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いきなり辰ちゃん! 大物狙いの海釣り、シーバスのルアーフィッシング。
【釣りに夢中!】︎

いきなり辰ちゃん! 大物狙いの海釣り、シーバスのルアーフィッシング。


海のルアーフィッシングで最も身近な大物、シーバス(スズキ)。平均50cm、大きければ1m近い大物がヒットし、強い引きを味わわせてくれます。

 

シーバスはサーフ(砂浜)をはじめ、港湾や河川、磯と生息範囲が広く、陸から竿を振るオカッパリや、ウェーダーを着て浅瀬や岸辺で釣るほか、ボートでも狙えるなど、攻め方も多彩です。ここでは手軽さから人気の港湾部(ベイアエリア)のオカッパリと、乗合船のジギングでのシーバス釣りを紹介しましょう。



食欲旺盛で、春〜秋に陸から釣れるシーバス

シーバスことスズキ。小魚やエビなど旺盛な食欲で捕食するフィッシュイーター
 出典  Adobe Stock
シーバスことスズキ。小魚やエビなど旺盛な食欲で捕食するフィッシュイーター


シーバスは東北から九州まで広範囲に生息する魚で、和名はスズキ。成長に応じて40cmまでをセイゴ、60cmまでをフッコ、それ以上をスズキと呼ぶ出世魚ですが、ルアーフィッシングでは大きさに関わらずシーバスと呼びます。

 

生態は地域によって多少異なりますが、大まかに言うと冬は深い場所にいて早春2月頃から徐々に浅場に移動、春から夏を湾内や河川で過ごした後、晩秋に再び深場へと戻り、大型は産卵場へ、中型魚と小型魚は越冬場所で大きな群れを形成します。したがって、港湾の護岸や防波堤で釣りやすいのは早春から秋までのシーズンということになります。

 

食性はイワシ、ボラなどの小魚とエビ類、ゴカイを主食に、大小さまざまなエサを捕食しています。またこれらは、ルアーの大きさや泳層を選ぶ際の重要なヒントになります。



ロッドは8フィート前後が最適


港湾でシーバスを釣るためのロッドは、7~8.5フィート(2.1~2.5m)の長さで20gまでのルアーをキャストできるものが標準になります。サーフや河川など自分の足場から水面が近いときには7フィートのロッド、背の高い堤防や磯など水面が遠いときには長めのロッドを選ぶと取り回しが楽です。



「レイジー 76ML」

 提供  Daiwa


海面に近く、比較的足場の良い護岸や河川内のポイントでは、軽快に釣り歩ける7フィートクラスがよいでしょう。ダイワのシーバス向けロッド「レイジー 76ML」は取り回しもしやすくおすすめ。また、ベイトタイプよりスピニングタイプを選ぶほうが、幅広いルアーに対応できます。

 

全長:7.5フィート(2.29m)

継数:2本

仕舞寸法:119cm

ルアーウエイト:7-35g

ライン:8-16lb



「ディアルーナS86L」

 提供  SHIMANO


足場が高く、海面まで距離があるポイントでは、少し長めのロッドを使い、足元まできっちりルアーを引ききることが大切です。とはいえ、あまり長すぎると竿を振るスペースが取れないなどの問題も出てきます。そこでシマノの「ディアルーナS86L」は全長8.5フィートで使いやすいひと振りです。


全長:8.5フィート(2.59m)

継数:2本

仕舞寸法:133.3cm

ルアーウエイト:5-25g

ライン:8-16lb



ラインはナイロンの10lb(2.5号)


使うラインの種類と太さによってリールの大きさが決まるため、リールを選ぶ前にラインを決めましょう。

 

ラインには大きく分けてナイロンとPEがあり、現在は細くて強いPEラインが主流です。ただPEはその先にリーダーと呼ばれる糸を結びつけなければならないため、初心者にはややハードルが高いと言えます。ナイロンラインはPEに比べると感度や耐久性では劣りますが、汎用性が高く扱いも簡単で、初めての人でもすぐに使いこなせるという特徴があります。

 


ナイロンライン「バリバス ソルトウォーター VEP」

 提供  モーリス


シーバスを初めて釣るならラインはナイロン製がおすすめ。軽いルアーもキャストできるしなやかさと、大きなシーバスがヒットしても切られない強さを求めると、太さは10lb(2.5号)、もしくは12lb(3号)を選んでおくのが無難です。

 


慣れてきたらPEラインにも挑戦


シーバス釣りに慣れてきたらPEラインを使ってみましょう。PEラインは細くて強い糸のため、シーバスから見つかりにくい特徴を持ち、先端に「ショックリーダー」と呼ばれるナイロンなどでできた別の糸を結びつけて使います。これは、より伸縮性の高いナイロンなどのラインを結びつけることで、急激な衝撃をやわらげ、フッキングミスを軽減するためです。PEラインとショックリーダーを繋ぐ結び方は、強いものや簡単なものなど多彩にあるので、PEラインを使うならいくつか覚えなければなりません。



PEライン「バリバス アバニ シーバスPE マックスパワー」

 提供  モーリス


「バリバス アバニ シーバスPE マックスパワー」は初心者を卒業したあとにおすすめのラインです。糸表面にされたコーティングによってロッドのガイド擦れによる糸鳴りを軽減し、糸絡みなどキャスティング時のトラブルも減らしてくれるので、より集中してシーバスとのやりとりを楽しめます。



