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「速く、美しく」をカタチにする名門、ピナレロ
【ロードバイクが気になる!】︎

「速く、美しく」をカタチにする名門、ピナレロ


数ある自転車メーカーのなかでも、美しいフレームとグラフィックのスタイリングをもち、「華やか」という言葉が最も似合うのが「PINARELLO(ピナレロ)」。レースとともに歩んできた歴史も輝かしく、近年は世界トップクラスの「チーム スカイ」をサポート。性能においても確かな実績を残しているブランドです。



昔も今もレースで勝ち星を重ねる常勝ブランド

創業者故ジョバンニ・ピナレロ(右)と、ジョバンニの長男で現社長のファウスト・ピナレロ(左)※2004年頃撮影
 提供  ピナレロジャパン
創業者故ジョバンニ・ピナレロ(右)と、ジョバンニの長男で現社長のファウスト・ピナレロ(左)※2004年頃撮影


ピナレロの創業は1953年。ロードレース選手だった故ジョバンニ・ピナレロが、イタリアのトレヴィーゾで興しました。1960年からプロ選手のサポートを行い、イタリアの自転車界をけん引するレーシングブランドとして、長年愛多くのファンに愛されてきました。世界三大ツール(ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャ)すべてのウイナーズバイクにも輝いています。



ピナレロがサポートしている「チーム スカイ」はブラッドリー・ウィギンスをはじめ、クリストファー・フルームなど多くの強豪選手を輩出
 提供  ピナレロジャパン
ピナレロがサポートしている「チーム スカイ」はブラッドリー・ウィギンスをはじめ、クリストファー・フルームなど多くの強豪選手を輩出


最近、自転車に興味を持ち始めた方には、2010年からサポートを続けている「チーム スカイ」の活躍が有名かもしれません。毎年、先に述べた三大ツールを含むトップカテゴリーのレースで勝ち星をあげています。ロードレース界は2000年代に入ってからアメリカンブランドが勢いを増してきましたが、これを「ピナレロが迎え撃つ」という図式で、ハイエンドモデルの開発競争を盛り上げています。

 

選手たちが乗るピナレロのバイクは、スペシャルなグラフィックをまとった特別モデルとして時々リリースされています。



クリストファー・フルームがジロ・デ・イタリアでマリアローザ(総合優勝)を獲得した際のメモリアルモデル。マリアローザは淡いピンク色のジャージであることから、その色をモチーフにペイント。車両は2019年のハイエンドモデル、ドグマF10
 提供  ピナレロジャパン
クリストファー・フルームがジロ・デ・イタリアでマリアローザ(総合優勝)を獲得した際のメモリアルモデル。マリアローザは淡いピンク色のジャージであることから、その色をモチーフにペイント。車両は2019年のハイエンドモデル、ドグマF10

機能とデザインが融合した巧みな作り


ピナレロはレースで培ったノウハウを市販モデルにフィードバックするという手法を、非常に大切にしてきたブランドです。

 

ピナレロの特徴的なポイントといえば、「ONDA(オンダ)」フォークでしょう。オンダはピナレロ傘下の会社で、緩やかな曲線を描いてタイヤ中心まで伸びていくような造形のフォークを開発しました(種類はいくつかあります)。もともと車両の剛性と安定性の向上を目指して行われたものですが、これまでのバイクにはデザインで、多くの人の目を釘付けにしました。




波打つような緩やかなカーブを描くオンダフォーク
 提供  ピナレロジャパン
波打つような緩やかなカーブを描くオンダフォーク


また、フレームにも工夫があります。自転車は車体の右側にドライブトレイン(クランクやチェーン、リアスプロケット)などを装着しています。そのため、ライダーがペダルを踏むと車体は左側よりも右側にかかる力が大きくなります。ここに着目したピナレロは、フレームをアシンメトリック(左右非対称)にした造形を採用しています。

 

いずれも「速さ」と「乗り心地」を追求して生まれたものです。これがピナレロの手にかかると、見た瞬間に「はっ」とするような華やかなバイクに仕上がるから不思議です。もし自転車店で見つけたら、この巧みな造形を細部までチェックしましょう。



ラザ

 提供  ピナレロジャパン


エントリー層に向けたカーボンフレームモデル。オンダフォークのウネウネした造形&左右非対称のフレームによる、しっとした剛性感と安定感のある乗り味をリーズナブルな価格で楽しめます。写真は2019年モデル。

