企業を目指し、家具の本場イタリアへのリサーチなど奔走する日々を送る。


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文:戸叶庸之(Tsuneyuki Tokano)

写真:鳥居健次郎(Kenjiro Torii)



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Funmee!!編集部

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