リールは3000番クラスが万能


リールはスピニングタイプで、サイズは3000番が万能です。リールを選ぶ基準は海水対応の防錆性能があり、使用するラインを150mほど巻き込めるもの。このふたつを満たしていることが最低条件です。そのうえでハンドルが滑らかであればなお良いでしょう。また、リールには巻き取り速度の速いもの(ハイギア)と遅いもの(ローギア)があり、釣り方に応じて使い分けますが、最初の一台はノーマル、またはハイギアタイプがおすすめです。



おすすめのリール「アルテグラ」

アルテグラ C3000
 提供  SHIMANO
アルテグラ C3000


耐久性のある金属製のギアや、海水対応のベアリングをはじめ、価格帯以上の性能を持つ人気機種。3000番はナイロンの12lb(3号)が150m入る容量があり、根掛かりなどでラインをカットしても釣りを続ける余裕があります。

 

アルテグラC3000HG

ギア比:6.0

自重:240g

ナイロン糸巻量(号-m):2.5-180、3-150、4-100

最大巻上長(cm/ハンドル1回転):88



ルアーはミノープラグが主役


シーバスの主食は小魚やエビ、ゴカイです。このなかで季節や場所を問わず最も多く捕食しているのが小魚、いわゆるベイトフィッシュです。ベイトフィッシュにはイワシ、ボラ、サッパなどの海の魚と、フナ、アユなど川の魚、それにハゼ、ヒイラギといった汽水の魚がいます。時には20~30cmもあるコノシロなどを喰っていることもありますが、港湾部のゲームでメインとなるのは10cm前後の小魚です。

 

ルアーを選ぶ際の基準は、シーバスが食べているであろう小魚に形やサイズを近づけること。イワシやアユならスリムなシルエット、フナやヒイラギなら偏平な形をしたルアーという具合です。

 

また、その小魚がどの水深にいるのかも、ルアー選びの大切な要素です。ここでは水面、中層、底と分けて紹介します。



①水面を釣るためのルアー


シーバスが小魚を水面で追い回しているときは、トップウォータープラグが効果的です。とくにペンシルベイトと呼ばれるタイプはよく飛び、動きも良く、人気・実績ともに高いルアーです。



おすすめのトップウォータープラグ「モアザン ソルトペンシル95F」

モアザン ソルトペンシル95F 3Dイナッ子。95mm、9.2g
 提供  Daiwa
モアザン ソルトペンシル95F 3Dイナッ子。95mm、9.2g


シーバスゲームの初期から使われてきた定番中の定番。ペンシルベイトの動きにポッパーの泡や音も加えてシーバスを誘います。95mmというサイズも港湾のベイトフィッシュにベストマッチです。

 


②中層を釣るためのルアー


シーバスが水中の小魚を喰っているときは、各種ミノープラグが活躍します。各種と書いたのは、ミノープラグには浮くもの、沈むもの、リール操作によって深く潜るものなどいろいろなタイプがあるからです。そのなかでひとつを選ぶなら、シンキング(水に沈む)タイプのものがベターです。シンキングタイプは重さがあるため風が強いときでも投げやすく、シーバスがどの水深にいても対応しやすい特徴があります。まずはこのタイプを使って広い範囲を探ってみましょう。サイズは7~11cmをよく使います。



おすすめのミノープラグ「シーバスハンターIII 90S」

シーバスハンターIII 90S レーザーマイワシ。90mm、10g、シンキング
 提供  Daiwa
シーバスハンターIII 90S レーザーマイワシ。90mm、10g、シンキング


トップウォータープラグ同様、サイズは9cmがベストマッチ。シーバスゲームではミノーをゆっくり泳がせることが多いので、スローに巻いてもよく泳ぐルアーがおすすめです。シーバスハンターIII 90Sはシンキングタイプ。リールを巻くことで50〜100cm程度沈むアクションを起こせます。



③底を釣るためのルアー


水温が急激に変化したときや、ハゼなどの小魚を喰っている場合は、ミノープラグよりさらに深い場所を引けるルアーが必要になります。そこで登場するのがバイブレーションプラグです。バイブレーションプラグはよく飛び速く沈むので、深いレンジの攻略に適していますが、着水後の沈め加減によっては表層や中層を引くこともできる万能ルアーです。



おすすめプラグ「モアザン リアルスティール」、「シーバスハンターバイブ」

モアザン リアルスティール モアザンイワシ。60mm、18g
 提供  Daiwa
モアザン リアルスティール モアザンイワシ。60mm、18g
シーバスハンターバイブ 70S 不夜城。70mm、14g
 提供  Daiwa
シーバスハンターバイブ 70S 不夜城。70mm、14g


鉄板タイプと呼ばれるバイブレーションは空気抵抗が小さく、シルエットも細身で食わせやすいルアーです。フナやヒイラギなどをイメージするときは、プラスチックボディでより偏平なバイブレーションプラグを選びます。



乗合船のジギングもおすすめ

乗合船からシーバスを狙う
 提供  雑誌「ソルトワールド」
乗合船からシーバスを狙う


東京湾などで冬に乗合船でシーバスを釣ることもできます。岸からは届かない沖のポイントに行くことが出来、釣り方もメタルジグを沈めてしゃくるだけと簡単で、手堅く釣果を得られるとあって多くの釣り人でにぎわいます。

 

オカッパリで使うミノープラグとは異なり、メタルジグを使うため、オカッパリとは異なる構成になります。これらの乗合船を手配している船宿へ相談すると、レンタル釣り具を用意しているところもあるので、最初はレンタルするのもいいでしょう。




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文:高橋大河(Taiga Takahashi)

メイン写真提供:雑誌「ソルトワールド」



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2018年8月8日
Funmee!!編集部
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