 

 

メーカー希望小売価格:243,000円(シマノ105Mix、税抜)

フレーム:ハイストレングス カーボン T600

フォーク:オンダ 2V ハイストレングス カーボンT600

メインコンポーネント:シマノ 105

変速段数:22スピード

ホイール:シマノ WH-RS100

重量:―kg



フレームは日本が誇る「東レ」のカーボン


カーボンフレームが全盛のロードバイクにおいて、ピナレロが10年以上前からパートナーシップを結んでいるのが日本の「東レ」です。「東レ」は世界最高のカーボン技術を持つ会社で、カーボンの進化にはスポーツ分野の声が重要と、ピナレロと共同で歩みを進めてきました。こういった信頼関係から生み出されるモデルは、カーボンの積層や厚みが細部にいたるところまで調整されていて、それぞれのコンセプトに合わせて剛性が最適化されています。



フレームのスペック表記に「T」の頭文字がつくものが、東レのカーボン。車種のコンセプトによって使い分けていて、「T」のあとにつく数字が大きいものほど剛性が高くなります
 提供  ピナレロジャパン
フレームのスペック表記に「T」の頭文字がつくものが、東レのカーボン。車種のコンセプトによって使い分けていて、「T」のあとにつく数字が大きいものほど剛性が高くなります

初心者からプロまで、誰もが楽しめるロードバイク


乗ってみればピナレロの良さはわかってもらえるーーこれは創業者である故ジョバンニ・ピナレロの跡を継いだ息子、ファウスト・ピナレロの考えです。彼自身もグランフォンドを楽しむ熱心なサイクリストであることから、乗る人のレベルに関係なく、誰もが楽しめるバイクを開発するという理念をもっています。

 

現在のピナレロには、プロ選手のレース用モデルであるドグマシリーズ、ホビーライダー向けの最高峰モデルであるプリンス、エントリー層からミドル層に向けた、ガン、ラザ、アングリル、プリマなどのラインナップを用意しています。



プリンス

 提供  ピナレロジャパン


グランツールを3連覇したドグマF10の技術を受けついだレーシングモデル。最新の空力性能を採用し、オールラウンドにライドを楽しみたい人向けに乗り味が調整されています。写真は2019年モデル。

 

メーカー希望小売価格:385,000円(シマノ105完成車、税抜)

フレーム:ハイストレングス カーボン T700

フォーク:オンダwithフォークフラップ ハイストレングス カーボンT700

メインコンポーネント:シマノ 105

変速段数:22スピード

ホイール:シマノ WH-RS100

重量:-kg



ガン

 提供  ピナレロジャパン


直線基調のエアロデザインを採用したカーボンエントリーモデル。軽さや剛性、強度はクラスを超えた実力をもち、トータルバランスに優れています。ラザと同じく、これからロードバイクを楽しみたい人にうってつけです。写真は2019年モデル。

 

メーカー希望小売価格:298,000円(シマノ105完成車、税抜)

フレーム:ハイストレングス カーボン T600

フォーク:オンダ F8 ハイストレングス カーボンT600

メインコンポーネント:シマノ 105

変速段数:22スピード

ホイール:シマノ WH-RS100

重量:-kg

 


アングリル

 提供  ピナレロジャパン


ピナレロ伝統のオンダフォークを採用した安定感のあるハンドリングを実現。直進安定性が高く、路面からのショックを吸収するフレーム設計で、ロングライドやグランフォンドに最適です。写真は2019年モデル。

 

メーカー希望小売価格:243,000円(シマノ105Mix完成車、税抜)

フレーム:ハイストレングス カーボン T600

フォーク:オンダ K ハイストレングス カーボンT600

メインコンポーネント:シマノ 105

変速段数:22スピード

ホイール:シマノ WH-RS100

重量:-kg



イタリアの名車ピナレロのハイエンドモデル、ドグマの4モデル比較や、ルック、スペシャライズド、トレック、ジャイアント、メリダといった2018年注目のロードバイク45車種を徹底的に分析、比較した一冊です。インプレッションライダーはシドニー五輪代表の鈴木雷太、北京五輪代表の宮澤崇史らが担当。自分にぴったりの一台を探しましょう!


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文:田中弾(Dan Tanaka)

メイン写真提供:ピナレロジャパン



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2018年9月5日
Funmee!!編集部
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