人生初レース! 戦国ヒルクライムは地獄絵図でござった! の巻
ロードバイク
【アラフォーからのロードバイク】︎

人生初レース! 戦国ヒルクライムは地獄絵図でござった! の巻


Funmee!!がこの夏にお届けしている新連載、「アラフォーからのロードバイク」では、45歳(もはやアラフィフ!?)ののん太がロードバイクにドハマリして行く様子を生々しくお伝えしています。

 

今回は、ヒルクライムに憧れていたのん太がついに参戦した、人生初のレース出場を実況レポートです! さて、群雄割拠の戦乱でのん太はどのように戦ったのでしょうか!?



四十にして惑わず。ドMロードを行く!


どうも! ロードバイクが楽しくて楽しくてしかたがないのん太です。

 

ロードバイクにハマって2カ月半。これまで約1,000km走って気づいたのは、「素質はないけど、坂が好き!」という自身のドM気質(笑)

 

 で、目にとまったのが、7月22日(日)に、甲斐の国(山梨県)韮崎・甘利山で開催の「戦国ヒルクライム」。



 出典  般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン

標高差1,138m、走行距離11.7km、平均勾配9.7%と、見るからにキツそうなレース。しかもイベント名が戦国ときてる。

 

こりゃあ行くっきゃない!(゚∀゚)

 

もうですね、脊椎反射的に申し込みました。オレが求めていたものが、きっとここにある、と!



コースはこちら。

見るからに辛そうである♡



人生初のレース参戦で心臓バクバク

中央道の甲府昭和ICから車で30分弱。早朝5:30過ぎに会場の駐車場に到着。すでに結構な人が集まっている。

 

Σ(゚Д゚)

 

み、みんなローラー台をこいでいる…… ほ、本気だ! みんな本気だ!

 

ようやくここで僕は気づきます。このイベントは、日本最高峰の坂バカが集まる、文字通り合戦なのだと! 会場には、殺るか殺られるか、張り詰めた空気が流れています(まあみんなニコやかで気さくな人たちばかりですけどw)

 


この日のために購入した自撮り棒と記念ジャージで必死に笑顔で記念撮影! GEKI-ZAKA BATTLEの記念ジャージも購入して着用♬
 出典  Funmee!!編集部
この日のために購入した自撮り棒と記念ジャージで必死に笑顔で記念撮影! GEKI-ZAKA BATTLEの記念ジャージも購入して着用♬

そのとき、戦国時代からタイムスリップをしてきたかのようなお隣さんが目に入る。

 

「殿ではございませぬか!」

 出典  Funmee!!編集部

「おう。」

 


「背中に矢が刺さってますが大丈夫なんすか!」

 出典  Funmee!!編集部

「大丈夫じゃ。」



と、まあ、戦国文脈を楽しむ余裕のある方々も多い。



ちなみにメインカットにも登場していただいたこの殿、口に刀をくわえて出陣してました……

スタート前は、韮崎工業高校の皆さんによる太鼓演舞が披露される
 出典  Funmee!!編集部
スタート前は、韮崎工業高校の皆さんによる太鼓演舞が披露される

戦国っぽい!

 

そして7:50、出走前のライダーズミーティングが始まります。

 

みんな早そう!(全員、ふくらはぎが尋常じゃないw)

 出典  Funmee!!編集部

後ろにもこんなに。

 

(゚A゚;)ゴクリ

 出典  Funmee!!編集部

3分ずつ、グループに分かれて出走開始。最初はタイムトライアルに含まれないパレード走行で4.8kmほど走ります。


「皆の者、いざ」と表示された電光掲示板が、タイムトライアルの開始ポイント。

 


 出典  Funmee!!編集部

出陣じゃー!

 

 

おおー! すごい!


なんて感動している場合ではない。パレード走行なのに獲得標高はすでに506m。この時点でだいぶ疲れている(笑)

 


しかも、歴史上稀に見る酷暑。汗がドバドバ出てくる。そんな状況下で、皆さん、ガツンガツン登っていく。モーターかエンジンがついてるんじゃ? というくらい、早い。

 

……まずいところに来てしまったようだ。



初っ端で心が折れる

甘利山。名前は甘いけど、甘くない。聞いていたけど、こ・れ・は、キツい。特に前半。斜度10~13.5%の激坂は百歩譲って良いとしよう。

僕じゃなくてスターな武将でさえこんな感じ!
 出典  一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン
僕じゃなくてスターな武将でさえこんな感じ!

