【趣味人ジドウシャ部:番外編】モンキーを集め続けるショップが語る、リミテッドモデルの魅力


クルマの新旧や機能だけでなく、趣味性の高いクルマ、さまざまな趣味への汎用性が高いクルマを紹介する連載「趣味人ジドウシャ部」。番外編として、ホンダの50ccレジャーモデル「モンキー」をご紹介します。


今年で発売50周年を迎えるモンキーは、自動車排気ガス規制の強化に伴い生産終了が発表されましたが、その趣味性が高さから多くのファンが存在します。


今回は、モンキーを多く取り扱っているバイクショップ「PeaceS(ピース)」で、その魅力を教えてもらいました。



扱いやすいエンジンと、小柄で愛らしいデザインが魅力!

80年代の人気モデルのカラーをまとったモデルで、左はCBX400Fのツートンカラーを施された2003年式モンキースペシャル。右はCB1100Rのイメージカラーを施した2002年式モンキースペシャル

 出典  Funmee!!編集部


ホンダ製50ccレジャーバイク「モンキー」は、1967年に登場し、静粛性や経済性に優れた49cc空冷4サイクルOHC単気筒エンジン、ハンドルやシートを折りたためばクルマのトランクに積めるというユニークな仕様、小柄で愛らしいルックスなどが好評で、幅広い世代に支持されてきました。

カーショップでメカニックとして働いていた川嶋さん。好きなバイクを仕事にするために2003年に独立し、現在のショップをオープン。幅広い車種を扱っています

 出典  Funmee!!編集部


「PeaceS(ピース)」の代表の川嶋豊さんもモンキーの生産終了を惜しむ愛好家の一人。


16歳の頃に原付免許を取得し、モンキーの兄貴分モデルといわれる「ゴリラ」を所有したのがキッカケで、モンキーやゴリラなどのレジャーバイクが好きになったそう。今では自分でも所有しているほか、ショップでもヴィンテージリミテッドモデルを数多く扱っています。


まるで1/1プラモデル。毎日が楽しくなる乗り物!


「高校生の頃は足として原付バイクに乗るのが普通でした。クルマに乗るようになると手放してしまいましたが、バイクに関わる仕事をするようになって、また乗りたくなったんです」


乗り心地や積載性など、実用性では一般的なバイクに劣る面もあるものの、モンキーには他のモデルにはないレジャーバイクとしての楽しさにあふれているんだとか。


「走るのはもちろんですが、集めたり、イジったりするのも楽しいんです。よく“1/1プラモデル”といわれますが、まさにその通りだと思います」



1998年式Z50JSをベースに、CD90用エンジンに換装した『羊の皮を被った狼』仕様。POSH製レーシングIGコイルやレーシングCDIスーパーバトルのほか、デイトナ製スクランブラーマフラー、シフトアップ製6cmロングスイングアームなど

 出典  Funmee!!編集部


現在所有している1998年式モンキーZ50Jは4代目。パワーユニットはホンダCD90用の85ccエンジンに換装し、前後の足まわりや吸排気系など、細かなディテールにもこだわってカスタマイズしています。ただし、モンキーらしい純正のスタイルを損なわないことがこだわりだそう。


「いろいろイジりたおしますが、結局はノーマルのカタチが一番好きなんです。お店で販売するために、集めて並べるのも楽しい。全部のモデルを集めると大変なので限定モデルのノーマルを中心にコツコツと集めています」



ついつい集めたくなってしまう、リミテッドモデルたち

往年の名車、ドリームCB750 FOURのイメージカラーを装ったモンキースペシャルは2002年11月30日に販売された。写真の車両は初年度登録2003年

 出典  Funmee!!編集部


日本のバイク黄金期といわれる'70〜'80年代の国産絶版車がズラリと並ぶ店内の一角に、コツコツと集められたモンキーを展示。カラーや仕様など特別に設定されたリミテッドエディションが中心です。レアな'70年代のリジッドフレーム(リアサスペンションが装着されていないフレーム)のモンキーもストックされています。



ゴールドモンキーの愛称で親しまれるリミテッドモデル。左は1984年式Z50JF-7Lのバッテリー6V仕様のフルノーマル。右は1996年式Z50JT-7YAの12V仕様で、前後フェンダーやタンク、サイドカバーは社外新品

 出典  Funmee!!編集部


「モンキーは長い間生産されているので、本気で集め出したらキリがない。でも、限定モデルは“いつでも手に入るものではない”って思うとついショップに置きたくなってしまいますね(笑)」



1984年に5000台限定で発売された初代ゴールドモンキーのタンク。他にハンドル、フェンダー、フォーク、マフラープロテクターなどもゴールドにメッキされていた

 出典  Funmee!!編集部


「最近ではあまり市場に出てこなくなってしまったので、限定車はかなり希少です。カスタムするのも楽しいバイクですが、できればノーマルに戻せるカタチで大切に長く乗って欲しいですね」


今年の8月末で、生産が終了してしまったモンキーですが、ファンたちの愛はこれからもずっと続いていきそうです。




■取材・撮影協力

カー&バイク トータル エンジニアリング PeaceS(ピース)

国産絶版車を中心に、車両販売、買取、点検、整備、車検、修理、レストア、カスタムなど幅広く対応。丁寧かつ親切なサービスで、地元のバイクユーザーに指示されている街のバイク屋さん的存在。


東京都あきる野市草花1501-2

TEL:042-550-6061

営業時間:10:00〜19:30

休み:水曜



===

文:守田二草(Tsugusa Morita)

写真:伊勢悟(Satoru Ise)



最新情報はこちらから フォローやいいね!をして最新情報を受け取ろう

Funmee!!編集部

Funmee!!編集部

TOP