でも、ずっと続くのだ! たまに5%くらいの休憩ポイントがあれば一息つけるんだけど、ない。皆無!


ずっと10~13.5%。カーブを曲がっても、直線を走りきっても、次のカーブを曲がっても、永遠と続く終わりのない絶望感。

こちらも速い武将たち。 カーブを曲がっても、直線を走りきっても、次のカーブを曲がっても、永遠と続く終わりのない絶望感を、彼らも感じていたのかな……
 出典  一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン
こちらも速い武将たち。 カーブを曲がっても、直線を走りきっても、次のカーブを曲がっても、永遠と続く終わりのない絶望感を、彼らも感じていたのかな……

心拍数はずっと180~190。足ついちゃおうかな……。降りて歩いている人がいる。俺も歩いちゃおうかな……なんてことが頭をぐるぐる回ります。


サイコンを見ると、時間は10:00を過ぎている。確か10:40から下山を開始すると聞いていた気が……。となると、このままのペースだとリタイアになっちゃうんじゃね?!

 

背中のポケットに入れてあったMag-on(エナジージェル)を一気飲みして、ペースアップ! 


オラオラオラオラー!(時速6~7kmだけどw)


ゴール直前の様子。もう命からがら。皆さんの声援の拍手がありがたかった!
 出典  一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン
ゴール直前の様子。もう命からがら。皆さんの声援の拍手がありがたかった!

なんとかかんとか、制限時間内で完走! 今回の目標はなんとか達成したぞー!



頂上はすでに先着者でごったがえしている。きっとオレ、ほぼ最下位なんだろうな(´;ω;`)ウッ… 
 出典  Funmee!!編集部
頂上はすでに先着者でごったがえしている。きっとオレ、ほぼ最下位なんだろうな(´;ω;`)ウッ… 

頂上で振る舞われていた無料のかき氷とバナナを食べながら、しばしボーッとする。

 

オレ、走りきったんだな……(しみじみ)

 

 

最後に、記念ジャージ着用者だけの記念撮影会。期せずしてセンターw


 出典  Funmee!!編集部

サイコンの記録。

 出典  Funmee!!編集部

心拍数がヤバい(笑)

 

出走者は全部で500人弱。僕は40~49歳の部で、145人との戦い。うち11人は出走しなかった(来なかった)みたいだから、敵の数は実質134人。

 

気になる順位は……。

 出典  Funmee!!編集部

134人中、130位ィィィ!!!!


 

いや~。実に清々しい。

 

仕事としてマーケティングを20年やってきて、この歳(45歳)で会社の経営とかやってますとね、下から数えた方が早いポジションで仕事をすることが少なくなるわけです。

 

でも、ロードバイクでは、下から4番目。ぜんぜんだめ。駆け出しの洟垂れ小僧。これが良い。とっても新鮮。たいした仕事ができなかった、20代の若者時代に返ったかのような感覚。

 

ああ、オレはまだ「これから」なんだな。「これから」があるんだな。

 

順位が低かったことの自己肯定なのか、疲労からきた一時的混乱なのかわかりませんが、参加して本当に良かったと心から思ったのでした。

 


 出典  一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン

戦国ヒルクライム。

 

他のヒルクライムレースに参加したことがないので、比較はできませんが、でも、このレースは間違いなく全国の熱い坂バカたちが、文字通り命をかけて勝負するにふさわしい戦場だと思います。

 

腕(脚)に自身のある戦国の猛者たちよ、2019年の夏の陣でお会い致そう!

ヒルクライムのタイムアップのためのノウハウをまとめた一冊。難しいと言われるダンシングの方法や臀筋を使った理想的なペダリングなどのライディングスキルから、ヒルクライムのためのパワートレーニングまで。さらにヒルクライムコースガイドもまとめています。来年の戦国ヒルクライムのためにぜひ目を通しておきたい!


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文:のん太

メインカット提供:一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン

ロードバイク
2018年8月14日
Funmee!!編集部
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